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公開日:2021年3月29日 更新日:2023年1月5日

【千住を盛り上げたいから

(株)オプティ 代表取締役社長 渡辺浩司さん

「大きなことはできないけど、千住地域のために自分にできることを何かしたい」。コロナ禍において、千住に活気を取り戻すチャレンジに取り組んだ(株)オプティ代表取締役 渡辺浩司さんは、照れくさそうに話す。

オプティはWEB制作やコンサルティング、プログラミング教室など多岐にわたって事業を行い、コロナの影響は他と比べ少なかった。それならばと、日ごろ仕事でお世話になっている千住のために、渡辺さんは立ち上がった。

特に影響があった飲食店を何とかしたい

テイクアウトOKポスター

2020年3月、千住は普段と様変わりしていた。人足も途絶え、飲食店からの悲鳴の声は渡辺さんにも寄せられた。店内での飲食が難しく、テイクアウト営業をとりあえず始めてみるものの、周知の仕方がわからず、お客様が来ないこともあった。

このままでは、千住の飲食店は生き残れない。テイクアウトのメニューがある飲食店を自分の足で回り、自社でデザインした「テイクアウトOK」ポスターを貼ってもらう活動を始めた。同時に、テイクアウトできるお店を集めたウェブサイトを4月3日に開設し、活動の輪も徐々に広まり69店舗集まった。掲載料など一切無料の試みである。「この活動で少しは力になれたかな」と渡辺さんは話す。

安心して千住で楽しんでもらう

店内消毒の様子

「乾杯!」。オープンと同時に満席になり、お酒好きに人気な居酒屋が数多くある千住。そんな魅力たっぷりな千住に安心して来てほしいと、コロナが少し落ち着いた7月には、「go to 1010(千住)」プロジェクトを開始。

まずは、接触感染対策として、手が触れやすい机や椅子などを医療機関で使用される「強酸化次亜塩素酸水」で除菌し、人体に無害なコーティング剤をナノレベルで吹きかけ、抗ウィルス・抗菌コーティング施工する「エコバリア」を、千住の10数店舗に無償で実施。その後も、希望する店舗には割安で実施した。

エコバリアのポップ

どこよりも感染症対策をしっかり

ポータブル手洗い機

プロジェクトは続き、2020年12月には「自分たちの街は自分たちで守る」のコンセプトのもと、地元信用金庫などの協力を得て、ほんちょう商店街と宿場町商店街の通り沿いに、ポータブル手洗い機10台を無償で提供した。飲食店に入る前にしっかりと手を洗うとことで、安心して飲食できる街、千住を目指す。また、この手洗い機は商店街を歩く人も自由に使うことができる。今後は、街のにぎわいを生み出すことも考え、椅子や机を置いて、屋外を有効利用する計画も考えている。

渡辺さんは「安全で安心して楽しめる千住を広めたい。この試みが他の地域に真似されるようになれば嬉しい」と話す。街のにぎわいは、人が集まり、交流することからうまれる。人が集まることは、街の活性化にもつながる。渡辺さんは取材中、頻繁に「活性化」という言葉を使っていた。渡辺さんには千住愛がある。その本気が、行動に現れている。コロナを乗り越えたら、千住はさらにワクワクする街になっているに違いないだろう。
 

DATA:(株)オプティ(足立区千住3-1川戸ビル1F)

https://opti.jp/

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