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公開日:2020年12月11日 更新日:2022年12月16日

「誰かがやらないと」

六木団地自治会の阿部義勝さん(左)と毛利留一会長(中央)と入江満さん(右)

 

新型コロナウイルスに感染すると重症化リスクが高いとされる高齢者。外出を控え、自宅に引きこもるようになる…。

引きこもりが続くことで、身体機能が低下し、認知症のリスクも危惧される中、「誰が住民のケアをするのか」。

見守りで動いた自治会があった。

みんなを元気づけた「六木団地自治会」

820世帯が住む大型団地。そのうちの9割を高齢者世帯が占める六木団地に「六木団地自治会」がある。「ホッとするご近所付き合い」を目指し、普段から住民の見守り活動や高齢者のふれあいの場「サロン絆」の活動などを精力的に行っている。

その自治会長を長年務める毛利さんは、団地の見守り活動の先頭に立ち、コロナ禍でも団地の旗振り役となった。

「元気だったか?大丈夫か?」

コロナの影響により、高齢者が集う「サロン絆」は活動を休止。参加者は自宅に引きこもるようになった。食料やトイレットペーパーなどの必要物資が近くのスーパーで品薄となる中、「団地に住むみんなは大丈夫か、不足している物資は確保できているのか」。毛利会長は心配で動かずにはいられなかった。

感染症予防対策を万全に行った上で、阿部副会長と2人で5カ月間にわたり、「サロン絆」の参加者24名の自宅を訪問。ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどを配付した。「元気だったか?大丈夫か?」と一軒一軒声をかけながら回った。「こんな時に来てくれてありがとう」など感謝の言葉をたくさんもらったそうだ。

さらなる活動を続ける

活動は一度だけにとどまらない。8月には、コロナと熱中症予防を呼び掛けるための注意喚起チラシと、区から配付された手ぬぐい、ウェットティッシュを全820世帯に配付した。自治会役員の協力を得て、継続して高齢者の見守り活動を続けている。

「民生委員の時から行っていることをしただけ」と毛利会長は話すが、「サロン絆」や自治会イベントなどがいまだにできない中、助け合いの活動により何人の住民が元気づけられたのだろうか。

高齢者が多く住む団地だからこそ、“遠くの家族より近くに住む団地住民”。みんなで助け合い、支え合っている。足立にはこんなに素敵な住民同士の輪があった。

 

DATA: 六木団地自治会

 

 

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