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公開日:2021年1月13日 更新日:2022年12月22日

【みんなの「思い」が集まった感謝の花火ボード】

JR北千住駅員 葛西智絵さん(左) 澤谷咲子さん(右)

「JR北千住駅の改札を入ったところに立てかけられた衝立の言葉が心に沁みました。………」。

そんな書き出しに始まるメールには、JR北千住駅で見かけたJR社員のメッセージがつづられていた。

新生活を迎えたお客様へのメッセージ

その後、JR北千住駅には「感謝の花火ボード」が設置され、今度は多くの駅利用客のメッセージがあふれました

コロナ禍、二つのメッセージに思いを託したJR北千住駅の澤谷さん、葛西さんにお話を伺いました。

様変わりした4月

毎年4月の高等学校の入学式の日には、北千住駅4駅(JR、メトロ、つくばエクスプレス、東武鉄道)で「おめでとうございます」の横断幕を持って、新入生をお祝いしていました。2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大により、中止になってしまいました。

また、この時期は定期券の新規発売が多く、目の回る忙しさだったものが、今年は非常に少なくなり、むしろ払い戻しのお客様が多くなりました。

新しい生活が始まる「ワクワク感」や「晴がましさ」が失われてしまったのです。

そこで、4月から新しい生活を始める人を応援しようと、ホワイトボードに手書きメッセージを出しました。それが皆様の心に届いたということでとてもうれしく思います。

頑張っている全ての人にメッセージを

5月になると、コロナ禍がますますひどくなり、昨年は1日100件近く受け付けていたお盆の帰省切符の販売が、今年は1~2件になってしまいました。

その時期、エッセンシャルワーカー※1への応援メッセージが多く発信されていましたが、他の人も頑張っているので、エッセンッシャルワーカー限定ではない、全ての人に向ってメッセージを発信できないかと考えました。

千住といえば「足立の花火」で、その当日は駅にとっても一大イベントで一番忙しい日なのに、それがなくなってしまった。イベントを思い出して、「来年は頑張ろうね」という気持ちもこめて「感謝の花火」という企画で、花火の形のメッセージカードに自分の気持ちを書き込んで、模造紙に貼っていただくことにしました。

メッセージカードやボールペンを消毒するなど、手間がかかるので、書いてくださる人が少ないのではと危惧していましたが、8月には2枚目を張り出したほど、たくさんのメッセージをいただきました。

※1「エッセンシャルワーカー」=主に医療、福祉、農業、小売・販売、通信、公共交通機関など人々が日常生活を送るために欠かせない仕事を担っている人のこと。

メッセージ

メッセージには多くの人の思いが

メッセージは大人からだけではなく、子どもからも多くよせられました。エッセンシャルワーカーや家族への感謝の気持ち、なかには七夕のようなお願いのメッセージもありました。

どれにも駅を使っている人の思いが集まっていると思えました。

インドネシア語のメッセージもあり、それを翻訳すると『インドネシア語なんて読めないだろう!でもみんな健康で!』とありました。

それには、インドネシア語を調べて『ありがとうございました』と回答しました。

 

インドネシア語で書かれたメッセージ

メッセージ

駅は街の「顔」

JR北千住駅は、駅は地域に出て行くための拠点や目的地でありたいと考えており、地域の情報を積極的に発信するとともに、街の魅力アップにつながる企画も検討しています。

駅がその街の顔だよということを考え、これからも色々とやっていきたいと思っています。

 

DATA: JR北千住駅(足立区千住旭町42-2) 

※上記インタビューは2020年8月に行いました。

 

 

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