ホーム > 区政情報 > 広報・報道 > シティプロモーション > 【もう読みましたか?】 あだちから新聞 > 【あだちから新聞インタビュー】 「休業中にプリンの商品開発」はれてまり工房&はれてまりカフェ

ここから本文です。

公開日:2020年11月19日 更新日:2020年11月19日

「休業中にプリンの商品開発」~あだちから新聞~

はれてまり工房 代表 植村昭雄さん&館長 佐藤裕佳さん

メイン画像

てまりがたくさん吊られた「はれてまり工房」で

来てもらえないなら出て行く

「運良く休みが取れた、と考えることにしました」。

千住エリアでいくつかの事業を展開する植村さんは、コロナ禍に直面した当初の気持ちをそう話す。

展開する飲食店も整骨院も、お客様に「来てもらう」ことが難しくなった。来てもらうことが無理なのであれば「出ていく」しかない。テイクアウト、ウーバーイーツ(デリバリ)などできることを始めながら、ぽっかり時間が空いた従業員たちと「一緒に考える」ことをスタートした。

てまりのファンを増やすために

東北出身の植村さんと佐藤さんが、東北のてまり文化を継承しようとする試みのひとつとして始めていた「はれてまり工房(旧:千寿てまり工房)」では、てまりを使ったアクセサリーなどの販売をはじめていたが、国内のつくり手がいなくなっていることから、縁があったラオスの女性たちの仕事を生み出すチャレンジを兼ね、ラオスでの生産もスタートしていた。

はれてまりピアス

人気のはれてまりピアス

しかし、オリンピックに向けてインバウンド需要を見込んで計画していたことがすべてストップ。マスクスタイルが定着し、女性がイアリングなどをつけなくなっている。生産しているラオスからの飛行機が飛ばない。国内でも、お店だけでなく、イベントやワークショップなどを通じての販売もできない。

「日本で消えそうになっているてまりの文化は、求める人が減れば、つくる人が減り、文化自体が消えてしまう。今はてまりのファンを増やすことを考えないといけない。だから私たちがてまりの総合商社になる」(佐藤さん)という熱い思いを、

「てまりを未来に連れていく」

という言葉に乗せて、発信を始めたばかりのタイミングだった。

てまり

実はてまりは東北だけでなく全国の農村の農閑期につくられたものだったが、平成5年に全国46ヶ所で確認できたてまりづくりが現在15ヶ所と、急激に減少しているという。その中では東北は、てまりが結婚式などの装飾でも使われるなど生活に密着しており今でも大事にされているのだそうだ。江戸四宿のひとつだった千住、東北からの玄関口として古くから東北の人や文化を受け入れてきた歴史のある千住で、縁あっててまりのプロジェクトを始めることになった佐藤さんと植村さん、そしてスタッフたちは、この期間にたくさん話し合い、いろいろな試作を重ねた。

そしてたどりついたひとつの戦略が「てまりのファンを増やす。そのために、てまりそのものだけでなく、てまりモチーフのデザインを売っていく」ということだった。

てまりモチーフのプリンというアイデア

「イベントやワークショップもできなくなり最初は途方に暮れたのですが、自粛と言われ行動制限されている今だからこそ、華やかな、気分があがるものが求められているはずだと考えました」(佐藤さん)。

プリン

SNSでてまり塗り絵の提供やてまりづくりキット(通販)などからスタートしつつ、てまりをモチーフにした「プリン」というアイデアが出てくる。というのもスイーツを得意とするはれてまりカフェ(旧:カフェPOSSO)のシェフがちょうど新しいプリンの開発に取り組んでおり、おいしいプリンが提供できるタイミングでもあったし、てまりのようにコロンと丸いかわいい瓶にも出会えた。つながる店舗であるカフェPOSSOとはれてまり工房が一緒にうまくいくwin-winのアイデアに皆が賛同、ロゴデザイン、パッケージデザインを考え、試作を繰り返し、「はれてまりプリン」の誕生となった。この企画をきっかけに、POSSOは「はれてまりカフェ」とネーミングを変更する。

プリン2

「はれてまりプリン」は7月1日~7日、北千住マルイの催事でお披露目となり、7日間でなんと1500個を売り上げた。「来てもらうのが難しいなら、出ていく」という植村さんの言葉通り、打って出た戦略が功を奏した。

見た目のかわいさももちろんだが、卵の風味が豊かな、甘さ控えめ、少し硬めの素朴な味わいのプリンに、ビターキャラメル、抹茶ピスタチオなど、ぜいたくソースがからんでとても美味しい。「足立区の手土産に育てたいと思ってるんです」とは植村さん。実は、はれてまりロゴの少女のイラストの中に「足立区」のかくしモチーフを忍ばせたのだそうだ。

ロゴ

はれてまりプリンは、はれてまりカフェ(旧:カフェPOSSO)で食べることができるほか、持ち帰りも可。

ウェルカムボード

 

DATA:はれてまりプリン1個420円(税別)はれてまりカフェ(旧:カフェPOSSO)で購入可(足立区千住東2-5-14/TEL03-5284-8232)

http://haretemari-patisserie.com/

 

 

 

こちらの記事も読まれています

 

お問い合わせ

シティプロモーション課
電話番号:03-3880-5803
ファクス:03-3880-5610
Eメール:city-pro@city.adachi.tokyo.jp

all