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公開日:2020年12月25日 更新日:2022年12月22日

「お花を通じて、笑顔と元気を届ける!」

Hanayue 店長 畔上有香さん(右)

千住の旧日光街道にある千住本町商店街。地元の人や大学生などが自転車や徒歩で行き交い、活気づく商店街の一角に、真っ白い漆喰が外壁の花屋「ハナユエ」がある。

「『お花』といつも仲良く、季節を感じ そして穏やかな毎日を過ごすこと」

をコンセプトに千住で70年続く老舗の花屋だ。

季節の切り花、プリザーブドフラワー、スタンド花などを揃え、ライブ会場の入口を華やかに彩るフラワースタンドもオーダーメイドで販売。若者から高齢者まで幅広い世代に愛されている。

花を介し、人と人をつなぐことを大切にする「ハナユエ」。

コロナの状況下でも贈る人と受け取る人をつなぎ、ワクワクさせるストーリーがあった。

社会の助け合いの輪を広げる一助に

緊急事態宣言下の5月。“母の日”がある月に始めた「Stay Flower Home」キャンペーン。アレンジした花を注文者に届け、その売上金全額を寄付。コロナの影響で苦しむ人たちへの支援を積極的に行った。この企画に賛同したシングルマザーを支援するNPO団体の代表から、コロナ疲れを癒すために、シングルマザーに花を送ってほしいと依頼が届く。

「お花でシングルマザーを元気づけ、社会の助け合いの輪を広げる一助になれば」。

両者の思いが重なり、100名のシングルマザーへ花を届け、売上金を全額寄付。「子どもと一緒に開けるのが楽しかった」、「お花があることで家が明るくなった」など、寄せられた感謝の手紙やSNS投稿の数々。全額持ち出しとなったが、「ハナユエ」が知られるきっかけとなり、花を通じて笑顔をつなぎ、元気を届ける活動となった。

花の定期便

 

お花でワクワク感を与えたい

そしてもう一つの試み、毎週または隔週で自宅に花を届ける「お花の定期便(税込980円)」のサービス。リモートワークが広がり、おうち時間が長くなったことで、家庭内の関係性が悪化している話題をよく耳にするようになった。「花屋として何ができるか」。外出自粛が続く中、ストレスを軽減し、リラックス効果がある花をおうちに届けようとサービスが始まった。「どんなお花が届いたのだろうって想像しながらダンボールを開けるのってワクワクするじゃないですか」。家庭でのコミュニケーションとして、楽しみのひとつとして。

子どもと大人が一緒になってワクワクしてほしいと思いを込め、花を必要としている人へ定期的に届けている。

お花は身近なもの

コロナは、人々の心に不安をもたらした一方で、「何が本当に大切なのか」の問いと、価値観の変化を生みだした。「お花は決して特別なものではなく、衣食住と同じくらいもっと身近なものであってほしい」と話す畔上さん。

日常に寄り添い、癒されたいと思う人へそっと溶け込む身近なもの。

花はそんな存在であり、なくてはならない大切なものなのだと「ハナユエ」の活動が気づかせてくれた。

花の定期便

 

DATA: Hanayue(足立区千住1-27-1/03-3882-8711) 

https://hanayue.com/

 

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