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公開日:2020年11月6日 更新日:2022年12月16日

「どこよりも早く感染症対策」

Jazz Live Bar Birdland マスター 森川久生さん

 

ジャズの癒しにこだわりの牛すじカレー。

千住にあるひと時の癒しの空間「バードランド」が今回の舞台。

一歩足を踏み入れると、どこか懐かしさと温かさを感じるその空間には、レコードとお酒の数々、そしてもう一つ。

目を引く、コロナ対策グッズがあった。

コロナ対策を徹底

「どこよりも早く感染症対策をしよう」。

森川マスターは、緊急事態宣言が出るとすぐに行動を起こした。区内の樹脂加工会社の力を借りて、6月の終わり頃には、カウンターとテーブルにパーテーションを設置。手指消毒剤を各テーブルに置き、入口での検温も実施した。さらに、ジャズライブ開催時には、ミュージシャンにマスクの着用をお願いし、歌うときはお客様とミュージシャンの間にロールスクリーンを下げ飛沫防止対策までする徹底ぶりだ。

すべてはお客様、ミュージシャンが安心して来店できる環境を整えたいとの思いから。千住の文化の火を消さないために奮闘。苦しい中でも迅速に対応を行った。

パーテーション

区内企業(株)オーエムなどに依頼して設置したパーテーション

ジャズライブ開催時の様子

ジャズライブ開催時の様子

常連・ミュージシャン・マスターの支え合い

コロナはライブ演奏に協力してくれるミュージシャンをも苦しめた。

「助けなきゃ…」。

ミュージシャンがギリギリでやっているのを肌で感じた森川マスター。「仕事がなくなっているミュージシャンを応援するため、自分ができることは支援してあげたかった」と、ジャズライブ開催時のチケット代はすべてミュージシャンのギャラとして支払い、「頑張れよ!」と応援した。

その思いと支援が呼応したのだろう。「緊急事態宣言下で昼間のみ営業をしていたときは、常連さんにずいぶん助けられました。毎日入れ替わり、立ち替わり心配してマスク完全防備で立ち寄って、カレーや自家製燻製などを持ち帰りしてくれました。本当にありがたかった」と、常連客からの応援も生まれた。常連客からは、バードランドを助けるために何かしたいと、ジャズライブ開催時のオンライン配信の協力、ボトルの金額を先に入金するバーチャルボトルの応援もあった。お店に足を運べない常連さんが、どうすればバードランドを助けられるのかと考えてくれたそうだ。

「助けてくれたみんなが以前と変わらず、来店してくれるのを楽しみに待っているんだ」と森川マスターは話す。

30周年イベントを開催!!

バードランドはまもなく30周年を迎える。11月14日・15日に各2バンド出演予定の30周年記念イベントを行う予定だ。お店には15名しか入れないため、オンラインで同時配信を行い、店に来ることができない常連客にも見てもらうように考えている。こんなところにもお客様への思いが溢れている。

 

この空間で感じた懐かしさは30年という月日で築き上げてきたものなのだろう。

そして温かさはマスターの人への思いと優しさからきているのかもしれない。
 

ジャズの癒しにこだわりの牛すじカレー、そしてマスター。

「バードランド」には、マスター、常連さん、ミュージシャンらの温かい関係と物語があった。

カレー

二晩煮込んだ牛すじカレーは絶品♪ランチあり

 

DATA

Jazz Live Bar Birdland(足立区千住1-31-8/03-3888-1130)

 

 

 

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