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公開日:2021年3月5日 更新日:2023年1月5日

【夢のお菓子はどんな味!?「あだち夢のお菓子コンテスト」

足立成和信用金庫 

左から  吉田修さん、佐藤充一さん、松場孝一さん

「お菓子なまち」を盛り上げる

実は足立区、知る人ぞ知る“お菓子のまち”。都内の菓子組合に所属する会社の約3割が足立区にある。そんな足立区をお菓子で盛り上げようと、区内企業、団体、製造業者、区がタッグを組み、“あだちお菓子プロモーション”を展開している。その中心的役割を果たしているのが、足立成和信用金庫だ。

令和元年には、趣旨に賛同した足立区最大の商業施設・アリオ西新井が主催者となり、足立成和信用金庫、商工会議所、法人会が協賛し、足立で作られた菓子を集めた「あだち菓子博inアリオ西新井」を初開催。2日間で1万人もの人が訪れ、大いに盛り上がった。

菓子

新しい生活様式、新しい思い出づくり

「2回目も同じ内容じゃ、代わり映えしないよな」…2回目となる「あだち菓子博」にプラスする新たな試みを考えていた矢先、新型コロナウイルス感染症拡大により緊急事態宣言が発令された。3月から区立の小・中学校が一斉休校になるなど、前例のない事態に先行きの見えない不安が広がっていった。

足立成和信用金庫では、休校が続く子どもたちに少しでも楽しく充実した時間を過ごしてほしいと、「あだち夢のお菓子コンテスト」を企画。小学校時代の良い思い出になってほしいと、5・6年生を対象に夢のお菓子のアイデアを募集。5月末まで続いた学校休校でコンテストを広く周知する機会が限られたなか、271もの作品が集まった。

みんなのお菓子

 

展示

想像の翼広がる応募作品

「子どもたちの発想が違いましたね」。営業推進部の佐藤充一さんは、子どもたちの感性の豊かさに驚いたという。「“マカロンタワー”や、様々な味付けの“惑星ゼリー”とか。食べてみたい!と思ったものを形にしているんだなと」。足立区の特産品の小松菜を使ったものやコロナ禍で話題となったアマビエをイメージしたお菓子など、一つひとつの作品から、子どもたちの性格や興味を持っているものまで見えるようだったと語る。

コンテストでは、グランプリに和と洋のテイストを掛け合わせた「小豆と苺と栗のスポンジケーキ」(四分一あかりさん・千寿第八小学校6年)、準グランプリに「小松菜豆乳プリン」(鈴木あみんさん・寺地小学校6年)が受賞したほか、個性あふれる7作品が受賞した。

グランプリ

準グランプリ

夢のお菓子が現実に!?

足立成和信用金庫のコンテストはこれだけでは終わらない。「子どもたちの夢のアイデアを製品化して、アリオ西新井の『あだち菓子博』で販売する。ここまでがコンテストです」と営業推進部の吉田修さんは語る。「お菓子のコンテストはよくありますが、応募作品を足立区内の事業者さんが製品化して、それをいろんな人たちが購入して食べることができるというのは、他にない企画だと思います」。子どもたちの夢を実現させるため、区内の菓子製造業者を何軒もまわり、協力者を募った。

「製造業者さんからは、『作品を立体的にするにはどうすればいいか、子どもたちに喜ばれるものができるかを考えながら作るのは楽しい』と言っていただけました」(吉田さん)。区内菓子製造業者5社の協力により、9作品が製品化された。

ビフォーアフター

夢のお菓子はどんな味!?

令和2年10月24日・25日の「あだち菓子博2020 inアリオ西新井」では、製品化された9作品が販売された。見た目だけでなく、味などを記したメモに至るまで忠実に再現された夢のお菓子を見た子どもは最高の笑みを浮かべ、自分の夢のお菓子を作ってくれた製造業者と記念写真を撮る姿も。コロナ禍で、出展事業者を半分に減らしての菓子博開催となったが、子どもたちの“夢をかなえる”新たな企画で、会場は多いに盛り上がった。

菓子博

地域のために!新たなチャレンジ

足立成和信用金庫では、夢のお菓子コンテストに応募してくれた小学生の記念になればと、271作品すべてを掲載した冊子を制作・配付した。また、令和3年は対象を高校生の部、大学生の部まで広げ、5月1日からの募集開始に向け準備を進めているという。

“地域のために何ができるか”を常に考え、次々と新しいアイデアを出しながら実行していく足立成和信用金庫。新たなアイデアで足立区に生まれる物語をこれからも創り続けてほしい。

 

DATA:足立成和信用金庫

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