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公開日:2021年3月23日 更新日:2023年1月5日
2538キッチン デリコッペ 富井真介さん
新型コロナウイルスの感染が流行しはじめた頃、学校の一斉休校が決まった。
その翌日、千住で人気のコッペパン専門店2538(にこみや)キッチンデリコッペでは、休校により給食が食べられない子どもたちのために、子ども弁当250円の販売をスタートした。
2538キッチンデリコッペでは、このコロナ禍で次から次へと様々な活動を行った。
子ども弁当250円に続いて、子育て世代に向け、保険証の提示で2割引きする「保険証割引」、布マスクの全戸配布後は、マスクを20円で買い取る「マスク割引」を実施。
回収したマスクを医療機関などに届けた。
「街が盛り上がらないと、僕らもつらい。決して楽ではないし、正義感だけではないけれど、笑顔を増やすことが街の活性化につながり、街の活性化がこの店の盛り上がりにつながっていくと信じている。今はもがきながらも、コロナと付き合って経済を回していくべきだと思っている」。そう、富井さんは話す。
「コロナ禍のいろいろな取り組みを通して、知り合うことができなかった人々と出会い、つながることで、結果的にお店の宣伝につながった。新しいお客さんも利用してくれたし、会社全体のチーム力や団結力もより一層強くなったと確信している」と富井さん。
2538キッチンデリコッペではコロナ禍以外でも支援の取り組みをおこなってきた。
例えば、2年前の北海道胆振東部地震のとき、北海道の厚真町の名産であるハスカップというベリーをつかった商品をつくり、販売した。コラボすることで、ハスカップの消費につながり、その地域を応援することになるし2538キッチンデリコッペを知ってもらうきっかけにもなる。互いにWINWINな関係が築けた。
また、デリコッペのふっわふわのパンは、熊本の職人さんに作ってもらっている特注パン。そのパンのご縁があったので、九州北部豪雨では、パンが1個売れると、熊本に10円の募金がされるという10円募金を24日間実施した。
コロナ禍であろうとなかろうと、地域の人のために、産地の人のために。
できることに次々と取り組んでいく姿勢には感銘を受けるばかりだった。
DATA:2538kitchen DELI-coupe (足立区千住4-19-16) TEL:03-3870-5600
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