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公開日:2025年2月3日 更新日:2025年2月3日

古式須恵器(こしきすえき)

古式須恵器

<古式須恵器3点(左:樽型ハソウ、中央:坏、右:高坏)>

 

 古式須恵器は、朝鮮半島の陶質土器の影響が強く残り、異質な器形(きけい)に装飾を多く加え、ていねいな調整を特徴とします。

写真に見える高坏(たかつき)やハソウには、櫛状の工具によって、波状の模様を描いています。また、口縁(こうえん)をめぐる浮き出た線もはっきりとしていて、ていねいにつくられたことがよくわかります。

 伊興遺跡公園地点からは、多数の古式須恵器が出土しています。伊興遺跡出土の古式須恵器は、5世紀後半に作られたものと位置づけされています。出土状態からほとんどが祭祀(さいし)に関連するものと思われますが、使用された痕跡もないことから、祭祀が終わると同時に捨てられたのではないかと考えられます。

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