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公開日:2025年2月21日 更新日:2025年2月21日

村越向栄「月次景物図」(むらこしこうえい「つきなみけいぶつず」)十二幅対

■足立区登録有形文化財(絵画)〈令和6年3月21日登録〉
郷土博物館(大谷田5-20-1)・TEL03-3620-9393

■通常は公開していません

一月 四月 七月 十月
一月 松島に飛鳥図 四月 卯花に杜鵑図 七月 秋草に流水図 十月 蔦に百舌図

 

江戸時代後期から明治時代にかけて千住河原町で寺子屋(明治からは私立村越小学)を運営しつつ、江戸琳派の絵師として活動した村越向栄(1840から1914)による十二幅対の作品です。
酒井抱一以来の「十二か月花鳥図」の画題と画法を基底にしながら、それに加えて名所景物図を挿入する点に本作の特色があります。また、京都の円山派の絵師・川端玉章の作品との共通点も認められ、向栄の意欲的な画題学習と導入の成果が反映されているものと考えられています。

 

一月「松島に飛鳥図」 四月「卯花に杜鵑図」 七月「秋草に流水図」 十月「蔦に百舌図」
二月「柳に鶯図」 五月「燕子花に鷭図」 八月「日光裏見の滝図 十一月「日の出に鳥居図」
三月「嵐山春景図」 六月「月に梧桐図」 九月「通天橋紅葉図」 十二月「雪竹に雀図」

 

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