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公開日:2021年5月21日 更新日:2021年5月21日

西門寺半鐘(さいもんじはんしょう)一口

■足立区登録有形文化財(工芸品)〈昭和59年11月14日登録〉
■西門寺(舎人2
ー2ー14) 【地図】(外部サイトへリンク)
■非公開

半鐘西門寺は舎人地域の名刹で、浄土宗寺院です。南北朝時代の永和3年(1377)に、三蓮社宝誉上人脱然大和尚が開山したと伝わります。当寺は、徳川将軍家とゆかりが深く、三代将軍家光の位牌が伝わっています。
西門寺の半鐘は、元禄13年(1700)2月に鋳造されたもので、総高63センチ、口径37.7センチあり、全体の形もよく整った名品です。「足立郡舎人町西門寺新掛半鐘銘併序」という文が彫られており、鐘の功徳や鋳造の趣旨などが述べられています。江戸時代に区内で町と表記されたのは「千住町」と「舎人町」のみでした。
半鐘を作ったのは、江戸神田の鋳物師(いもじ)小沼播磨守です。小沼氏は鋳物が盛んな下野国天命(栃木県佐野市)で活動していましたが、徳川家康に招かれ江戸に移住し、重政ー正永ー長政と続いたといわれます。西門寺の半鐘は、制作時期から正永の作品であると推測されます。小沼播磨守の作例は大変少なく、貴重な文化財です。
なお、第二次世界大戦中の金属不足の際に国に供出されましたが、幸いにも鋳潰しを免れました。そして、戦後の混乱の中で、新潟県糸魚川市の善導寺のもとへわたっていましたが、昭和44年(1969)に西門寺に里帰りを果たすことができました。

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