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公開日:2024年4月5日 更新日:2024年5月2日
区内に所在する美術館「石洞美術館(千住橋戸町23)」において「第52回伝統工芸日本金工展」が開催されます。
日本の伝統工芸である「金工」の技法を駆使した作品の数々をぜひご鑑賞ください。
また、足立区在住・在学・在勤の方々向けに無料招待・図録プレゼント、講演会の企画がございます。
公益社団法人日本工芸会は、昭和30年に設立され、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に伝統工芸作家、技術者等で組織する団体です。専門分野として7部会(陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸)を設け伝統工芸技術の発展と向上のために活動しています。伝統工芸日本金工展は、そのうち「金工部会」が担当しています。
皆さんは日常生活にナイフやフォークなどの金属製品を用いられるでしょう。しかしながら、日本の伝統的な金属、手法で作られた道具があることをご存じでしょうか。日本には金属製品を製造してきた二千年以上の歴史がありますが、今日となっては広く生活に用いられているとはいえません。本展覧会では、今となっては目にする機会が珍しくなってしまった、日本の伝統的な技術を使った花器や皿、小物など様々な作品を展示します。金、銀、銅、錫、鉄―いわゆる日本古来の「五金」―などを使った様々な色彩、形状の器が陳列されます。ぜひお越しください。
文部科学大臣賞 紫銅盛器「吹」 松本育祥
令和6年5月18日(土曜日)から令和6年6月29日(土曜日)まで、月曜定休
開館時間午前10時から午後5時まで(最終入場は午後4時30分)
石洞美術館
〒120-0038
東京都足立区千住橋戸町23番地
京成線「千住大橋」駅より徒歩3分
JR・東武スカイツリーライン・東京メトロ千代田線・つくばエクスプレス「北千住」駅西口よりコミュニティバス「はるかぜ5号(北千住西側地域循環)」にて千住大橋駅まで7分、下車後徒歩3分
※駐車場はありませんので、ご来館の際は公共交通機関のご利用をお願いいたします。
03-3888-7520
足立区長奨励賞 黄銅古鍵文象嵌香合 西山徹
どなたでも
入館料
一般500円
学生300円
※小学生以下(要引率者)、65歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方は無料。
※区内在住・在勤・在学の方向けに無料招待・図録プレゼント、講演会の企画があります。詳細は募集ページをご覧ください。
車椅子用トイレ有り
貸し出し用車椅子(1台)有り
※ 展示室は、スロープのある2階構成になっております。(介助者の方が必要です)
エレベータ利用のご希望等も対応しておりますので、ご不明の点等ありましたら館宛てに
事前のご連絡をお願いいたします。
主催:公益社団法人 日本工芸会、公益財団法人 美術工芸振興佐藤基金
後援:文化庁、東京都教育委員会、朝日新聞社、公益財団法人宗桂会、MOA美術館、足立区、足立区教育委員会、佐野市、公益社団法人足立法人会
新人賞 彫込布目象嵌木槿文銅箱 川合里奈
金属の溶解性や伸展性を利用した工芸技術。金・銀・銅・錫・鉄を「五金」と呼び、組み合わせて合金として用いた。弥生時代の銅剣・銅鐸 、奈良時代の仏像、鎌倉時代の刀剣、甲冑 、室町時代の茶釜など、時代ごとに様々な技術が生み出されてきた伝統工芸である。主に鋳金、彫金、鍛金 の技法がある(日本工芸会東日本支部HPより)。
金属を熱で溶かし、鋳型に流し込み、形をつくる。いわゆる鋳物(いもの)で、鋳造(ちゅうぞう) ともよばれる。
金属の表面に鏨(たがね)と呼ばれる刃物で文様を彫ったり、透かしをしたり、レリーフとして打ち出したりする技法。他の金属をはめこむ象嵌(ぞうがん)も彫金の一つである。
板状の金属を常温で金鎚・木槌で叩いて整形する技法。そのほか、炉の中で高温に熱した金属を鎚(ハンマー)で叩いて伸ばしていく、いわゆる鍛冶(かじ )も鍛金のひとつ。金属を折り曲げていく板金加工もこの技法に含まれる。
足立区在住・在学・在勤の皆様へ向けて抽選企画がございます。詳細は募集のページをご覧ください。
21⁺金工部会賞 銅鍛金「悪童」 坂口美月
公益財団法人美術工芸振興佐藤基金 石洞美術館(外部サイトへリンク)
公益社団法人日本工芸会 第52回伝統工芸日本金工展(外部サイトへリンク)
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