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公開日:2025年3月23日 更新日:2025年3月23日
文化やスポーツなどの分野で、輝かしい成績を残した児童・生徒を表彰する「足立区教育委員会児童・生徒褒賞」。令和7年2月23日に区役所・2階庁舎ホールで褒賞式が行われました。今年度は延べ50団体と494人が受賞し、受賞者にはクリスタルトロフィー(団体メンバーの場合はメダル)が贈呈されました。
今回、受賞者の中から区長褒賞を受賞された皆さんの喜びの声をご紹介します。
また、夢に向かって努力し続ける皆さんへ、小学6年生のときに所属していた硬式野球チーム「足立フェニックスボーイズ」で児童・生徒褒賞を受賞し、現在はプロ野球選手(東京ヤクルトスワローズ所属)として活躍する吉村 貢司郎(よしむらこうじろう)選手にメッセージをいただきました。
第47回全国JOCジュニアオリンピックカップ
夏季水泳競技大会
10歳以下女子50m平泳ぎ 第3位
大きな大会で活躍する姉の姿を見て、「私も姉みたいになりたい」と思い水泳を始めました。練習メニューによってはつらい日もありましたが、それでも大きな目標に向かって進み続けました。ジュニアオリンピックの参加標準タイムを突破できたときの喜びは、何にも代えられません。
今までサポートしてくださった周囲の方への感謝を忘れず、これからも努力し続けます。
第55回全国中学校柔道大会
男子60kg級 第1位
調子が悪く伸び悩んだ時期もありましたが、3年間の集大成として優勝することができて良かったです。小学生のころから目標にしていた「全国1位」をやっと達成できました。柔道の魅力は、1対1の真剣勝負。ケガをしやすい競技ですし練習もキツいですが、その分強敵に勝てたときの喜びは大きいです。
高校生になってもしっかり実力をつけて、将来はオリンピックで優勝したいです。
2023ブルグミュラーコンクール東京12月ファイナル
小学3・4年B部門 金賞
ピアノの魅力は、自分の感情を表現できることだと思います。好きな曲を自分でうまく弾けるようになりたくて、毎日2時間練習してきました。その曲を大会で、そして自分の手で演奏できたので満足しましたし、幸せです。金賞という結果にもつながり本当に嬉(うれ)しいです。
これからも音楽の楽しさを忘れずに練習を続け、聴いてくださる方の心に残る演奏ができるようになりたいです。
第30回日本管楽合奏コンテスト全国大会
中学生S部門 最優秀グランプリ賞
今回このような栄誉を手にすることができたのは、部員全員が決して手を抜かず、より良い音楽を追求し続けた結果だと思っています。
吹奏楽は私の学校生活を非常に充実したものとし、仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら努力する楽しさを教えてくれました。
今まで吹奏楽部の部員として心がけてきた、「どんな困難にあっても決して諦めない姿勢」をこれからも持ち続けたいです。
- 野球を始めたきっかけや、小・中学生時代の思い出を教えてください。
きっかけは父親が野球好きだったことです。小学1・2年生のときに北宮城町公園でよく一緒にキャッチボールなどをしていました。
その後、少年野球チーム「扇ターキーズ」に入団しました。ポジションは外野手、内野手、投手をすべて経験しました。小学5年生から硬式野球チーム「足立フェニックスボーイズ」に入り、荒川の河川敷でいつも練習していました。中学校では「足立ベルモントボーイズ」に入団しましたが、今思い返すと毎日野球をしていましたね。
- 小学6年生のときに所属していた「足立フェニックスボーイズ」が、児童・生徒褒賞を受賞しましたね。
全国大会に出場して受賞できたのだと思いますし、とても嬉(うれ)しかったことを今でも覚えています。将来の夢は昔から変わらず「プロ野球選手」になることだったので、どうすれば実現できるかを常に試行錯誤しながら練習に取り組んでいました。
- 学生時代の出来事で、特に心に残っていることはありますか?
中学生のときに頑張っていた野球で声をかけていただき、日本大学豊山高校に進学できたことです。それまでの努力が認められたような気がして、とても嬉しかったです。
- 野球人生の分岐点になったエピソードがあれば教えてください。
大学時代と、卒業後に所属した東芝の社会人野球チーム時代に2度のドラフト指名漏れを経験しました。しかし、そこで諦めることなくむしろ、「次こそは」と闘争心に火が付き「自分に足りないものは何なのか」を真剣に考えるきっかけになりました。
今までの「がむしゃらにやっていた野球」から「考える野球」に変えたことが、自分の野球人生における分岐点ですね。その後、ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団できたので本当に良かったです。
- プロの世界に入って、それまでと違ったことは何でしょうか。
すべての選手のレベルが高く、その中で勝つためには高度な駆け引きを制する必要があります。それが僕にとって新しい世界で、同時にとても楽しいと思う部分です。
- チームメイトや対戦相手などで特に尊敬している選手はいますか。
同じ足立区出身で大学時代の先輩である清水昇(しみずのぼる)投手です。野球と真摯に向き合い、練習に取り組む姿が素晴らしいと思います。
- 2023年には侍ジャパンにも選ばれ、日本代表としてマウンドに立ちましたね。
選出していただき非常に光栄でした。登板前は緊張していましたが、マウンドに立ったときはどうやって打者を打ち取るかをずっと考えていたので、緊張などはありませんでした。
- 2024年9月4日の読売ジャイアンツ戦では、プロ初完投・初完封を達成しました。
率直に嬉しかったです。打者一人ひとりを打ち取るという積み重ねがうまくいったので、ホッとしました。
- 今後の目標について教えてください。
チームでセ・リーグ優勝、そして日本一になり、それに貢献できる投手になることです。しっかり1年間の先発ローテーションを守り、「負けない投手」になります。
- 褒賞受賞者へお祝いの言葉をお願いします。
このたびは受賞おめでとうございます。受賞したことは今後の人生において素晴らしい経験になると思います。さらに元気に頑張ってください。
- 頑張っている区内の子どもたちに応援メッセージをお願いします。
足立区は東京23区の中でも自然が豊かで、スポーツに取り組みやすい環境です。スポーツチームも盛んに活動していると感じます。自分なりの目標を決め、それに向けて突き進んでほしいです。僕も負けないように頑張ります。
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東京ヤクルトスワローズ所属 投手 1998年生まれ。区立興本小学校・第八中学校(現 鹿浜菜の花中学校)出身。小・中学生時代は「扇ターキーズ」「足立フェニックスボーイズ」など区内の野球チームに所属。日本大学豊山高等学校、國學院大學、(株)東芝の社会人野球チームを経て、2022年のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから単独1位指名を受け入団。 |
※本記事は2025年3月時点の情報です。
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