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公開日:2024年5月22日 更新日:2024年5月23日
東京23区の最北東にある足立区。その場所さえ知らなくても治安が悪いというイメージで語られることが多い足立区。ドラマでは凶悪犯罪の現場にされ、バラエティ番組ではいじられる。足立区出身、足立区に住んでいる、足立区に引っ越すと言えば、必ず何か一言、言われる。
でも、住んでみると、イメージとは真逆。
都心のどこへもアクセスがよいのに物価は安く、水と緑にあふれ、穏やかな人が多く、自然体で暮らせる、居心地よいまち。
いわれなき誹謗中傷に悔しい思いをしてきた多くの足立区民の皆さまの思いをしっかりと受け止め、「ワケあり区、足立区。」のキャッチコピーのもと、足立区のポジティブな「ワケ」を広く発信し、プラスイメージへの転換を目指します!
足立区が、東京23区初となるシティプロモーション課を創設したのは2010年(平成22年)4月。当時、地方自治体の観光誘致、移住定住などを目的にまちをPRするシティプロモーションが主流だったなか、足立区のシティプロモーションの目的はずばり「イメージアップ」でした。
2009年度(平成21年度)の足立区政に関する世論調査(以下、足立区世論調査)で「足立区に愛着をもっている」と答えた区民は約7割だったのに対し、「足立区に誇りを持っている」と答えた区民はわずか3割。「愛着はあるが、誇りのもてないまち」…これが、当時の足立区に対する区民の評価でした。
平成21年度足立区世論調査より
足立区のイメージアップを図るにはまず、マイナスイメージの要因となっている区が抱えるボトルネック的課題(治安・学力・健康・貧困の連鎖)解決に取組むと同時に、まちの新たな魅力を創り出す必要があると考え、10年以上の歳月をかけて区内・区民の皆様に向けたシティプロモーション(インナープロモーション)を進めてきました。
近年では、治安対策をはじめとする取組みの成果、大学誘致、区内7つの地域で進むエリアデザイン(再開発)など、まちのポテンシャルは高まり、各種メディアなどでも区の魅力が取り上げられることが多くなってきました。
2020年度(令和2年度)の足立区世論調査では、「足立区に誇りをもっている」区民の割合が過去最高の53.4%となり、平成22年度調査の29.8%から大きく上昇しました。
足立区を誇りに思う区民の割合(世論調査より)
根強く残るマイナスイメージの最大要因である治安については、平成18~21年まで刑法犯認知件数が4年連続23区ワースト1でしたが、そもそも足立区は面積が広く、人口も多いので、当時から面積比・人口比では決してワースト1ではありませんでした。
報道で取り上げられるのは1年間に起こった犯罪の数。そこで足立区では、きれいなまちをつくることで犯罪を抑止する「ビューティフル・ウィンドウズ運動」に区民・警察・企業・団体・・・オール足立で取り組んできました。今では、刑法犯認知件数は大幅に減少しワーストを脱却。「治安が良い」と思う区民の割合も年々上昇し、令和4年度には過去最高の64.5%と、区内での「治安が悪い」まちのイメージは払拭されたといえます。
足立区の刑法犯認知件数/「治安が良い」と思う区民の割合
足立区の治安は良くなり、「治安が良い」と思う区民の割合は、約6割。しかしその一方で、区外在住者が足立区を「治安が良い」と思う割合は7.4%と、1割にも満たない状況が続いています。
※令和5年度 足立区に対するイメージ調査より
(令和3年度から3回実施/足立区を除く東京23区と区の沿線自治体が対象)
こうした悪いイメージを持った理由は、「なんとなく」や「メディア等の情報」が約7割にのぼります。
足立区の現実とイメージのギャップを解消したい。
その熱い思いを胸に、私たちは動き出します。
ワケあり区、足立区。
住みやすい「ワケ」を知ってほしい。子育てしやすい「ワケ」、やりたいことが叶う「ワケ」、訪れたくなる「ワケ」を知ってほしい。足立区の「リアル」を知ってほしいのです。
皆さまの応援を、こころよりお願いいたします!
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