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公開日:2024年5月22日 更新日:2024年5月24日

起業にワケあり

綾瀬の小さなコミュニティスペース あやせのえんがわ 森川公介さん

森川さん切り抜き

私が足立区で起業したのにはワケがあります

以前は豊島区の会社でケアマネジャーをしていましたが、息子が生まれたとき残業続きで、妻に負担をかけていました。当時から、介護サービスにも地域の支えが必要だと感じていたことと、愛着のある地元足立区の商店街で妻と一緒にできることがあると思い立ち、会社をやめて起業することにしました。

足立区をもっと面白くしたい

2021年7月、ケアマネ事務所「あやせのえんがわ」を開業、その一角で、商店街では売られていない、地域のものや生産者の顔が見える商品を販売する毎週土曜の「こぢんまり商店」をスタートしました。「知っている人や応援している人の商品で暮らしが満たされたら幸せ」という思いから「友産友消」の、自分たちが本当に良いと思うものを扱っています。

こぢんまり商店

あやせのえんがわ外観

お店をベースに少しずつつながりができてきて、地域で共感できる仲間作りをしていきたい、一緒に足立区をもっと面白くしていきたいと考えるようになり、地域で自己実現したい人をバックアップする「ローカルプレーヤーの教室」も開催しています。地域での成功体験が重なれば、そのまちへの肯定感が高まり、地域の課題解決にもつなるのではと思っています。

あやせのえんがわでは地域のプレイヤー向けのワークショップも開催

足立区は人とつながりやすい

起業にあたっては、足立区の起業セミナーを受講しました。先生方が足立区にとても精通していたこともあり、いろいろな人とつながれたのが良かったです。地元で起業する勇気が湧きました。足立区で起業する人は足立区好きが多く、仲間意識があってつながりやすいと思います。セミナー終了後に同期生と一緒に起業家Facebookグループをつくり、すでに約200人が参加しています。助成金情報や、新しいお店の情報などを知れてとてもいいです。
足立区のセミナーでは区の「創業プランコンテスト」の申込書を書くことがカリキュラムになっています。受賞はできなかったですが、考えが整理され、受講してよかったです。足立区の「創業プランコンテスト」は、他自治体と賞金が桁違いに高く、モチベーションが上がります。

地元で働きながら子育てしていますが、子どもを連れて遊べる広い公園が多いのが気に入っています。子どもと一緒に近所の東綾瀬公園の池で泳ぐ鴨の成長を観察するのは楽しいです。また、本好きの妻と一緒にしょっちゅう図書館に通っています。近所に、佐野図書館、東和図書館、綾瀬小わくわくにこにこ図書の森があるので、はしごしながら子育てしています。図書館が多いまちで、本当に良かったです。

森川さん家族

 

プロフィール:もりかわこうすけ

足立区生まれ、足立区育ち。2021年起業し、足立区綾瀬で、地域の縁側スペース「あやせのえんがわ」を運営。“いとおしい暮らしづくり" を理念に、地域活動に関する講演なども行っている。2024年7月、地域活動のノウハウなどをまとめた書籍「ローカルプレーヤーの教室」(小鳥編集室)を発行予定。

 

 

写真:山本陸

協力:トネリライナーノーツ

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