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公開日:2023年5月15日 更新日:2024年4月1日

その夫婦げんか 子どもの脳を傷つけています

 

面前DV

たかが夫婦げんかと思っていませんか?

夫婦げんかはこどもの心に外傷を与える心理的虐待にあたります。

子どもがいる前で身に覚えはありませんか。

  • 物を壊す音
  • 暴力
  • 怒鳴り声

 

目撃した子どもはこんなことを感じています。

  • 僕(私)は大切にされてないのかな・・・
  • 怒ってるママとパパ怖いなあ・・・
  • 僕(私)のせいでけんかしているのかな・・・

 

さらに、心身・行動にもこんな影響が

心身

  • 自分なんて必要がないと思う
  • 不安な感情をコントロールできなくなる
  • 頭痛・腹痛・吐き気などの身体症状が現れる

行動

  • 友達とうまく遊べなくなる
  • けんかや暴力が増える
  • 学校・保育園に行きたがらない

 

将来的には、家庭内暴力、不登校、うつなどの原因になることも・・・

 

児童虐待で最も多い「心理的虐待」

児童虐待相談件数のうち、「心理的虐待」が最も多いという事実を知っていますか?

心理的虐待とは、児童に心理的な外傷を与えることを言います。

たとえば・・

  • 児童に暴力的な言葉を浴びせる
  • 児童を無視する
  • きょうだい間の極端な差別  など

 

さらに、子どもの前での配偶者への暴言・暴力(DV)も、心理的虐待に当たり、夫婦げんかであっても、それを目撃した子どもに心理的外傷を与えます。

 

夫婦げんかの目撃で脳が縮む!?

面前DV2

 

ある大学教授らの研究結果によると、幼少期にDVを見聞きして育った場合、脳の「舌状回(ぜつじょうかい)」という部分(上記イラストの黒丸部分)の容積が、正常な脳と比較して平均して6%小さくなっていたことが報告されています。

また身体的なDVよりも罵倒や脅しなど言葉によるDVの方が子のダメージは大きく、言葉によるDVを見聞きして育った子の「舌状回」の容積の萎縮率は、(身体的なDVを見聞きして育った子の脳の萎縮率よりも)6から7倍も大きいことも報告されています。

【出典/引用】友田明美「子どもの脳を傷つける親たち」(NHK出版新書、2017年)

 

カッとなる気持ちを抑えて・・・

この機会に子どものために夫婦げんかをやめませんか?

カッとなる気持ちを抑えて・・・

  • 好きな音楽をかけてリラックス
  • ひとりになって深呼吸

をしてみるのもよいかもしれません。

 

子育ては一人で抱え込まず、親自身がSOSを出すことが大切です。

子育てのお悩みはこども家庭相談課までご相談ください。

【足立区こども家庭相談課】子どもと家庭の相談窓口

こども家庭相談課 03-3852-3535

月曜日から土曜日 8時30分から17時(祝日・年末年始除く)

その他の相談窓口

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  • 女性相談 03-3880-5222

 ・面談または電話相談(予約制・保育あり)

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  水・木    14時から20時

 

  • 男性電話相談 03-3880-5222

 ・電話相談のみ(予約制)

  月・火・金  11時から15時(正午から13時除く)

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 ・面談または電話相談(予約制)

  第2月曜日・第4金曜日 17時30分から20時30分 

 ※予約受付は平日9時から17時まで

  

 

 

 

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