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公開日:2018年10月25日 更新日:2018年10月25日

「お宝初公開」

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【文化遺産調査企画展「大千住 美の系譜」】

 まさしく「お宝」、と呼んで差支えのない品の展示が決まりました。森鷗外直筆の書簡2点が、10月30日(火曜日)から来年2月11日(祝・月曜日)まで郷土博物館(大谷田5-20-1)で開催の「大千住 美の系譜」に登場します。

 鷗外が歴史小説「渋江抽斎(しぶえちゅうさい)」の執筆にあたり、名倉謙蔵氏(接骨の業祖、名倉直賢<なおかた>氏から5代目)にあてた質問状が、このたび、名倉家のご協力により初公開の運びとなったのです。

 今回の特別展では、江戸琳派の絵師にはじまり、時の総理大臣にいたるまでの、名倉家の幅広い人脈が初めて明らかになるとともに、残された文化遺産の量・質ともに「都内屈指」とのお墨付きを、専門家からも頂戴しています。災害や戦火をまぬかれ、これだけのものが、現代に残されたこと自体、価値が高く、次世代に継承していく責任も重く感じます。

 屏風や掛け軸など、大物が数多く出品されるため、途中入れ替えての展示となります。季節に応じた内容となりますので、ぜひお見逃しなく。

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