ホーム > 住まい・暮らし > 区民参加 > 協働・協創 > あだちの合言葉「はじまりはあだち」 > 『第4回「あだちの魅力発見」ワークショップ』活動レポート
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公開日:2019年4月1日 更新日:2020年6月11日
平成30年12月15日(土曜日)、東京芸術センター8階にお集まりいただいた方は13名。今回は前回作成したペルソナを基につくったストーリーから、あだちの魅力を伝える「合言葉」を考えていきます。時間は午後1時00分から午後5時00分の4時間。タフなワークの始まりです。
前回ワークショップであだちを舞台に生きていく分身(ペルソナ)について作成いただいたストーリーに、タイトルをつけてもらいます。すでにストーリー全9作が書かれている模造紙等は壁に貼ってあり、(詳細は第3回活動レポートを参照ください)まずは作成者に、参加したみなさんの前で再度ストーリーを語っていただきます。周囲をぐるりと取り囲まれる環境の中での語り、かつペルソナ設定、ストーリー作成したのはおよそ1ヶ月前のことでしたが、みなさん雄弁に語っておられました。
●「一人親が、地域に支えられ自己実現できるようになる力」
これは作成いただいたタイトルの一つです。このように「○○な人が、○○できるようになる力」という形でのタイトル作成が条件です。ストーリー自体はあだちの魅力によって設定したペルソナが幸せになる内容ですから、ストーリーを一言で言い表すこと=タイトルとなっていきます。
1グループ3つのストーリーにタイトルをつけてもらいました。このワークはグループ内で話し合いながらすすめていただきます。ストーリーの作成者中心にタイトルをつけることが原則でしたが、お休みの方もおりましたので、作成者の想いを汲み取りながらのワークでもありました。当然解釈は若干人により異なりますから、話し合いはヒートアップしていきました。ではこの辺で残りのタイトルをご紹介します。
●「企業戦士(元社長、重役、銀座のママ)が、セカンドライフを楽しく送れるようになる力」
●「夢追い人が、居場所をみつけられるようになる力」
●「自立したい人が、大人の一歩を踏み出せるようになる力」
●「地方から移住してきた人が、居場所を発見できるようになる力」
●「チャレンジしたい人が、自分の個性を活かし行動に移せるようになる力」
●「多忙で自分を見失ったサラリーマンが、自分を再発見し進む道を探し出し始められる力」
●「IT企業家が、地域と一緒に成長し地域に貢献・還元できるようになる力」
●「コミュ力低めの歴女が、下町人情に触れ、街の歴史の今昔を通じて地域で幸せに暮らすことができるようになる力」
以上が作成いただいたタイトルすべてです。興味をそそられるものはありましたか?
ボディコピーとは何か。百聞は一見にしかず、松山市の例をみてみましょう。。
「いい、加減。まつやま」
松山は、何かひとつだけがスゴいのではなく、
いろんなよさが絶妙に、程よく混ざり合う町です。
気の向くままにいろいろ楽しみ、味わい、暮らせる街です。
そういう松山らしい、ちょうどいい豊かさ。
この街に住む人、訪れる人に、もっともっと、
「いい、加減。まつやま」の部分がメインコピーです。松山は…以下がボディコピー。つまり、人の心をを捉えるメインコピーに対し、より詳細を語る文章のことをボディコピーといいます。確かに、メインコピーだけでは意味は伝わりにくいのですが、添えられたボディーコピーを見ることで、本当の意味が伝わってきます。
このワークではポイントの一つに差別優位性があります。あだちのどのような魅力が他の地域に対して優れているのか?、あだちという地域の特色はなんなのか?9つのストーリー及びタイトルがあらわしている魅力を取り入れることで自然と差別優位性が表現されていくはずです。
まずはタイトル、ストーリーを受けての差別優位性のあるあだちの魅力を付箋へと書き、貼りだしていきます。次にこの貼りだされた一つ一つの魅力を繋げていき文章化していく。これでボディコピーの完成です。とは言え大変なワークであることは間違いありません。書き出された魅力をみて、説明を受けて、話し合って、その魅力に触発されてさらに魅力が浮かんでくる。この作業の繰り返しです。加えて事務局で用意しました各自治体のパンフレットがおよそ100種類。これを参考にすることでまた魅力を表現する言葉が生まれる、書き出す、説明、話し合う、触発されてまた生まれる…こんな具合で生まれた膨大な魅力たちを今度は文章にしていくのです。この時点で3グループとも様々な魅力を壁に貼りだしての作業を開始。皆で壁を睨みながら、話し合い、魅力を整理、文章化をすすめていきました。このボディコピーが完成した暁にはあちらこちらから自然と拍手が…みなさん、お疲れ様でした。でも、まだまだ終わりではありません。
そしてついに「合言葉」づくりへ。まずは各自メインコピーを10個以上作成していただき、付箋へ書き出してもらいました。出来上がった数多くの候補の中から、各グループが発表する候補を選んでいただきます。つまりグループ内で選ばれなければ、即ボツ決定ですから、話し合いもおのずと盛り上がっていきました。
グループ内での予選を勝ち上がったメインコピーを壁に貼り出していきます。100以上のボツのなかから選ばれた、その数は27。さらにそのなかから上位3つを投票で選びます。一人3票を持ち、同じコピーに2つ以上投票してはいけません。投票中はみなさん一言もしゃべらず真剣そのもの。張り詰めた空気の中、投票は終わりました。
では、選ばれたメインコピー、そして第2部で作成いただいたボディコピーを発表します。
合言葉 A
「アダチ。 ひとりになれない TOKYO」
(※原文は「足立ひとりになれない都会」)
夢を追い続けるときも、つまづいたときも、老いたときも・・・ひとりにさせない銭湯や居酒屋、それに行政のサポートもあって、さかんな地域活動を通して自分のままでいられるまち。こんな生き方もあったんだ、って気づけるまち。都心へのアクセスがいいのに、物価が安く、川があって安らげる。足立区は、おいしいとこどりの東京。
合言葉 B
「はじまりは あだち」
(※原文は「あだちからはじまる」あは原文とも○で囲ってあります。)
「あ」からはじまる足立区。都会も田舎もあだちからはじまる。都心へのアクセス抜群なのに物価が安くて自然も多い。、芭蕉も大名も庶民も、出発はあだちから。誰をも受け入れる、あだちの不思議な空気感は、人が行き交う長い歴史が醸成したもの。だから、このまちでスタートできる。個人が活躍でき、一人ひとりの力がまちの魅力になる。
合言葉 C
「わいてます 足立」
(※原文より沸をわへ変更。広がりをもたせてます)
話題沸騰中の足立区は、都心へのアクセスがいいだけでなく、懐の深い人情にもアクセスできるまちです。まちの人情の要「銭湯」も沸いてます。わいわい、気どらない空気感あふれ、ほっとできるまちです。チャレンジをしつづけるあなたの背中を押す、HOTなまちです。勇気と元気が湧く、わくわくできるまちです。
合言葉 D
「出口 入口 足立」
(※原文のまま 事務局推薦)
宿場町として江戸の出口であり入口でもあった足立は、いつの時代も、ヒト、モノ、コト、文化の行き交うまち。江戸時代は人口最大の宿場町。昭和の時代、金の卵を受け入れ日本の発展を支えたまち。今、乗降客数世界上位の北千住駅。人を受け入れる、足立の不思議な空気感は、出口であり入口だった歴史の産物。
合言葉 E
「アクセス良好アダチ」
(※原文のまま 事務局推薦)
都心へのアクセスがいいだけでなく、気どらない空気感にあふれ、懐の深い人情にもアクセスできるまちです。地域活動がさかんで、地域にアクセスしやすいのも魅力。長い歴史の中で、一歩ふみ出す人を応援する風土と制度が培われているので、チャレンジへのアクセスも抜群。勇気と元気が湧くまちです。
以上となります。(※メインコピー、ボディコピーとも若干の修正をしております。)いかがでしょうか。どれも甲乙つけがたいと思いませんか。なお、後半の2つ「合言葉D及びE」は事務局推薦の候補です。
では、ここで選ばれなかったメインコピーも、敬意を込めて発表します。
以上となります。参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした。
「合言葉」をみなさんからの投票により決定します。
投票方法はWEB及び直接投票です。投票箱は足立区役所1階庁舎ホール、各区民事務所および足立成和信用金庫区内店舗へ設置します。また区内にある高校、大学へも投票を呼びかけるチラシを備え置く予定です。加えて成人式などのイベントへ直接投票をお願いにあがることも・・・。是非とも投票をお願いします。なお期間は平成31年1月19日(土曜日)から平成31年3月31日(日曜日)です。
※WEB投票用ページはコチラ(外部サイトへリンク) (投票は終了しました)
ワークショップもついに次回で終了。「合言葉」をより多くの人たちに発信・拡散するためのアクションプランを考えます。日時は平成30年3月2日(土曜日)13時00分から、場所は東京芸術センター8階(前回と同様)を予定しております。どうか、今後もご期待ください。
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