第3回子どもの未来プラットフォームオンライン交流会レポート
フードパントリー・食材配達実施団体、フードロスに関心のある企業・団体同士の交流
令和2年9月10日(木曜日)に子どもの未来を応援する活動団体を対象にweb会議ツール「Cisco Webex Meeting」を使用して、第3回子どもの未来プラットフォームオンライン交流会を開催しました。
今回は21団体28名の方にご参加いただき、「フードパントリー・食材配達実施団体の連携」をテーマに、団体同士の交流の機会を作るとともに、今後の連携を広げていくことを目的に交流しました。
フードパントリー、食材配達による食の支援を行う団体の活動や課題を紹介
各団体の活動における課題、他団体等と連携したいことを、事前アンケートをもとに共有しました。
利用者の増加と対象の広がり
- 新型コロナウイルスの影響により生活が厳しくなり、パントリーに来る人が増えている。
- 子育て世代だけではなく、大学生が来るケースも見受けられる。
- 個人的なつながりで緊急な支援を求めてくる人に対応する必要もでてきている。
- 給付型から自立支援へと言われるが、まだまだ給付型の支援が求められているのが事実だと感じる。
必要な人に届けられる情報発信が必要
- パントリーに来る人が増えているが、パントリーの数も増えているので、一括で分かりやすい情報発信方法の必要性を感じている。
- 開催情報を入手するのが遅く、もらえなくなる人が出ている。
- 必要な人に必要なものが届けられるような情報発信が、どうすればできるだろうか。
食材調達先の広がりと情報共有の必要性
- 食材調達先は広がっている。
- 日持ちするものについてはパントリー側で在庫してもらうなど、連携して在庫管理できるようになるとありがたい。
- いつ、どこで、どのくらい必要かを情報共有できるといい。
- 提供できる食材は当日にならないとどれくらい提供できるかわからないものもある。
新たな取り組み
- 夏休みの高校生にお米配り隊として手伝ってもらった。
- 手作りの味噌玉を一緒に配り、お米の炊き方も教えられればと考えている。
- 学習支援をオンラインで提供できるよう、PCとWi-Fiの無料貸与を実施している。
- タクシーによる食料品の配送が10月から恒久的なサービスとして利用できるようになった。
第3回オンライン交流会を終えて
- フードを家庭にお届けてしている団体さんを認識することができました。
- たくさんの場所でパントリーを行ったり、食材提供を行っていると知ることができました。
- 食料調達や運搬支援、民間企業との連携が運営していくうえで大変重要であると感じました。
- 食品の提供団体(企業)や宅配団体からの情報提供が参考になりました。
- 各団体のフードパントリーや食材提供の現状を改めて知りました。
- お互いの情報を知ることがいかに大事なことであることも今回参加して感じました。
- 今後も引き続き参加し横の繋がりを持ちたいと思いました。
交流会終了後のアンケートで参加者より上記のような意見をいただきました。
フードパントリーや食材配達を実施する団体が増えている中で、食材調達や運営方法などの情報を共有することで新たな気づきにつながっています。
区では今後も多様な主体をつなぐ「協創プラットフォーム」を展開していきますので、皆様も是非お気軽にご参加ください。
実施資料