第2回子どもの未来プラットフォームオンライン交流会レポート
各団体の夏休み期間中への思いを共有
令和2年8月4日(火曜日)に子どもの未来を応援する活動団体を対象にweb会議ツール「Cisco Webex Meeting」を使用し、第2回子どもの未来プラットフォームオンライン交流会を開催しました。
今回は、19団体27名の方にご参加いただき、「学校の夏休み期間中における子どもの食の確保や居場所づくり」をテーマに、各団体の活動予定や課題、悩みを共有することで、それぞれの特色や良さを知り、団体間のつながりを目的に交流しました。
夏休みの活動予定を知る
新型コロナウイルスの影響下で各団体がどのような活動を計画しているのか、事前アンケートをもとに各団体の活動予定を共有しました。
夏休みの活動予定
- 子ども食堂を実施している団体の多くは、区ガイドラインに基づき、規模を縮小したり、お弁当の配布や食材配布に切り替えて実施している。
- 居場所、学習支援を実施している団体の多くは、夏休みも継続して場所を開くとともに、オンラインを活用してWebで学習している。
- 新型コロナウイルスの影響で活動を延期した団体、検討中の団体もある。
各団体の悩んでいること、求める資源は
新型コロナウイルスの影響が広がっている
- 子どもたちが公園で遊んでいると、近所の人から通報するぞと言われた。
- フードパントリー利用者が増え、回数を増やしたとともに、3密にならない導線を考えた。
- 急に収入が減ったことにより、新たに食の支援が必要になった人が個人的な伝手を頼って支援を求めてきた。
オンラインの良い点と課題
- 人が集まれないので学習支援をオンライン化したが、場の制約がなくなることやおとなしかった子が質問するようになるなど新たな可能性を感じることができた。
- パソコンに不慣れなため、オンラインになじめない子もいる。
新たな連携で解決できる/したい課題
- お弁当のロスがでている業者からお弁当を引き取り配布できることになりそうだが、配達について人手の確保が課題である。
- 地域の小学校の校長先生に協力してもらうことで、フードパントリーの活動を試してみることができた。
- 地域学習センターで居場所を開催できることになったが、食の支援の活動がどこまでできるか確認中。
- 専門業者に頼んでいたアンケート業務を子ども食堂運営団体にお願いすることで支援したい。
- これまで子ども食堂やフードパントリーがどこで行われているかを知らなかった人への個人的な支援の窓口として食や居場所の活動は重要になってくる。
- 配達については、ボランティア、NPO等に手伝ってもらえるようにつなげていきたい。
第2回オンライン交流会を終えて
- 他団体の活動や足立区内での支援の大きな流れがわかった。
- 目的の違う団体が増え、価値的な連携が出来そう。
- 新型コロナウイルスの影響で子ども食堂の開催が難しい中、フードパントリーが様々な箇所で広がっていることがわかった。いろいろな課題がある中、この交流会を通して、いろいろなやり方や知恵を共有でき、前向きに考えることができるような気がした。
- 次回は、ほかの団体と連携することをもっと意識して参加したいと思います。
- 短時間でも他の団体の情報が一度に受け取れて、いい機会です。
- 点で活動していることが線になっていく形が増えて地域にとっては良いことだと思います。
- 定期的に情報共有の場があると嬉しいです。
交流会終了後のアンケートで参加者より上記のような意見をいただきました。
例年とは違う夏休み期間に何ができるのか創意工夫しながら各団体は活動しており、普段とは違う活動を余儀なくされています。
区では今後も、子どもの未来を応援する活動団体や人をつなぐ「協創プラットフォーム」を展開していきますので、皆様のご参加をお待ちしております。
実施資料