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公開日:2019年8月22日 更新日:2020年6月11日

第5回子どもの未来を応援する活動団体交流会レポート

子どもの未来を応援する個人・団体・企業が集まり、つながるプラットフォーム

  子どもの未来を応援する活動団体交流会も第5回目となりました。今回のテーマは「資金循環」です。資金循環とは団体活動をしていく上で課題となりがちな運営資金について、どのように資金調達をして、どのように資金を使っていくかという運営資金の流れのことです。特に資金調達について考えていきます。

  令和元年7月19日(金曜日)午後5時から午後7時30分まで、足立区役所本庁舎南館12階会議室で開催されました。13団体(法人も含みます)18名の方々にご参加いただきました。

第1部 ~資金調達手段~ 助成金・クラウドファンディングについて学ぶ

  日本国内で活動団体への助成金制度は様々存在します。その中で足立区等でご案内している比較的公的なものと、民間の財団法人や企業等でご案内しているものを順次説明していきました。

公的なものとしてご紹介したものは2つあります。概要を簡潔に説明します。

 

「まちづくり活動支援事業」

 

対象:個人・団体

内容:創意工夫による自主的なまちづくり活動を支援(身近なまちづくり活動コース等合計5コース)

助成額:10万円以内から総額500万円以内まで(コースによって異なる)

詳しくはコチラ →  「まちづくり活動支援事業」

 

「げんき応援助成金」

対象:NPO等団体のみ

内容:公共性、公益性の高い活動や地域貢献活動を支援(元気応援コース等合計2コース)

助成額:10万円から60万円まで(コースによって異なる)

詳しくはコチラ →  「げんき応援助成金」

  実はどちらも足立区役所ホームページに掲載されています。ちなみ元気応援助成金の昨年度利用実績は26件でした。

 0719

  続きまして民間の助成金制度ですが、最新の助成金情報を確認するには【東京ボランティア・市民活動センター】ホームページの助成金情報が非常によくまとまっております。(配布した一覧表もこちらを参考にしました)是非一度検索してみてください。

  資金調達情報でしたので、みなさん私語もなく一様に聴き入っておりました。

 

  ここからは『クラウドファンディング』の説明となります。クラウドファンディング事業者の方が講師となり、ご説明いただきました。

  『クラウドファンディング』とは原則インターネットを利用して活動に必要な資金を不特定多数の個人から調達する手段のことです。具体的には①活動企画(募集金額、期間等含む)を立て、インターネット上で広く個人へ訴える。②賛同した個人から、募集期間内に資金を拠出してもらう。③期日後、クラウドファンディング事業者への手数料が差し引かれ活動団体へ資金交付、簡潔に言うとこのような流れとなります。また活動企画立案者を起案者、資金拠出する個人を支援者と呼びます。

  資金調達の最大のポイントは不特定多数の個人からより多くの共感を得ることに尽きる。それには活動のストーリー(目的や経緯など)や誰もが支援しやすいムード(雰囲気など)、リターン(支援者に対する見返り)が成功の三大要素として大変に重要であるとのことでした。加えて妥当性のある資金計画も必須とのこと。

また、資金調達以外にもメリットはあるとのことで、

1.テストマーケティング

商品やサービスを提供することで企画起案した場合、資金調達の程度が、リアルな顧客ニーズとなること。

2.プロモーション

インターネット上で募集することで不特定多数へアピールすることができること。

3.仲間あつめ

活動企画内容の特にプロセスを不特定多数の個人へアピールすることで、共感する個人を製作過程に巻き込むことで仲間を集めていくこと。

以上が期待できるそうです。

  参加者のみなさんは一言も聞き漏らすまいと真剣そのものでした。その後の質疑応答では、活発なやりとりが繰り広げられました。

 

第2部 ~資金調達実施~ クラウドファンディング企画を立ててみる

  全員が企画を立てるのではなく、手上げ式で企画を発表してもらいました。それに賛同する参加者とグループを組んでいただきます。ちなみに4人の参加者が、我れ先にと熱く活動計画を発表しました。

  次にグループ内で企画をブラッシュアップしていただきます。第三者視点で企画を客観的にみることが大切です。またグループ内で仲間としてつながることも大切です。企画起案者には熱意や勢いだけではなく、内容を丁寧に伝える努力が求められます。加えて、多くの共感を呼ぶ企画立案はクラウドファンディングに関わらず重要なことと言えます。

 0719第2部起案者募集

 

0719グループワーク1

 

『RUN伴で、認知症を知ろう』

『フットサルコートを作る』

『自分たちの夢を舞台に』(若者支援)

『屋上のサンクス農園コミュニティを完成させる』(食の支援)

※RUN伴とは認知症の方とともに走るイベント。今まで認知症の方と接点がなかった地域住民と認知症の方やその家族、福祉医療関係者が一緒にタスキをつなぎ、達成感、喜びを共有すること。

  上記はテーマのみですが、目標金額30万円から2,000万円と非常に幅のある4案でした。どのグループも活発なグループ対話で、まったく時間が足りませんでした。

0719発表1 

  第5回子どもの未来を応援する活動団体交流会は前述の企画案の発表をもって終了しました。なんとグループメンバーで今後活動していくといった宣言もあり、大いに盛り上がりました。

 

  次回も活動団体、企業、区民をつなげていくプラットフォームを運営して参ります。今後も足立区広報、HP等で随時募集をいたします。みなさんのご参加をお待ちしております。

 0719グループワーク2

 

 

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