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公開日:2019年4月11日 更新日:2020年6月11日
平成31年3月15日(金曜日)に、足立区役所庁舎ホールにおいて、第4回子どもの未来を応援する活動団体交流会を開催しました。計27団体39名の方々にお越しいただき、区からの情報提供のほか、テーマ毎のオープンセッションなどを通して、参加者の方々と区が協創して、子どもの未来を明るいものとしていくための歩みを進めていきます。
※開催の趣旨については、第1回子どもの未来を応援する活動団体交流会レポートをご覧ください
(オープンセッション時の全景)
平成30年度の改正で、区の《元気応援ポイント事業》の対象施設に、子ども食堂が加わりました。高齢者と子どもとの親和性は高く、地域で高齢者と子どもが交流できる機会を持つことで、高齢者のいきがいにつなげていきます。
※《元気応援ポイント事業》では65歳以上の方がボランティア活動を積極的に行うことで、足立区がもっと元気になることを目指しています。区内介護施設などでボランティア活動に参加して、ポイントを集めていただくことで、年間(=年度)最大5000円の活動交付金を交付しています。
【デイサービスから広がる子ども食堂】【フードパントリー】【子どもの起業体験プログラム(みらまち)】について、各活動者よりプレゼンしていただきました。
【デイサービスから広がる子ども食堂】
NPO法人スマイル・エイジングパートナーの荻田佳奈枝さんのお話。
介護事業を通して、地域の高齢者を支援している一方で、地域の子どもから大人までが集まり、繋がることのできる地域交流スペース「かどっこカフェ」や、区の子ども食堂MAPにも掲載されている「ちびっこどんぶりの日」を運営されています。
【フードパントリー】
NPO法人子育てパレットの三浦りささんのお話。
「ママたちの不安や迷いを受け止め、自分色の子育てを見つける支援」として、様々な活動をされている中、今回は、シングルマザー限定のフードパントリー(食料提供)活動についてお話くださいました。ひとり親家庭の厳しい現状についてのデータに基づいた説明など、参加者達にとって新たな気づきがありました。
【子どもの起業体験プログラム(みらまち)】
みらまちinあだち実行委員会事務局の野際里枝さんのお話。
「みらまち」とは「子どもたちが自分で考え、行動し、問題を解決する力」をつけるための【子どもの起業体験プログラム】です。野際さんからは、ご自身の子育て体験等を通じて、子どもが社会の仕組みや経済を学ぶことの大切さをお伝えいただくとともに、実際のみらまち運営に関する参加者を増やしていきたいと要望がありました。
講演後、参加者達が興味のあるテーマ毎に集まり、講演者との対話を行うことで、情報を共有したり、お互いのつながりを広げることができました。講演者(テーマオーナー)を囲むような形で参加者達が集まり、オーナーとの直接の自由な対話を通して、アイディアの交換や「自分ならこうする!」等、意見交換・情報共有をしていきました。
それぞれのテーマ毎に出てきた課題や意見を一部紹介すると・・・
【デイサービスから広がる子ども食堂】
・レストランに行ったことのない子に経験をさせてあげたい→キャリア教育につながる
・新たな子ども食堂を始めるが、人が集まるか不安
・食を通して日常生活を楽しむ。楽しみながら個々の課題を見出す
・子ども食堂ポイントカードを作って回れるようにしたらどうか
【フードパントリー】
・食材の輸送手段が課題(女性・子どもでは困難)
・冷蔵庫がないので、肉などの取り扱いができない
・シングルファザー向けのフードパントリーならば、ぜひとも共に取組みたい
・フードパントリー実施団体で地域、日時など連携できれば切れ目ない支援が行える
【子どもの起業体験プログラム(みらまち)】
・運営側の人手不足があり、お手伝いがほしい
・「みらまち」がそもそも何なのかがわかりづらい。理念をわかってもらえれば、参加が広がるのでは
・みらまちのプログラムであればクラウドファンディングにも適している
・幼稚園等での出張開催もよいのではないか
(熱心に語る「みらまち」野際さん)
区職員も書記として対話に参加し、ホワイトボードいっぱいに、出された意見やコメントを記入していきました。
参加者アンケートからは、「とても(自分では)考えていないようなヒントを頂きました」「色々な活動があり参考になった」「防災クッキングを始めたので、コミュニティづくりにつなげます」など、ポジティブな意見を多く頂いただきました。一方で、「時間が短い」といった意見もあり、交流会の内容が濃かったからこそ、もっと話したいという熱意も感じることができました。
今回の交流会をきっかけに、参加者同士の新たなつながりも生まれたようです。こうしたつながりこそが「協創力」となり、地域を良くしていく原動力となります。区では2019年度も、子どもや子育てについての協創プラットフォームを展開していきますので、このページをご覧のあなたも対話に参加してみませんか?
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