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公開日:2022年12月2日 更新日:2022年12月2日
足立区では、昨年度から区内皮革製造業者である「土屋鞄製造所」と連携し、小学3年生をメインターゲットとしてオンライン社会科見学を行っています。
感染症対策と製造繁忙期であることから、なかなか現地に足を運んでの工房見学は難しい中、今年度も多くの学校にご希望いただき、オンラインで工房内を見学したり、職人さんにお話を聞いたりすることができました。
子どもたちは事前に土屋鞄製造所サイト内の学習動画(外部サイトへリンク)を視聴して参加しています。学習動画では「ランドセルの名前の由来や素材について」「ランドセル作りの工程について」「作っている職人さんのメッセージ」などが視聴でき、子どもたちはそれをもとにオンライン社会科見学当日に工房の職人さんたちに質問する内容を考えます。
工房の職人さんたちに対し、各校各クラスの代表1名が順番に質問をしていました。
ランドセルを作っている工房内もタブレット越しに案内してもらうことができました。
ランドセルのパーツを見せ、「これはどの部分だと思いますか?」との工房の方の質問に画面をのぞき込む子どもたち。
毎日使っているランドセルの金具部分や作り途中のバラバラな革のパーツ、まだ肩の部分が付いていない箱だけのランドセルなどに興味津々。
毎日使っているランドセルのあの部分・この部分に、子どもたちは目を輝かせていました。
社会科見学を終えた子どもたちは、「1つのランドセルができる」「一人の職人さんが育つ」までの期間の長さにも驚いた様子。
「余った牛の皮を使っているなんてエコだなぁ。」「ランドセルのいらない部分をなくして軽くしているところがすごい!」「失敗したランドセルを職人さんの練習用にしているところが印象的だった。」などランドセルを作る中での職人さんたちの工夫にも関心を示していました。
土屋鞄製造所の担当者の方からは「たこ焼き屋さんは店頭でたこ焼きを焼いているからたこ焼きがどういう風にできるかみんな知っていますよね。ランドセルづくりもたこ焼きみたいに身近に感じてもらいたくて工場見学を受け入れているんです。」とのお話も。
子どもたちの成長を祝うランドセル。「育ってくれてありがとう」の想いのこもったお祝いの品だからこそ、少しでも上手にたくさん作れるようになりたいという職人さんたちの想いが詰まっています。身近なものを作る人の顔がわかることで、子どもたちにも「6年間大切に使おう」という想いが湧くきっかけとなったのではないでしょうか。
学校ICT推進担当課では、今後も「オンラインだからできること」を探ってまいります。
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