昭和43年6月5日
区のお知らせ
区のお知らせ
第196号
(1)
足立区
企画室
　(882)1111

結婚相談案内
　木・日・祝日を除く毎日、午前9時～午後4時(土曜は午前11時まで)、区役所1階区民相談室で受付。(1)履歴書(2)手札大の写真(3)戸籍謄本(4)印鑑(5)15円切手5枚(6)学歴証明書(大卒の場合だけ)を持参。

人口調べ
(昭和43年5月1日現在)
世帯　162,328
男　　274,396
女　　262,012
計　　536,408
(前月より3,125人の増)

心の育成がたいせつ
　学校、家庭、社会が協力して

区教育三つの努力点
　新教育制度(六三制)が行なわれるようになってから、二十年を経過しました。その間、区教育委員会では、つねに社会的背景を深く検討して、その時流に即した教育
の努力点を選び、それを目標として教育事業を進めてきましたが、この過去の実績をさらに分析して現代の問題点をとらえ、今年度からは新しい「教育の努力点」を選びました。「教育」というと学校がやることだとか、あるいは「よい成績でよい進学」とかにとらわれがちですが、教育委員会では学校も家庭も社会も一体となって、こどもの人間性という問題にもっと目を向けなければならないことを強く念願しています。
　では、「教育」に対して学校ではどんな努力を、また家庭ではどんなことを考えていただくか、今月はこの問題を取り上げて特集しました。

　現代社会における科学技術の進歩は、人類に大きなしあわせをもたらしていますが、その反面、社会のあらゆる面を変化させ、私たちの生活や社会の風潮にまで深い影響を与えています。たとえば、テレビの普及は、政治・文化・娯楽の面で私たちにしあわせをもたらしていますが、教育という立場から見ると、子どもたちによい影響ばかりを与えているとはいえない面があるように、手ばなしで喜んでばかりはいられません。
　しかも、科学技術や社会の風潮、私たちの生活習慣といったことはお互いに関係しあい、ますます社会の変化に拍車をかける傾向にあります。今日の社会は、これらの力に強く流されているといってよいでしょう。この流れを正しい方向にもってゆき、将来を築いてゆくのが「教育」です。
　そのなかで、いつの時代にあっても、最も重視されなければならないはずの「子どもの教育」が、ややもすると宙に浮いてしまうような情況で、区教委としては、これを最も心配しています。
　こと教育に関する限り「子どもの心の育成」がきわめてたいせつな課題ではないでしょうか。たとえ科学技術に基づく高度な教育資材をととのえて、教育環境をつくってみても、心を育てるという教育を進めない限り「子どもの教育」に貢献したとはいえません。したがって目に見える物的な成果ばかりにとらわれないで、「子どもの心」に深く根づいてゆく「子どもの教育」を深く考えて、次の三つを学校教育の努力点としました。
一、環境におぼれることなく、自分をはっきりと堅持できる子どもを育成すること
二、能力に応じて自立し得るだけの心身ともに強健な子どもを育成していくこと
三、敬虔(けいけん)な心を持ち、謙虚で、優雅な情操と意志とをあわせそなえる子どもを育成していくこと

家庭での教育は……
　私たちの生活は、日を追って広がりを大きくしています。急激な都市化や生活様式の変化など、直接教育に及ぼす影響がそこに大きく現われています。たとえば、子どもたちの中にも、物事に計算高く、自分だけの欲望を考え、能力や適性を自覚せずに、あせりの気持から、情緒の不安定な傾向を示す子どもたちが見かけられます。
　このような現状をみますと、青少年の健全な育成は、学校教育ばかりではなく、家庭教育の受け持つ責任も大きいものがあると考えます。
　そこで、足立区としては学校・家庭・社会が互いに協力しあって、次の三大指導目標のもとに教育を進めたいと願っています。
一、能力適性の伸長
二、健康安全の推進
三、情操意志の陶冶(とうや)
　この目標は、長期的に、計画的にしかも具体的に実行されなければ効果はあがりません。そのためには、ぜひともご家庭や地域社会のご協力がなければなりません。
　では、ご家庭ではどんな方針を立てていただいたらよいかと申しますと、
■能力適正の伸長
　(1)基礎となる学力の向上のために、(A)学習に適した家庭のふん囲気を作る　(B)学習の習慣をつけさせる　(C)学校との連絡をよくとる　(D)読書の習慣をつけさせる　(E)子どもに対して正しい理解をもつ
　(2)創造力の育成のために
　(A)子どもの創意くふうする態度をほめてやる　(B)おもちゃや遊び道具をよく考えて与える
　(3)実践能力をふやすために
　(A)家族の一員としての責任をもたせたり、家事の分担をさせる　(B)働くことのよろこびを与える　(C)家族の職業に対して、理解をもたせる
■健康安全の推進
　(1)体格体力を増強するために、(A)発育に関心と理解をもつ　(B)家族ぐるみのスポーツを行なう　(C)食生活の合理化　(D)規律正しい生活　(E)保健衛生についてのしつけ
　(2)安全対策のために
(A)生命の尊さを理解させる　(B)安全に対する習慣づけ　(C)危険なおもちゃや遊び道具に気を配る
■情操意志の陶冶(とうや)
　(1)青少年健全育成のために
(A)毎月第三日曜日の「家庭の日」を実施する　(B)子ども会へ進んで参加させる　(C)健全な余暇利用　(D)公共のものをたいせつにさせる
　(2)助け合う精神を育成するために、あたたかい友情と思いやりの心を育てる
　(3)家庭愛を深めるために
(A)明るいほがらかな家庭にする　(B)愛と規律のある家庭生活をつくる。
　以上を、ご家庭の教育方針として、学校や地域社会が行なう教育とともに進めてくださるようお願いします。

自発的に花壇の手入れをする子どもたち(千住公園で)

子どもと楽しい
　　　　一日を
　家庭の日を設けましょう

放し飼いはすべてダメ
　　きびしくなった飼い犬等取締条例
　放し飼いの犬をきびしく取り締まる「飼い犬等取締条例」の一部改正案がこのほど都議会で議決され、五月三十日から実施になりました。
　今度の条例改正の要点は、放し飼いの犬は、すべて捕獲(飼い主が引き取りにこない場合は、五日めに薬殺)できるようにしたこと。いままで、狂犬病予防のためだけに薬殺できた野犬を、人畜に対する危険防止の目的でも処分できることの二つ(人間が食べても非常に危険ですので、実施する場合は、事前に皆さんに知らせ、慎重に行ないます)。これは「犬にかまれて全治一週間」などという物騒な事件が、年間都内で五千件以上も発生しているばかりではなく、犬のふんも町の美化上、好ましくないため、このような改正に踏みきったものです。
　今後は、鑑札を受け、狂犬病予防注射をして犬の首輪にそのメダルを付けていても、つないでいない犬は、捕獲されてしまいますので、犬を飼っているかたは特にご注意ください。

騒音をなくそう
　都では、現在「騒音防止運動」を展開中です。
　騒音は、空気や水の汚れと並び都市公害の一つに数えられています。あまり騒音が長く続くと、頭や耳が痛くなり、イライラして落ち着かず、消化不良をおこし、疲れやすくなります。
　騒音をなくすには、なによりもみなさんの協力が必要です。

　工場を経営しているかたは
□騒音を出さない設備を
□夜間の作業は特に注意が必要

　自動車をお持ちのかたは
□警笛はひかえめに
□完全に整備して静かな運転を

　ご家庭の皆さんへ
□隣り近所の迷惑にならないようテレビ、楽器などの音はひかえめにしましょう。
□夜間や生活が開放的になる夏場は、特に気をつけましょう。
　騒音についてのお問い合わせは都市公害部環境課(電話二一二-五一一一内線四三六九)へ。

――お礼――
　足立土地改良区清算総代会(代表志村文蔵氏)は、さる四月三十日、土地改良事業の清算残金を、また、加賀一産興株式会社(加賀道太郎社長=千住桜木町四六)は去る五月十五日、それぞれ区の育英資金に多額の寄付をしてくださいました。

投票区域　大きく変わる
　　入場券をよく見て投票所へ
　きたる七月七日(日)に予定されている参議院議員選挙は、投票区域が大きく変っていますので、投票に行く際は、ご自分の入場券に印刷してある投票所を確かめてからお出かけください。間違えてほかの投票所へ行っても、投票することはできません。
　なお、今回は、入場券を郵便でお届けしますが、万一、入場券が届かなくても、足立区の選挙人名簿に載っていれば投票できますので、投票資格のあるかたは、投票所へおいでください。

名前を確かめて
　　六月調製選挙人名簿の縦覧
　　六月八日～十四日まで
　区選挙管理委員会では、六月一日現在で、新しく満二十歳になったかたや、最近転入してきたかた等の申し出により、追加の選挙人名簿を作成しました。これに、もしも記載もれや誤りがあっては、たいへんです。
　そこで、次の期間中、みなさんにこの名簿をお見せしますので、ぜひ一度、確かめてください。
　場所――出張所、または区選挙管理委員公(区役所三階)
　日時――六月八日～十四日。毎日午前八時三十分から午後五時まで。ただし、出張所の場合、土曜日は正午まで、日曜日は休み。

商業統計調査に
　　　ご協力を
　この調査は、区の施策の参考にするとともに、民間企業の経営上の参考にもなるような統計資料を作るために行なうものです。七月上旬、調査員が各店舗にお伺いして、調査票の記入と提出をお願いしますので、ご協力ください。

川や下水路などに――
　　ゴミを捨てないで
　梅雨(つゆ)どきを控え、下水路にゴミがたくさん流れてくるので、排水場では、頭をかかえています。
　足立区は、地盤沈下が激しいため、雨水や家庭から出る汚水が、下水路を自然には流れてくれません。このため、豪雨時などにも備えて排水場をつくり、ポンプで汲みあげて川に流しています。現在、排水場の数は、区内に三十七箇所あり、その排水能力は毎分約五〇〇〇トンあります。
　しかし、ゴミがつかえると排水能力が半減して、出水の原因となってしまいます。また、悪臭がしたり、水が黒く濁り、町の美化上好ましくありません。
　水が、きれいに、よどみなく流れるよう、用水路や下水路には、ゴミを絶対に捨てないようにお願いします。

東京百年記念
足立区美術展
　区と区教育委員会では、東京百年記念の美術展を開いています。ぜひ、ご観覧ください。
　□洋画・彫そ展
六月三日～七日
　□書道展
六月十日～十四日
　時間は午前九時～午後五時。場所は区役所七階。入場自由。

夜間中学生入学受付
　区教育委員会では、いろいろな事情でどうしても中学校へ行けなかった人たちのために、夜間中学を開いており、入学希望の生徒を次により受け付けています。
　資格――区内在住、小学校卒業、年齢制限なし
　申し込み――区教育委員会事務局学務課学事係(区役所内)
　開設校――区立第四中学校(梅島一丁目二-三三、東武線梅島駅下車七分)
　なお、期間は三年間で、中学卒業の資格が得られます。

下水清掃に
　　新威力
　下水路にたまったドロやゴミを吸いあげてしまう車を、このほど四百四十万円で一台買い入れました。
　名前は下水清掃車。中型三トン積みの自動車=写真=で、じゃ腹の管の先からドロなどを吸いあげ、水は別の管から外に吐き出してしまうというもの。
　いままでの方法だと、二台のトラックを用い十二人がかりで一日六・四立方メートルしか処理できませんでしたが、この車は一度に二立方メートルを車体内に納められ、六人がかりで一日一二立方メートルも処理できるので、その活躍が期待されています。

■区役所の電話882-1111　第二庁舎886-3165　足立福祉事務所888-3141　東部福祉事務所605-7101　中部福祉事務所689-1481