あだち広報テキスト版2022年(令和4年)9月10日第1887号6・7面 【特集】区役所の現場〜新型コロナウイルス感染症 対策編〜 問い合わせ先=広報係 電話番号03-3880-5815 ※新型コロナウイルス感染症関連の最新情報は、2面に掲載しています。掲載内容は9月2日時点の情報です。 さらにくわしい情報のほか、週単位の感染者数や、年齢層別のワクチン接種率など、区のホームページで公開しています。 足立保健所 感染症対策課 新型コロナウイルス感染症が流行してからの約2年半、数多くの困難に直面しながら業務を進めてきた感染症対策課。新型コロナウイルス感染症対応以外にも、結核や腸管出血性大腸菌感染症(O-157等)などの「感染症」に関する業務を行っています。 「感染したかな」と思ったら 1.かかりつけ医に相談してください 2.いない方は発熱外来に相談してください 区内、約200の医療機関が発熱外来を実施しています。かかりつけ医がいない場合などは、発熱外来を実施している医療機関に相談してください。 3.1・2が難しい場合は次記に相談してください 足立区:発熱相談センター(足立保健所内) 電話番号03-3880-5747 平日、午前9時から午後5時 東京都:発熱相談センター 電話番号03-5320-4592/電話番号03-6258-5780 年中無休、24時間 東京都:医療機関案内専用ダイヤル 電話番号03-6732-8864/電話番号03-6636-8900/6630-3710 年中無休、24時間 東京都:FAXなどによる相談 ※聴覚障がいのある方などが対象 年中無休、24時間 ファクス番号03-5388-1396(原則回答は平日、午前9時から午後6時) ※専用の相談票あり ◆電話がつながりにくい状態が続いています お問い合わせ件数が多く、電話がつながりにくい場合があります。不安を感じている中でお待たせし、大変申し訳ございません。発熱外来、相談センター共に、午前中が大変混み合いますので、なるべく混雑時間を避けてお問い合わせください。休日、夜間などは都の窓口をご利用ください。 【要注意】医師の診療が必要です 自宅で実施した医療用抗原検査キットや、都のPCR等検査無料化事業で陽性となっただけでは、保健所に発生届が届かず、療養証明が出せません。必ず医師の診療を受けてください。 ※都では、有症状の20代から40代で重症化リスクが少ない方に抗原定性検査キットを配布中。陽性となった場合は「東京都陽性者登録センター」に登録することで、保健所に発生届が届きます。 発生届に基づき、保健所から連絡 ※医師が、すべての患者の発生について保健所に届出(発生届)を行います。保健所は発生届を受理した後、すべての方に連絡します。(9月2日時点) 1.携帯電話番号がわかる方 約80パーセントが回答 「書いてある内容をよく読んで操作してください。発生届を確認した方以外にはお送りしません。」 ショートメールをお送りします。記載の案内に沿ってご自身の症状などを専用フォームに入力してください。 ※入力での回答が困難な方はお電話でご相談ください。フィッシング詐欺(さぎ)などに十分にご注意ください。 2.自宅電話番号がわかる方 30人の職員で対応! 携帯電話番号がわからない場合や1に回答がなかった方には、電話で症状などの聞き取りを行います。区役所で使用できる電話回線を上限まで使用し、対応しています。 3.1・2で連絡のつかない方 1・2どちらの方法でも連絡がつかなかった方に対しては、訪問による安否確認を行います。 「最後まで徹底!」 ◆お一人おひとりに寄り添って 陽性診断を受けたとき、誰もが不安になると思います。区では、医療機関からの発 生届に基づきショートメールや電話などで陽性となった方全員に連絡しています。療養時の心配や不安なことがあればご連絡ください。今後も国や東京都の方針に沿って、迅速かつ丁寧に対応してまいります。 感染症対策課職員(保健師) ◆感染症対策を最優先に 9月2日時点、感染症対策課以外の部署から約100人の職員の応援と、都からの派遣や民間の人材派遣など総勢約200人で感染症業務を行っています。各地域の保健所業務 のひっ迫が報道されていますが、足立保健所も同様です。 しかし、この約2年半の間、足立区医師会をはじめとした、様々な方々にサポートいただき乗り越えてきました。 これからも、区民の皆様の健康と安心安全を最優先に、区役所一丸となって取り組んでいきます。 足立保健所 水口 千寿(みなくちちず) 所長(医師) もしものときのために、できること ◆食料品、日用品を備蓄しておきましょう いつ・どこで・誰が感染するかわからない状況です。「もしも」のときのための準備をしましょう。感染者が多い期間は、都の「うちさぽ東京」に食料品の支給を依頼しても、実際に手元に届くまでに時間がかかる場合があります。食料品・日用品ともに備蓄しておくと安心です。 少し前、陽性者が爆発的に増えたときに新型コロナウイルス感染症に感染しました。「うちさぽ東京」からの食料品の支給は、とても助かりましたが、手元に届くまでに数日かかり、それまでの間は一人暮らしなのでとても困りました。 区職員A(20代男性) ■食料品 体調が優れなくても食べられるもの、経口補水液などの水分も忘れずに用意! ■日用品 服用している薬や普段から使っている消耗品やマスクなどを余分に用意! 体温計も必要です 新型コロナウイルス ワクチン接種担当課 集団接種会場の手配や区民の皆様へワクチン関連情報の提供などを行う新型コロナ ウイルスワクチン接種担当課。休日も交代で出勤し、午前8時から午後8時まで、ワクチンに関する問い合わせに対応しています。 ワクチン接種で感染・発症・重症化を予防 ■1週間毎の人口10万人あたりの新規陽性者数(9月2日時点) 「新規感染者数は緩やかな減少傾向ですが、引き続き感染対策の徹底を!」 3年8月11日から17日=第5波 足立区10万人あたり=240.74 東京都10万人あたり=227.05 全国10万人あたり=101・93 4年2月2日から8日:第6波 足立区10万人あたり=862.43 東京都10万人あたり=961.60 全国10万人あたり=519.26 8月17日から23日:イマ 足立区10万人あたり=712.80 東京都10万人あたり=992.90 全国10万人あたり=886.39 まだまだ感染者数は高い水準にあります。日ごろからの感染予防とワクチン接種で感染・発症・重症化を予防しましょう。 ワクチンの効果は時間の経過で徐々に低下する可能性はありますが、重症化予防効果は比較的高く保たれると報告されているため、厚生労働省はワクチン接種を推奨しています。 ◆ワクチン接種をご検討ください! 足立区医師会の協力により、区内の医療機関で最大で週に2万人の方に接種いただいています。重症化予防のためにも、早めの接種をご検討ください。 新型コロナウイルスワクチン接種担当課 片岡 則彰(かたおかのりあき) 課長 年齢および接種回数ごとの「接種が可能なワクチンの種類」と「接種間隔」を必ずご確認ください。くわしくは区のホームページをご覧になるか、足立区コロナワクチン予約・相談ダイヤルにお問い合わせください。 足立区コロナワクチン予約・相談ダイヤル 0120-230-377 受け付け時間 午前8時から午後8時(毎日対応) 密着! ワクチンの保管から接種まで 1.これがワクチンです! 接種前は、こんなに小さなビンに入っています!メーカーによって、保管期間、接種までの作業手順などが異なります。 ※写真はモデルナ社製ワクチン 2.ディープフリーザー! 「中の温度は約マイナス20度!」 モデルナ社製ワクチン保管用の超低温冷凍庫です。区役所庁舎ホールでは13台使用しています。最大で9カ月間保管可能! 3.ワクチンを充填! 超低温保管されていたワクチンを専用の冷蔵庫で解凍したら、接種ブースのすぐ近くで、注射器に充填していきます。 4.いよいよ接種! 「接種は数秒!」 こうして準備されたワクチンが問診を終えた皆様へ接種されます。区役所庁舎ホールでは、1日最大約1,900人の方に接種を行いました。 ワクチンの接種方法と今後の想定 ◆各医療機関でワクチン接種が受けられます 区役所庁舎ホールでの集団接種は9月4日で一旦終了しました。今後は、各医療機関で接種を受けることができます。 ※接種可能な医療機関は、年齢により異なります。 ◆オミクロン株対応ワクチンの接種が始まります 最近よく耳にする「オミクロン株対応ワクチン」。その接種について国は、「様々な情報を踏まえ引き続き検討する」としています。区では、実施が決定した場合は速やかに対応できるよう準備を進めています。 ■対象=初回接種(1・2回目)を完了したすべての方を想定 ■接種開始時期=4年10月半ば以降を想定 ※9月2日時点の情報です。国の都の検討状況により変更となる場合があります。 新しい情報がわかり次第、区のホームページなどでお知らせします。 ◆安心して受診してください 令和2年3月から開始し、現在では診察終了後の午後7時30分から毎週2回、副区長や衛生部職員と足立区医師会理事とでコロナ禍における医療提供体制やワクチン接種について意見交換を続けています。その結果、「お互いがやるべきことをやる」という今の信頼関係を築くことができました。 発熱外来やワクチン対応を行う医療機関は、他区に比べて多いと思います。今後も引き続き、皆様に安心していただけるように医師会が中心となって協力し合い、しっかり医療提供を行っていきます。 足立区医師会 阿部 聡(あべさとし)会長 医療法人社団 慈航会(じこうかい)阿部メディカルクリニック 院長