あだち広報テキスト版2022年(令和4年)8月10日第1885号・1面


区制90周年記念企画
語り継ぐ あだちの戦争

終戦から77年。戦争の記憶は年々失われつつあります。今号では、区内や疎開の地で戦争を体験した4人の方々からお話を伺いました。
問い合わせ先=広報係 電話番号03-3880-5815
戦争体験者のインタビューは6・7面、足立区の戦跡マップは12面へ

広報番組連動企画 出演者インタビュー
吉岡 政光(よしおかまさみつ)さん(104歳)
8月に放送する広報番組「1941から1945  戦後77年 あだちの記憶を語り継ぐ」に出演。番組の放送日時など、くわしくは6・7面へ

◆まさかアメリカと戦争するとは思わなかった
当時私は、攻撃機の操縦士の後ろで、爆弾を落とす役割を担っていました。太平洋戦争が始まる前、私たち下士官兵はアメリカと戦争をすることを知りませんでした。真珠湾攻撃の直前に、私が乗っていた航空母艦「蒼龍(そうりゅう)」の艦長が訓示を述べたんです。「暴慢不遜(ぼうまんふそん)ナル宿敵米国ニ対シ愈々(いよいよ)12月8日ヲ期シテ開戦セラレントシ」と始まり、「当艦隊ハ、ハワイヲ空襲ス」と。びっくりしました。そこで初めてアメリカと戦争することを知ったんです。
「もう帰って来られないな」と覚悟を決め、誰が言い始めたかは分かりませんが、「どうせ死ぬんだから」と全員落下傘バンドを着けずに出撃しました。

◆戦争を経験したからこそ、伝えたいこと
私は今まで戦争のことをほとんど話してきませんでした。戦争のことを語る人はたくさんいましたし、「当時のことをあまり話したくない」という気持ちもありました。
しかし最近になると、当時の話ができるのが私くらいしか残っていないんです。戦争というのは、結局は殺人。人類にとって一番罪深いことだと思っています。だから、実際に戦争を経験した私が話すことで、「戦争だけはしてはならない」ということを皆さんに伝えたいと思っています。

(写真説明)
当時の吉岡さん


ー欄外ー
毎月10日・25日発行(1月は1日・25日)あだち広報は全戸配布です。配布に関することは、足立区シルバー人材センター(電話番号03-5856-6866)へ 
再生紙を使用しています 352,900部発行