あだち広報テキスト版2022年(令和4年)7月10日第1883号12面 あだち絆づくり 孤立ゼロプロジェクト~絆のあんしんネットワーク~ 1,000人以上登録!今こそ!絆のあんしん協力員 募集中! 地域の方々や協力機関がネットワークを組み、いくつになっても笑顔があふれる「お互いさまのまち」を皆の「ちから」で築いていく本プロジェクト。今号では、地域の高齢者の見守りなどを行う「絆のあんしん協力員」の活動を紹介します。ぜひ、あなたも協力員になって、絆づくりに「ちから」をお貸しください! 問い合わせ先=絆づくり事業調整担当 電話番号03-3880-5184 ◆夏こそ見守りで、高齢者の孤立死防止! 熱中症が発生しやすい7月・8月は高齢者の孤立死が特に増加します。身近で心配な方がいたら、まずは地域包括支援センターまたは絆づくり事業調整担当へご連絡ください。 (グラフ) 平成28年から令和2年 夏季(7月・8月)最高気温別 足立区の高齢者孤立死 1日の平均件数 35度以上:2.6件 最高気温が35度(猛暑日)を上回ると、35度未満と比較して高齢者孤立死のリスクは約3倍 【ベテラン】協力員11年目 鬼頭 傳次郎(きとうでんじろう)さん 西綾瀬の都営住宅で活動中。コロナ前までは都営住宅内の住民の訪問を行っていたが、現在は手紙で交流し見守りをしている。 「直接会えなくても、手紙でつながる」 コロナ禍に書き綴(つづ)った手紙は約300通 コロナ禍でいままでのように訪問やお茶会などができなくなり、一時期は何もせず巣ごもり状態に。そのとき、同じ都営住宅に住む方からもらった手紙に勇気づけられ、自分も書くようになりました。現在は11人と手紙で交流しており、書いた手紙は約300通に達しました。手紙の内容は同じにならないように気をつけています。私の書いた手紙も誰かの役に立っているといいなと思っています。 (写真説明) どんな手紙を書いたか忘れないよう、ノートに書き留めている 【中堅】協力員4年目 小原 和行(おはらかずゆき)さん 高齢者への訪問活動のほか、足立区友愛クラブ連合会 翔寿会の会長として、メンバーと一緒に公園の清掃などにも取り組んでいる。 「自分の健康もかねて、活動中!」 楽しむことが一番大切 退職してから、地域とのつながりの大切さを感じるようになり、協力員を始めました。この活動ではたくさんの人と関わります。つながりを持てるのはもちろんですが、様々な考えを学ぶことができ、新しい自分も発見できます。訪問活動も公園の清掃も楽しみながら行っているので、大変さは感じていません。気楽に自分ができる範囲で活動することがポイントです。 (写真説明) 週1回、地域の公園を清掃し、見守りを行っている 【ルーキー】協力員2年目 中田 洋子(なかだようこ)さん 自身がオーナーを務める珈琲(コーヒー)はんなり(西新井1丁目25番6号)で、介護の悩みを共有できる場「井戸端かいご」を月1回開催している。 「誰でも安心して話せる「場」を作りたい」 お店だからこそできる活動を 「井戸端かいご」を始めたきっかけは、常連客の方から「介護の悩みなどを気軽に共有できる場を作りたい」と相談されたことです。私も高齢の父のことで、地域包括支援センターへ相談した経験があるので、それをもとにアドバイスすることもあります。今は6人程度の参加ですが、参加者がもっと増え、この場所から地域のつながりがさらに広がっていってほしいです。 (写真説明) 介護だけでなく、日常のことなど、何でも気軽に話せる場