あだち広報テキスト版2022年(令和4年)2月25日第1874号1面 じんがんなわ 区内初! 祝 西保木間地域(旧大門)の「じんがんなわ」が東京都の無形民俗文化財に指定へ 古くからの形式を守りながら受け継がれてきた「無病息災」「五穀豊穣」を祈願する文化である点などが、貴重かつ重要であると認められ、都の無形民俗文化財に指定されます(都の教育委員会決定を経て、3月に正式に指定される予定)。 「じんがんなわ」の伝説 今から500年ほど昔、大乗院(だいじょういん)(西保木間二丁目)にあった薬師堂に一匹の白蛇が住みつくようになりました。その美しい姿に村の人々は「薬師如来の使いに違いない」と、この白蛇を崇(あが)め大切にするようになりました。 しかしその後、戦乱により薬師堂が焼き討ちに遭(あ)い、大切にされてきた白蛇もいなくなってしまったのです。 やがて、大門(だいもん)(西保木間二丁目地域)の人々を疫病や飢饉(ききん)が襲いました。人々は、白蛇の代わりに稲藁(いなわら)を持ち寄って大蛇を作り、樹上(じゅじょう)に祀(まつ)るようになりました。すると疫病や飢饉はおさまり、大門は平安息災となったのです。 こうして「じんがんなわ」が始まったと伝わっています。 2月末ごろに「じんがんなわ」の奉納の様子を動画で公開予定。お楽しみに! 足立区の無形民俗文化財はほかにも!くわしくは2面へ 問い合わせ先=(足立区)文化財係 電話番号03-3880-5984 ー欄外ー 毎月10日・25日発行(1月は1日・25日)あだち広報は全戸配布です。配布に関することは、足立区シルバー人材センター(電話番号03-5856-6866)へ 再生紙を使用しています 350,100部発行