あだち広報テキスト版2021年(令和4年)2月10日第1873号6・7面

「進む」教育
「学ぶ」高齢者
今号はあだちのICT特集。
「子ども」のICT活用では興本扇学園、「高齢者」のICT活用では区主催のスマホ講座や、足立区シルバー人材センターの様子を紹介します。
問い合わせ先:学校情報化推進担当   電話番号03-3880-5646
消費者センター 電話番号03-3880-5385

学校ICT(興本扇学園)

平成18年4月に足立区初の小中一貫教育校として開校。平成28年に東京都教育庁が実施している「公立小中学校ICT教育環境整備支援事業」に採択されたモデル校の一つ。
(写真説明)
令和3年9月、区内小・中学校全児童・生徒約4万5,000人にタブレット端末の配備完了
(写真説明)
授業では教科書も使いながら、情報収集などでタブレットも使用


◆全員の答えが、1つの画面で分かる
先生:わかった人~ 児童:は~い! 
楽しかった授業シーンは、今もそのままですが、最近はそこにタブレットをプラス。
活用の一例がふせん機能です。各自がタブレットに意見を書き込むと、ボタン1つでグループ画面に共有され、全員の考えや意見を見ることができます。
これまでは、限られた(先生に当てられた)人の発言しか共有できませんでしたが、より多くの思いや答えに触れることが、深い学びのきっかけに。

(写真説明)
ふせんの色を変えることもできる
「画面を保存して、あとで見返すこともできるから便利!」
「タブレットは、委員会や部活動などの連絡手段としても使えるよ」

◆いつでも、どこでも、誰とでもつながる
インターネット環境があれば、いつでも、どこでもつながることができるのがICT教育の強み。その特徴を活(い)かしたのが、区内皮革製造業者への「オンライン社会科見学」です。
予約枠(15校)に対して、なんと3倍の45校から申し込みが !
参加した子どもたちからは、「なんで職人さんになろうと思ったんですか?」などの質問がドンドン出てきます。「インターネットだからこそ」できることを、今後さらに広げていきます。

(写真説明)
「こんにちは」
オンライン社会科見学の様子
※写真は中川小学校
「ランドセルの大変な製造工程を知ることができました。教えてくれた職人さん、ありがとう!」

◆子どもの学習意欲に火をつける
世界中の情報にアクセスできるインターネットは、児童・生徒が知りたいこと、調べたいことにも一瞬で答えてくれます。そしてその調べ学習は、ただ調べるだけではありません
例えば、英語の授業。東京スカイツリーと東京タワー、「どちらが高いでしょうか(Which is higher?)」の問題をタブレットで作成。そして答える生徒も英語で回答。その答えはもちろん、「It's Tokyo Skytree!」

(写真説明)
写真で示すことで、視覚的に分かりやすい
「子どもの吸収スピードには、驚かされますね」
「私は6人1組で動画作りにも挑戦! 学園祭で流したよ!」


なんと、CMコンテストにも応募あり!

区主催の「第11回あだワンCMグランプリ」に、東綾瀬小学校から21作品も応募がありました! 自分たちで撮影・編集まで行いました。あっぱれ

ホットな情報、公開中!

あだち学校ICT情報ひろば
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スマホ講座(消費者センター主催)

二次元コードの読み取りや、キャッシュレス決済の仕方などを習得し、区の事業の申し込みや利用方法などを学ぶことを目的として実施。令和3年12月に区内5カ所で開催。

◆まずは、やってみましょう!
毎日のニュース、お買い物や、災害などの緊急情報、コロナワクチンの予約などなど、昨今は、インターネットを通じて情報を得たり、手続きしたりすることが多くなりました。でも、「パソコンやスマホは、ちょっと苦手…」という方は多いのではないでしょうか?
昨年、区内5カ所で行った消費者センター主催の「高齢者対象のスマホ講座」では、やはり参加者の皆さんは操作に四苦八苦。しかし、時間が経つにつれて、「あ、そうか」「へえ、結構簡単」などの声も聞こえるように 最後は、A-メールや足立区LINE(ライン)公式アカウントの登録まで行いました。

(写真説明)
スマホ講座の様子。区の職員が講師を務めた
「あだち広報を見て参加しました。二次元コードがすごく便利で感動したので、友だちにも紹介しようと思います!」

これが二次元コード(QR)
A-メールの登録方法など、くわしくはコチラ

◆どんなに遠くても、つながれます
講座に参加された方のエピソードを1つ。お子さんにLINEアプリをインストールしてもらってはいたものの、そのままになっていたAさん。講座の途中で、アシスタントのサポートを受けて、LINEを送ってみました。
するとすぐに、お子さんからLINEスタンプの返信が。一緒に「LINEがきてびっくりした。うれしくて返信しました」のメッセージも添えてありました。LINEなどの通話アプリでは、お互いの顔を見ながら話すこともできます。最初の一歩を踏み出せば、遠くの家族や友人の笑顔が見られます。

(写真説明)
A-メール登録に挑戦中
「私は、甥(おい)がスマホでお歳暮を送っている姿を見て、講座に参加しました。難しいものと身構えていたけど、親切に教えていただけて楽しかった!」

◆広報紙つくっちゃってます!
足立区シルバー人材センターで毎月発行している広報紙「いちょうぴあ毎月約3,500部発行され、今年で創刊21周年を迎える。)」、その編集員は4人。みなさんボランティアで制作しています。
編集は基本的にパソコンの編集ソフトを使用。レイアウトなどにもこだわって、「いちょうぴあ」を会員のみならず、様々な方に読んでもらえる魅力いっぱいの広報紙にすることが当面の目標とのこと。仕事でパソコンを使っていたという方もたくさんいらっしゃると思います。そのスキル、足立区シルバー人材センターで存分に発揮してみませんか?
問い合わせ先 足立区シルバー人材センター 電話番号03-5856-6866

(写真説明)
編集から納品まで、すべての作業を行う

区の情報を発信中! まずは登録から。
誰もが必要なときに必要な情報を入手できるよう、A-メールや、LINEでの情報発信に力を入れています。ほかにも、広報番組など楽しい動画の公開もしています。まずは右の二次元コードをスマホなどのカメラで読み取って、ページを覗(のぞ)いてみてください!

今後もやります、スマホ・パソコン講座!
今後も高齢者向けのスマホ講座やパソコン講座などの開催を予定しています。講座案内は、区のホームページやあだち広報などでお知らせします。ぜひご参加ください!