足立区ユニバーサルデザイン推進会議 会議概要 会議名  第29回足立区ユニバーサルデザイン推進会議 事務局  都市建設部都市計画課、ユニバーサルデザイン担当課、総務部総務課、福祉部障がい福祉課 開催年月日  令和3年12月3日(金) 開催時間  午前10時03分 〜 午前11時00分 開催場所  足立区役所 中央館8階 特別会議室 区長の出席無 出席者  会長 八藤後 猛 委員   署名委員 山田 あすか 委員   上野 須美代 委員   村田 雅利 委員   金子 孝一郎 委員   長澤 陽子 委員   田中 功一 委員   内田 眞 委員   金井 秀之 委員   白石 啓 委員   永野 充 委員   渡部 郁子 委員  総務部長  松野 美幸 委員   障がい福祉推進室長 中村 明慶 委員   都市建設部長 犬童 尚 委員 関係区職員  事務局   UD担当課長 安岡 毅   UD担当係長 白勢 和道   UD担当係員 米本 仁     資 料        第29回足立区ユニバーサルデザイン推進会議次第        第29回足立区ユニバーサルデザイン推進会議座席表        令和3年度足立区ユニバーサルデザイン推進会議委員名簿 ・資料1   第28回足立区ユニバーサルデザイン推進会議議事録 ・資料2   区が実施する個別施策一覧と評価結果 ・資料3   足立区バリアフリー地区別計画(花畑周辺地区編)素案 ・別冊    足立区ユニバーサルデザイン推進計画 令和2年度実施事業評価報告書 その他   傍聴人:無  その他の参加者:無    (審議経過) 開会   ○安岡UD担当課長 それでは、皆様、お待たせいたしました。朝早くからありがとうございます。  本日は、お忙しい中、第29回足立区ユニバーサルデザイン推進会議にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。  私は、司会を務めさせていただきます都市建設部ユニバーサルデザイン担当課長の安岡と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  今回、新型コロナウイルスの関係は沈静化傾向にありますけれども、ウェブ併用の通常会議として開催させていただきました。  しかし、引き続き、感染拡大防止の観点から、会議時間の短縮のため、一部の報告事項につきましては説明を省き、配付資料のご確認とさせていただければと考えております。  それでは、着座にて説明させていただきます。  それでは、まず本日の資料確認をさせていただきます。  事前にお送りいたしまして本日お持ちいただいた資料といたしまして、令和3年度足立区ユニバーサルデザイン推進会議委員名簿と第29回足立区ユニバーサルデザイン推進会議座席表。  第29回足立区ユニバーサルデザイン推進会議次第。  資料1としまして、第28回足立区ユニバーサルデザイン推進会議議事録。  資料2としまして、1枚ペラになると思うのですけれども、区が実施する個別施策の一覧と評価結果。  資料3としまして、冊子ですけれども、足立区バリアフリー地区別計画(花畑周辺地区編)素案。  本日、机上配付させていただきました別冊の足立区ユニバーサルデザイン推進計画資料。  以上が本日の会議資料となりますけれども、お持ちいただいていない方がいらっしゃいましたら。大丈夫でしょうか。  では、会議を進めさせていただきます。  次に、皆様に3つほどご連絡がございます。  まず、委員の中村部長ですけれども、所用のため11時には退席させていただきますので、ご了承願います。次に、本日の会議の議事録を作成する関係上、議事録を作成する委託事業者が本日の会議内容について録音させていただきます。また、記録として背後から会議中の写真撮影をさせていただきますので、あらかじめご了承ください。  また、本日、定数15名のところ、ウェブで参加の方も含めて14名がご出席いただいておりますので、会議が有効に成立していることをご報告いたします。  それでは、ここからの議事進行は、足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例施行規則第6条第2項に基づき、八藤後会長にお願いいたします。八藤後会長、よろしくお願いいたします。 ○八藤後会長 おはようございます。今日もまた、よろしくお願いいたします。  それでは、いつもどおりなのですけれども、事務局に確認をしたいと思います。本日の会議の到達目標はどこになりますでしょうか。 ○安岡UD担当課長 本日の到達目標ですけれども、お手元の次第をご覧ください。  本日の到達目標は主に2点ございます。  1点目が、令和2年度実施事業評価結果、先ほどお配りしました別冊の資料になりますけれども、こちらは第一、第二評価部会と区の内部評価部会の結果報告となります。2点目としましては、資料3のバリアフリー地区別計画(花畑周辺地区編)について、これは別の協議会でありますバリアフリー協議会で策定を進めております内容になるのですけれども、そのご報告という形になります。  以上2点が主な内容となっております。 ○八藤後会長 分かりました。ありがとうございました。  では、その辺りを念頭に入れて今日の会議を進めていきたいというふうに思っております。 報告・承認事項(1)第28回議事録の承認と第29回議事録署名人について ○八藤後会長 それでは、会議次第「2 議事」の報告・承認事項(1)第28回推進会議議事録の承認と第29回推進会議議事録の署名人についてに入ります。  先ほど安岡課長より、時間短縮のため報告事項の説明を省きたいとの提案がありました。第28回ユニバーサルデザイン推進会議の議事録について、今回は時間短縮のため説明は省略して、委員の皆様にはご一読いただくということでよろしゅうございますでしょうか。  特にご異議等ございませんでしょうか。  ウェブで参加の方もよろしゅうございますでしょうか。 ○白勢UD担当係長 渡部さん、よろしいでしょうか。よろしかったら、チャットでも結構なので、ご返事いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。  大丈夫ということでお返事がありました。 ○八藤後会長 ありがとうございます。  それでは、このように進めさせていただきたいというふうに思います。  続きまして、議事録の署名人につきまして説明させていただきます。  足立区ユニバーサルデザインのまちづくり条例施行規則第10条に、推進会議の議事録を作成し保存すること、また、議事録は会長及び会長が指名する委員が署名することが定められています。  つきましては、本日のユニバーサルデザイン推進会議の議事録の署名人について、私から指名させていただきます。  本日の議事録署名人ですが、私と、いつもお願いしているのですが、山田副会長よろしゅうございますでしょうか。  ご了解いただきました。ありがとうございます。  それでは、よろしくお願いいたします。 報告・承認事項(2)令和2年度実施事業個別施策の評価の公表について ○八藤後会長 それでは、次第2の報告・承認事項(2)令和2年度実施事業個別施策の評価の公表について、事務局から説明をお願いします。 ○安岡UD担当課長 それでは、令和2年度実施事業個別施策の評価に関する説明をさせていただきます。資料2と別冊に基づき説明させていただきます。  まず1枚ペラの資料2をご覧ください。今回、評価は全体的には平均点が4.1という形で、前回に比べますと0.23ポイントのアップという形になっております。  内容的には、内部評価の部会などで5点の評価が増えております。  また、下がった項目としましては、1−(2)−A「児童・生徒への国際理解教育の推進」、内容的には臨時講師の派遣などを行っている事業なのですけれども、評価が下がりまして4から2となっております。また、2−(3)−A「ユニバーサルデザイン製品の開発支援」、こちらは講座の実施などをやっている事業なのですけれども、評価が下がりまして4から3になっております。一覧表的にはこういった形になっております。  次に、本日机上配付した別冊の内容ですけれども、まだ評価の報告書自体は作成中ですが、お配りした別冊に、いつもどおりの評価点とか、こういう評価で行いますという鏡をつけましてまとめる予定でございます。  前回も作成したのですけれども、評価結果が分かりにくいというご意見をいろいろな方から受けまして、評価部会の委員様の途中の過程を省いた形で、評価結果に特化した見やすい形にしたいと思っております。八藤後先生から、第一評価部会の総評と鏡につけます総評については、今回の皆様のご意見をお聞きしてから記入したいということでございましたので、その点につきましては後日記入させていただきまして、八藤後会長にご一任という形で、次回3月の会議に報告という形にさせていただければと思っております。その間に庁内報告を経まして、議会報告、ホームページでの公表予定は来年の3月となっております。  また、今回議題とはいたしませんけれども、委員の方々や各所管から取組に対する批評、年次目標といったものが現状に合っていないので見直すべきではないかという意見が来ておりましたので、その点については今後検討していきたいと考えております。以上となります。 ○八藤後会長 ありがとうございました。  皆様のおかげで、第一部会、第二部会、このような評価結果がそろいました。いつもながら大変お疲れさまでございました。  今日のこの場では、これがメインイベントとなると思いますが、第一、第二の両方出ていただいた方もいらっしゃいますけれども、全体を見渡して、ほかでどういう点数がついているのかというのは、皆様方のところに送られてきた資料で初めてご覧になって、詳細については今日の机上配付のものでご覧になったということになろうかと思います。  そこで最後のご質問とご意見をお受けして、そういう意味では、まだ変える余地があるということでもあります。全体を見渡しまして、ご意見やご質問などがありましたら今から受けたいと思いますが、少し時間を置きますので慌てなくて結構です。  もしあれば挙手をいただいたり、あるいはウェブ参加の方は事務局に意思表示をしていただければと思います。 ○山田副会長 質問なのですけれども、内部評価部会で出ている評価部会時の委員意見、かなり口語のままの内容が記載されているのですが、これがこのまま出ていきますか。 ○安岡UD担当課長 今のところ、これに基づいているので、一応このまま出る予定ではおりました。 ○山田副会長 分かりました。じゃあ赤を入れますね。口語の文章は、やはりそのままですとお話が通じにくいところがあるので。 ○白勢UD担当係長 体裁はきちんと整えさせていただきます。あくまでも評価部会で皆さんから頂いたご意見を、生の声ということで入れさせていただいています。昨年度もそうなのですが、評価の過程をよく見たいというところがございました。体裁は確かに口語体だとまずいというのは十分理解しておりますし、記載の行が違っていたりとか、そういったところはございます。その辺のところは、最終的な報告書を上げる段階で、体裁はきちんと整えさせていただきますし、例えばここはちょっと意見として省いてほしいとか、そういったご意見がありましたら、できれば年内ぐらいにご連絡いただければ、その辺のところは修正をさせていただいて、報告書には反映させていただきたいというふうに思っています。 ○八藤後会長 そういうふうに整えていただけるということなのですが、その過程において意味が違ってきたりするという可能性もありますので。まず一番いいのは、皆さん方で、私の発言だと思うけれども、ちょっとこれはニュアンスが違うふうに書かれてしまっているというのがあれば、今ご発言いただくというよりは、数日中に事務局に教えていただいたほうがいいかなと。趣旨は変わらないのだけれども、こういう表現にしてくださいとかという。  最終的に直したものについては、毎年特にチェックはしていませんよね。ということでございますので、一応事務局のほうを信頼しております。 ○白勢UD担当係長 出来上がりましたらなるべく早めには、次回の会議の前の資料ということでお渡しはしたいと思います。 ○八藤後会長 それはありがたいです。 ○白勢UD担当係長 当然、時間がない中でご確認いただくのは難しいと思いますので、公表前に必ず報告書としては皆さんのところで見ていただいて、報告公表という形にさせていただきたいと思っています。 ○八藤後会長 ありがとうございます。  少なくともご自分の発言について、どんなふうに書かれているのかというのは見ていくといいのではないかなと思います。  まだ少し資料に目を通している方がいらっしゃいますようなので、もう少しだけお待ちします。 ○金子委員 構成の仕方がよく分からなくて、別冊で机上配付がありますね。ぱらぱらと見たのですけれども、評価部会ではいろいろと担当部署とのやり取りがあって、具体的で分かりやすいものが去年はたしか掲示されたと思うのですよ、最終的に。今回そういうのはなさそうで、73ページを開いていただいて、「民間建築物のユニバーサルデザインの誘導」という大きな項目のところなのですけれども、評価部会時の委員意見が2段書いてありますけれども、これ以外の上の部分というのは、もう既に出ているものですよね。当日、担当部署とやり取りしたことは何も載っていないわけですけれども、そういったものは、先ほどの課長の説明でよく分からなかったのですが、最終的には載るような形でまとまるのですか。 ○安岡UD担当課長 基本的には、前回の評価部会はうちのほうで記録してありますのでデータとしては持っているのですけれども、結果報告に特化した形ですので、例えば外部評価の方の各項目の意見というのは省かせていただきます。当然、委員様のやっていただいた評価については記録として残しております。開示というものは今までなかったのですが、資料が多くて見にくいという意見が多かったので今回は載せないのですけれども、データとしてありますので、ここの詳しい部分が見たいというのならば、すぐ出せるような状況にはしたいと思っておりますけれども。 ○白勢UD担当係長 事務局で補足をさせていただきます。  そもそも私が来た2年前は、このような形の報告書でした。評価部会の評価の過程というのは載っていない状況で、施策の内容と評価部会での委員意見、あと評価結果、統括意見だけでした。そのときに、今、金子委員がおっしゃっていただいたように、委員と各所管課のやり取りが見えないというところで、一昨年度と昨年度については、委員と所管課のやり取りというのを報告書にも記載させていただきました。それは所管課が委員の皆さんから頂いたご意見をきちんと反映しているかどうか、それが見えないというご意見の中でさせていただいておりました。ただ、その中で逆に、報告書そのものが分厚くなってしまって、評価の結果の報告書なのですけれども、過程も含めた全部のものが出てしまっていて、どこにこの報告書の主眼が置かれているのか分かりにくくなったというご意見も実際頂いています。  今、課長からご説明させていただいたとおり、評価部会の委員と所管課との意見の交換というのは、評価部会時の報告書でもまとめさせていただいておりますし、当然そういった記録は我々のほうも残させていただいています。所管課のほうも、委員から頂いたご意見を踏まえて、いろいろなユニバーサルデザインの改善というのは常に努めておりますので、そういった委員と所管課とのやり取りを報告書の段階では省かせていただいて、令和2年度の実施施策がどういう評価の点数だったのかというところだけに特化した報告書を今年度は作らせていただきたいなというところでのお願いになります。 ○八藤後会長 今のご説明はいかがでしょうか。 ○金子委員 過去の経過の説明を大ざっぱにしてもらったのですけれども、私自身としては、たとえ分厚くなっても、具体的なある項目について委員から担当部署に疑問をぶつけて、それに対して担当部署がどう答えたかという、生々しいと言ってはちょっと変ですが、そういうものがあったほうが絵が見えるというか、担当部署がこういう考えでこうだったのだという。何かの一つ覚えで申し訳ない。多目的トイレのベッドを大型ベッドにしてほしいということは毎年言っていて、それに対して、そうなっていないような施設が点検の結果分かったときに、それに対してぶつけているわけですね。それに対して担当部署がどういうふうに答えているかというのが毎年分かるような、そういう当局の具体的な答えのほうを僕は重んじるというか、抽象的に総合的な評価がどうこうというのも大事かもしれないけれども、皆さんそれぞれ関心を持っている部分があると思うのですよね。それに対して担当部署がどう答えているかという具体的な記述も報告書の中に、分厚くなったからといって、皆さんは全部それを見るわけじゃなくて、自分が関心ある部分について見たいと思うのですね。そのときに具体的な当局の答えなり、やり取りが見えたほうがいいなというふうに私はちょっと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○八藤後会長 ただいまの金子委員のお考えにつきまして、もし関連でご意見等ございましたら伺いたいと思いますが。 ○村田委員 村田です。確かに金子委員のおっしゃることも分かります。「これはあくまでも最後の結果の報告です」という報告書のイメージを持っていると私は思っていまして、評価部会の報告書というのでしょうか、議事録というのではなくて評価部会のやり取りした報告書みたいなものを別冊で作るのか、それがあれば、またそれもいいのかなと。それを一緒くたにすれば、一緒くたになるのでいいのかなというところで、分冊にするのか、1冊にまとめるのか。誰もが見られるような状況をつくっておけば解消されるのではないかなと思います。以上です。 ○八藤後会長 ありがとうございます。 ○山田副会長 情報って、たくさんになればなるほど、そこから必要なものを取捨選択したり、理解していくためのアクセシビリティーに関するコストが下がっていく部分があるのかなと思います。そうすると、ある程度のダイジェスト性といいますか、まとまっていることも価値がある。要約されているものですね。一方で、金子委員がおっしゃるディテールがきちんと記録されていることには、記録という意味での価値があると思います。全ての事業の事柄について全部記録を取るとなると、事務局のご負担も大きいと思いますし、それのコストベネフィットといいますか、ちょっとつらくなってくるところもあるのかなというふうに思うところです。  先ほどの73ページのところでお書きいただいているように、今、村田委員がおっしゃったような、途中経過がとても大切なんだよとご指摘をいただいている事業、これらをピックアップして、また詳細な記録を残しておく。この体裁の中に入れると見にくいところがあるので、別にペラで用意しておく。こういった形ではいかがでしょうか。  例えばそれは、先ほど評価の一覧がありましたけれども、何年かちょっと難しい評価が続くような事業がございますよね。そういったものについて、これは委員が代わっていく中で、引継ぎという趣旨でも記録を残したほうがいいと思うことがあれば、こちらから事務局に申し出て、お手数ですが、これは詳細な記録をお願いします、こういう感じでいかがでしょうか。 ○八藤後会長 ただいま山田副会長からご提案がございましたけれども、それも含めていかがでしょうか。 ○安岡UD担当課長 皆様のご意見を総括しまして、金子様のほうでもやり取りした部分について載せたいというのもありますので、全部載せるのは、先ほど山田副会長がおっしゃったとおり、ちょっと厳しいものがありますので、特に載せたいものを追加するという形で検討してご報告したいと思っておりますので、それでお願いしたいと思います。 ○八藤後会長 せっかくの機会ですので、事務局一任ということでももちろんよろしいのですけれども、今皆さんほうで、項目について、ちょっとこの部分は補足をいただきたいというのが、ご自分が関わっているものについてだとすぐ言えるのではないのかなというふうに思いますので、せっかくなのでその発言をしていただいていいのではないかなと思います。  例えば私からですと、今日、安岡課長から冒頭でご説明がありましたけれども、0.23ポイントアップしたけれども、下がったのが児童生徒への国際理解とかUD製品の開発支援というのが挙がりましたので、それを見てみたら、確かにそういう結論にはなっていますし、多分こんなやり取りがあったのだろうなと。いずれもコロナ禍の話で、もうちょっと何とかならなかったのかということではないかというふうに推察いたしましたけれども、こういう辺りはもうちょっと、委員発言をそのまま書いてくださいというのではなくて、こんなやり取りがというのがあることを私は希望しますけれども、などというようなご意見があれば、この場でおっしゃっていただくのがよろしいかなと思います。  今の2点は私の意見ということで、例え話としてしましたけれども、正式な意見として申し上げたいと思います。  では、1分ほど待ちます。 ○山田副会長 個人的な意見なのですが、本当に狙い打ちにしているわけではないのですよ。25ページにあります日本語教室の事業が、毎年毎年いろいろと物議を醸すところです。今年度はそれをかなり要約して出してきてくださっていらっしゃったので、要約されている分、ほかの委員の方からすると、突っ込みどころがないといいますか、何が問題なのかも分からない形に丸められた資料だと私は思いました。私が数年来見ているからです。この事業をどうしていくのかという方向ですとか、そうしたことについての思想のようなものが、やはり読み取れないのですね。今これをやることに何の問題があるとも思っていないように見受けられます。一方で、ボランティアさんの数が増えなかったり、受講者さんの数が増えないといったようなことは、ずっと続いています。しかし、日本語を母国語としない居住者の方というのは多うございますし、いろいろなところでトラブルの遠因になっているというご指摘もあります。例えばどういう地区で日本語学習の必要な人たちが多くいるから、そちらで強化しようとか、そうした打って出るような施策は全くなさるおつもりがないようなのです。私ども委員としましては、それではちょっとどうなのかなというようなことを何年も申し上げているのですけれども、状況が変わりません。部署としてあまり担当者が多くなくて、何でもかんでもはできないというご事情はよくよく承知しているのですけれども、であれば区としてこの事業をどう考えているのかと。課の責任でないというのであれば、じゃあこんな事業はもういいですというふうに―そんなわけないですよねー思っているのでしょうか。地域包括ケアが今どんどん拡大してくる、対象も当初は高齢者の方となっていたところから、障がい者の方も含めたというお話にしていこうとか、地域共生圏という話が国策としても大きく打ち出されてくる中で、外国出身の方、日本語を母国語としない方たちも含めた地域づくりというふうに大きくかじを切っていかなければならない。それなのにまだ縦割りであって、こっちの部署に人が少ないから、この事業は放っておきます、こういうことではうまくいかないと思っています。今の発言をかなり丸めたような内容でコメントは入っているのですけれども、これらのことはちょっと注意深く見ていきたい事業かなと思っています。以上です。 ○八藤後会長 ありがとうございます。  今幾つかありましたけれども、事務局のほうでご回答をお願いしたいと思います。 ○安岡UD担当課長 皆様のご意見をお聞きしまして、今の状態ですと委員様のご意見が全て酌み取れている状況ではないというようなことは感じました。ただ、全部の委員の方のものを載せるというのもちょっとという感じもしますので、ご自分のご意見で、ここは入れてほしいとか、ここはこういったニュアンスではないというものの確認等をうちのほうでさせていただきますので、評価部会時の委員意見という形で追加記入したものを作成させていただく方向で検討させていただきたいと思いますので、それでよろしくお願いしたいと思います。 ○八藤後会長 お分かりになっているとは思うのですが、生の声を入れてくださいというふうに皆さんが言っているのではないと思います。取りまとめの内容を、もうちょっと丁寧にという言い方はおかしいですけれども、幾つか指摘があったものについては、その内容をもう少し深く、こういう過程でこうなっているというようなことをお書きいただくということで、決して個別の発言を載せてくださいということではございませんので。 ○白勢UD担当係長 もう一度確認をさせていただきます。  基本的には、この評価報告書に載せる委員の皆さんの評価部会で頂いているご意見は、施策の方向性や何かしら大きな思想というものが見えないもの、例年いろいろな評価をいただいている特に関心のある事業については、そういったプロセスをある程度載せさせていただいて、今まで施策を検討していただき、評価いただいた結果がどの程度反映されているのか、どういう方向性で動いているのかというのが分かるような評価部会の委員のご意見を付け加えさせていただく。それをご確認していただくということでよろしいでしょうか。 ○八藤後会長 よろしいのではないかと思いますけれども、皆様いかがでしょうか。 ○金子委員 課長さんがおっしゃったことと白勢さんが言った出来上がったものというか、中間報告みたいなものを3月にいきなり出されても手遅れだと思うので、チェックというか、見られる時間があるのですかね。 ○白勢UD担当係長 基本的には、報告書をお出しするときには少し早めに、いつもですと推進会議の1週間前ぐらいに報告書をお送りしているのですが、それはもう少し早めにやらせていただければと思っています。当然ながら、先ほど言ったとおり、我々庁内でも調整をさせていただくところがございますので、そういったプロセスの中で委員の皆さんのご意見も集約をさせていただく機会は設けたいと思います。  今のところ考えているのは、年明けの1月終わりぐらいに一度まとめたものをご覧いただいて、それで問題なければ、それを報告書としてまとめさせていただいて、3月の次の推進会議で最終的な報告として取りまとめるというようなスケジュールを考えております。 ○八藤後会長 よろしいですか。  万一その時点で、かなり大きな直しが必要だなというようなご意見が出た場合は、時間的なこともありますので、申し訳ないのですが、私会長と山田副会長と事務局とで検討させていただいてということで、ご一任させていただいてよろしいでしょうか。あればの話ですけれども。事務局はよろしいですか、そんな感じで。 ○安岡UD担当課長 はい、それで結構でございます。 ○八藤後会長 ということで、この件につきましてはよろしゅうございますでしょうか。 ○白勢UD担当係長 今、内田さんが委員として入られたので。 ○八藤後会長 特にご発言ということではないですね。 ○白勢UD担当係長 事務連絡をさせていただきます。  内田委員、今、議事次第の(2)成果報告書の内容について確認をさせていただきました。何かご意見等があれば、この場でちょっとご確認をさせていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。  後ほどこちらから確認させていただきます。また後ほど報告させていただきます。 ○八藤後会長 では、もしあれば後ほど事務局にいただくということで。内容によっては、私とか山田委員にもご相談いただければと思います。  それでは、今回の評価結果について皆様からご意見を頂きましたので、これで終わりにしたいと思います。 (3)足立区バリアフリー地区別計画(花畑周辺地区編)素案について ○八藤後会長 それでは、議事次第(3)足立区バリアフリー地区別計画(花畑周辺地区編)素案について、事務局からご説明をお願いします。 ○安岡UD担当課長 資料3になりますけれども、こちらにつきましては別の協議会であります足立区バリアフリー協議会で計画策定を進めております。先日パブリックコメントの募集を行いまして、10月26日(火)〜11月26日(金)までの32日間実施いたしました。UD推進会議の委員の方からもご意見を頂きまして、誠にありがとうございました。今回、パブコメの意見への回答を含め、各関係者と協議、修正を行いました。今後ですけれども、パブコメの結果につきましては公表いたしまして、計画自体は3月末までに策定する予定という形になっております。  では、資料3の説明をさせていただきます。  まず、めくっていただいて目次ですけれども、第1章から第2章、第3章、資料編という形で、大まかに言いますと4部構成になっております。  第1章につきましては、地区別計画の概要という形になっておりまして、今回は花畑地区をやったのですけれども、バリアフリー地区別計画というものはどういうものかとか、生活関連施設とか、そういったご説明をさせていただいております。  2番目としまして、花畑周辺地区におけるバリアフリー地区別計画の策定という形で、こちらが12ページからになっているのですけれども、地区別計画の策定に至る経緯等が書いてありまして、第3章に花畑地区のバリアフリーの個別ことが書いてあります。まず14ページにバリアフリーの現状と課題という形で、こういった形になっていますと。19ページ辺りで生活関連施設の設定という形になっておりまして、23ページがA3になっているのですけれども、こちらで重点整備地区の区域と生活関連施設がどういうものか、公園とか主な施設、主要施設の経路とか、バリアフリー化を進める道路はどういう形になっているかというのが青い線でなっております。特定事業という形で、公共事業とか道路、公園について、大まかなバリアフリー化の取組について記入しておりまして、最後に資料編という形で、46ページから、いろいろな協議結果といった形の資料になっております。  こちらを素案という形でご意見を頂きましたので、今後、各関係機関と協議と修正を行って3月に策定するという形になります。報告は以上となります。 ○八藤後会長 ありがとうございました。  この委員会とは別組織で動いているということでございますけれども、前にも「釈迦に説法だと思いますが」と言って話したような気もするのですが、念のため申し上げますと、国のつくったバリアフリー法の中に、こういう地区計画を各自治体に策定しなさいと。それで重点地区と言われているようなところを決めて、そこをモデル的にやるという事業をやってくださいねということに応えたものだというふうに考えております。この地区を足立区は選定して、そのための事業を開始したということだというふうに理解しております。  ということで、直接私どもの委員会がこれについて今のところ関わるものではないのですが、足立区のユニバーサルデザイン全体に関わることでもありますので、せっかくですので、ご質問ももちろんですけれども、ご意見などもありましたら、直ちに反映されるかというのはちょっと分からないのですけれども、この場で伺っていきたいと思っております。 ○山田副会長 今お示しいただいているのが花畑でして、ここまでに3か所つくってきたのでしたよね。このところまでは、いろいろな属性の方が参加されて、それぞれの視点からいろいろなご意見をくださいと、様々な視点でまち歩きをしながら、その環境のチェックをしてくださいというふうにやってきていました。  これのもう一つ後に、総合スポーツセンターとその付近のまち歩きが先日行われたのですけれども、そのときまでには今まで寄せられたいろいろな意見を基に、簡単なチェックリストみたいなものはできていました。目の見えない方にとってはどうですかとか、道の幅は車椅子やベビーカーの方にとって十分ですかとか。そうしたリストアップされてきた項目は、このユニバーサルデザインの委員の方たちがそれをご覧いただく機会がありますと、よりバージョンアップが、図れるかと思います。  これの後で、ちょっと延び延びになってしまっている千住駅の付近ですとか、足立区として顔になってくるような地区の地区別計画も予定されているところでもありますし、そういったところまでにまた連携が図れていければなと思います。  以上です。 ○八藤後会長 いかがでしょうか。この中にはそういうことについてご経験やご意見などがある方がいらっしゃると思うので、そういう人々をぜひ利用していただきたいということですけれどもね。  内田委員から発言があるようですか。 ○白勢UD担当係長 内田委員、何かご意見ございますでしょうか。あれば、ミュートを解除してご発言いただければと思います。よろしくお願いいたします。  もし意見がなければ、マルかバツかで意思表示をしていただければと思います。―ありがとうございます。  先ほど山田副会長からご意見を頂いた件に関しては、我々も昨年からまた再開させていただいて、バリアフリーの地区別計画をつくっております。バリアフリー法の法令が変わった関係で、いろいろ新たな視点というのも必要になっています。当然、委託している業者の者と一緒に協力しながら取り組んでおります。いろいろな方々のご意見を頂きながら、当然ユニバーサルデザインの視点というのも必要ですので、そういったところは委員の皆さんのご意見を頂ける機会を設けたいと思います。  ただ、花畑地区に関しては、現状パブリックコメントが終了してしまっている状況です。今後、本格的に製本という作業に入らせていただきます。もしその中で何かご意見等があれば、これも申し訳ないのですが、年内ぐらいにご意見を頂ければ、何とか反映できるところは反映させていただければと思っています。これも先ほどの報告書と同じように、3月には製本したものを公表させていただく予定でいますので、花畑地域で何かご意見等がございましたら、年内にご意見を頂ければと思っています。この製本したものは、ユニバーサルデザイン推進会議の委員の皆さんには1部ご送付させていただく予定でいますので、その点はよろしくお願いいたします。  総合スポーツセンターについては、今年度で全部終わるものではありません。来年度に入っても、いろいろな検討作業に入りますので、恐らく次回の推進会議になると思うのですが、そのときには、こういったチェックリストがありますよというご報告という形でさせていただければなというふうに考えています。以上になります。 ○八藤後会長 ありがとうございます。  ということで、今後もまだ続いているということですので、随時ここの皆さん方の頭脳を使っていただければというふうに切に思いますので、よろしくお願いします。  それでは、ほかによろしゅうございますでしょうか。 ○金子委員 先ほど課長がちょっと言われたのかもしれないのですが、パブコメの回答というか、そういうのは特にないのですか。 ○安岡UD担当課長 当然パブコメについては回答する予定になっております。 ○金子委員 個人に……。 ○安岡UD担当課長 個人ではなくて公表という形で、パブコメに対する回答の公表という形で、区のホームページでも公表いたします。 ○金子委員 それはいつ公表されますか。 ○安岡UD担当課長 一応2月中旬ぐらいですか。議会報告とか内部の調整とか、そういったものを含めまして、今のところの予定ですけれども、2月の中旬ぐらいにホームページで公表する予定という形になっております。 ○金子委員 それからもう一つ、今度は逆に敬意を表したいと思うのですけれども。例えば花畑地区のまち歩き、どうしても一堂にみんなが参加できるわけではなくて、皆さんのあれを聞いて何回かに分けて、そこまで随分やるなと思って私は非常に感心しました。普通は、予備日は1回で終わると思うのですけれども、それで参加できなければもうしようがないというふうに一般的には思うのですが、3回、4回とか、少人数でまち歩きをやっていただいているので、その意気込みというか、きめ細かさに対しては非常に敬意を表しています。ありがとうございます。 ○安岡UD担当課長 こちらこそありがとうございました。 ○八藤後会長 それでは、これでよろしいでしょうか。 ○白勢UD担当係長 大変申し訳ないのですが、中村委員は所用がございますので、こちらで退席させていただきます。 ○八藤後会長 それでは、以上で本日の議事について終了ということになります。ありがとうございました。  司会進行を事務局にお返しいたします。 ○安岡UD担当課長 八藤後会長、どうもありがとうございました。  それでは、議事が全て終了しましたので、委員の皆様には大変お忙しい中、ユニバーサルデザイン推進会議にご出席いただきましてありがとうございました。  次回の第30回足立区ユニバーサルデザイン推進会議についてですけれども、予定としましては、3月1日(火)午前を候補日と考えております。もしご都合が悪い場合は、後日で構いませんので、事務局までご連絡いただければありがたいと思っております。後日、日程が決まり次第、ご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これにて第29回足立区ユニバーサルデザイン推進会議を閉会といたします。お忙しい中、誠にありがとうございました。  なお、車でお越しの方は、駐車券をご用意しておりますので、お帰りの際に事務局まで申し出ていただければと思います。  本日はどうもありがとうございました。 閉会 2 11