足立区ユニバーサルデザイン推進会議 会議概要 会議名:第22回足立区ユニバーサルデザイン推進会議 事務局:都市建設部都市計画課、ユニバーサルデザイン担当課、総務部総務課、福祉部障がい福祉推進室障がい福祉課 開催年月日:令和元年8月5日(月) 開催時間:午前9時30分 〜 午前11時20分 開催場所:足立区役所 中央館8階 特別会議室 出席者:八藤後猛委員、山田あすか委員、戸谷惠美子委員、金子孝一郎委員、長澤陽子委員、内田眞委員、瀬田章弘委員、田中裕子委員、川口郁子委員、工藤理佳子委員、真鍋兼委員、杉岡淳子委員、大山日出夫委員  欠席者:村田雅利委員、戸苅建作委員  事務局:大澤浩、小山幸俊、伊藤孝広、森田充、白勢和道、大木めぐみ、三好健斗     資 料 ・第22回足立区ユニバーサルデザイン推進会議次第 ・資料1   令和元年度足立区ユニバーサルデザイン推進会議名簿 ・資料2   第21回ユニバーサルデザイン推進会議議事録 ・資料3−1 第一評価部会議事録 ・資料3−2 第二評価部会議事録 ・資料4   平成30年度実施事業個別施策評点一覧表(案) ・資料5   平成30年度実施事業評価報告書冒頭(案) ・資料6   平成30年度実施事業評価報告書外部委員評価結果(案) ・資料7   平成30年度実施事業評価報告書内部委員評価結果(案) ・資料8   第21回ユニバーサルデザイン推進会議での委員意見 ・資料9   足立区ユニバーサルデザイン推進計画改定概要版(素案) ・資料10  足立区ユニバーサルデザイン推進計画改定(素案) その他  傍聴人:無  その他の参加者:無    (審議経過) 開会     ○森田UD担当課長 皆さん、大変お待たせ いたしました。まだお見えになっていらっし ゃらない委員の方はいらっしゃるのですけ れども、定刻となりましたので、ただいまよ り第22回足立区ユニバーサルデザイン推 進会議を開催させていただきたいと思いま す。  私は、司会を務めさせていただきますユニ バーサルデザイン担当課長の森田と申しま す。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、皆様方に事前に郵送等でお送りをさ せていただきました資料の確認から始めさ せていただきたいと思います。  お手元の資料、第22回の足立区ユニバー サルデザイン推進会議の次第というものが 郵送されているかと思うのですけれども、ご ざいますでしょうか。  続きまして、資料1「令和元年度足立区ユ ニバーサルデザイン推進会議名簿」でござい ます。  続きまして、資料2「第21回ユニバーサ ルデザイン推進会議議事録」でございます。  資料3は枝番の1と枝番の2と二つあり まして、資料3−1が「第一評価部会議事録」、 資料3−2が「第二評価部会議事録」でござ います。  続きまして、資料4「平成30年度実施事 業個別施策評点一覧表(案)」でございます。  資料5は「平成30年度実施事業評価報告 書冒頭(案)」でございます。  資料6「平成30年度実施事業評価報告書 外部委員評価結果(案)」でございます。  資料7が「平成30年度実施事業評価報告 書内部委員評価結果(案)」でございます。  資料8が「第21回ユニバーサルデザイン 推進会議での委員意見」でございます。  資料9が「足立区ユニバーサルデザイン推 進計画改定概要版(素案)」でございます。  最後になりますけれども、資料10「足立 区ユニバーサルデザイン推進計画改定(素 案)」ということで、結構厚目の冊子でござ います。  以上が本日の会議資料となっていますが、 そのほかに、事前にお届けした資料のうち、 本日、皆様方に差しかえをお願いする資料が 1点ございまして、こちらは席上配付をさせ ていただきました。内容につきましては、資 料4「平成30年度実施事業個別施策評点一 覧表(案)」ということで、事前に郵送等で 送らせていただいた資料をもう少しわかり やすく、内部評価と外部評価が色づいてわか るような形にさせていただいております。  以上が資料でございますけれども、何か不 足等、落丁等がございましたら事務局のほう にお申しつけいただきたいのですけれども、 皆さん、大丈夫でしょうか。―ありがとう ございます。  それでは、本日の会議の議事録を作成する 関係上、議事録を作成する事業者の方に出席 していただいております。また、記録といた しまして、皆様方の背後からお写真を撮らせ ていただくことになると思いますので、ご了 承いただければと思います。  それでは、開会に先立ちまして、八藤後会 長よりご挨拶をいただきたいと思います。会 長、よろしくお願いいたします。 ○八藤後会長 おはようございます。  本当にお暑い中おいでいただきまして、あ りがとうございます。月並みなのですが、今 日ここに到着しただけで仕事をやり終えた という感じもしますけれども、これから本番 でございますので、ぜひよろしくお願いいた します。  今日の到達目標などは後ほど区のほうか ら説明があると思いますが、第一部会、第二 部会、それから連続して出ていただいた方も いらっしゃるということでございまして、ご 審議、本当にご苦労さまでございました。そ れに基づきまして、今日はご自分が出席した もの以外、ほかの部会の報告なども聞くこと ができると、そういうものも含めまして、今 日はこの委員会の中ではこの審議内容につ いて確定をするという重要な位置づけもご ざいますので、審議をどうぞよろしくお願い したいと思います。  では、今日も一日よろしくお願いいたしま す。 ○森田UD担当課長 八藤後会長、どうもあ りがとうございました。  それでは、次第に沿って進めさせていただ きます。次第2の委員さんの紹介になります。 お手元の資料の1番、足立区ユニバーサルデ ザイン推進会議委員の名簿をご覧ください。 東武鉄道株式会社様ですが、影山委員からこ のたび田中裕子様に新しく委員の交代があ ったということでございますのでご案内を させていただきます。大変恐縮でございます けれども、田中様、一言ご挨拶をお願いでき ますでしょうか。 ○田中委員 おはようございます。東武鉄道 経営企画本部の田中と申します。今回初めて なのですけれども、いろいろと勉強させてい ただきたいと思っております。よろしくお願 いいたします。 ○森田UD担当課長 ありがとうございま した。  議事に入る前に、本日の会議の定足数でご ざいますけれども、半数を満たしているとい うことで、会議が有効に成立することをご報 告いたします。  それでは、これからの議事の進行につきま しては、足立区ユニバーサルデザインのまち づくり条例・施行規則第6条第2項に基づき まして八藤後会長にお願いしたいと思いま す。会長、よろしくお願いいたします。 ○八藤後会長 わかりました。では、皆さん、 よろしくお願いいたします。  それでは、冒頭、事務局に本日の会議の到 達目標についてまず確認をしたいと思いま す。よろしくお願いします。 ○森田UD担当課長 本日の会議の到達目 標でございますけれども、次第をご覧いただ きたいと思います。次第3の議事の審議事項 (1)になりますけれども、「平成30年度 実施事業個別施策の評価の確定について」と、 同じく(2)の「足立区ユニバーサルデザイ ン推進計画の改定におけるパブリックコメ ントの実施について」に関する内容の確認が 主な到達目標となります。 ○八藤後会長 ありがとうございました。そ れでは、そのあたりのことを念頭に入れまし て会議を進めていきたいと思います。 報告・承認事項(1)第21回議事録の承認 と第22回議事録署名人について ○八藤後会長 それでは、次第の3、議事(1) 「第21回議事録の承認と第22回議事録 署名人について」に入ります。議事録の内容 について事務局から説明をお願いいたしま す。 ○森田UD担当課長 第21回ユニバーサ ルデザイン推進会議の議事録につきまして 概要のご報告をさせていただきます。  委員の皆様には、事前にお配りした資料2 「第21回足立区ユニバーサルデザイン推 進会議会議概要」をご確認いただきたいと思 います。  まず第21回のユニバーサルデザイン推 進会議の主な議事内容ですけれども、開催日 時が令和元年5月30日、また、第20回の ユニバーサルデザイン推進会議の議事録に つきましては委員の皆様の了解をいただい ております。  第21回ユニバーサルデザイン推進会議 の署名人につきましては、八藤後会長と山田 副会長が務めていただきました。また、事務 局からユニバーサルデザイン推進会議の今 後のスケジュールについてご報告をさせて いただきました。  各所管から平成30年度実施の自己評価 が提出されたため、個別評価シート及び実施 報告書としてまとめて報告をさせていただ いております。  また、平成30年度実施事業の評価方法は、 外部評価と内部評価に分けて評価すること といたしまして、外部評価につきましては担 当所管と意見の交換会を行うことをご了承 いただいております。  外部評価を実施する個別施策につきまし て、内部評価との事業仕分けをさせていただ きました。外部評価は第一評価部会を7月2 日、第二評価部会を7月4日の2回に分けて 評価をしていただいております。また、委員 の皆様につきましては、ご都合のつく範囲で 両方の部会に出席していただけたらという ことでご案内をさせていただいております。  また、ユニバーサルデザイン推進計画の改 定版の素案につきましても事務局からご説 明をいたしまして、その取りまとめの方法等 につきまして委員の皆様からのご意見をい ただいております。  以上が前回第21回の推進会議の概要と なっております。詳細につきましては、お送 りさせていただいた資料、推進会議の議事録 をご確認いただければと思います。  以上でございます。 ○八藤後会長 ありがとうございました。  それでは、第21回ユニバーサルデザイン 推進会議の議事録について何かご意見はご ざいますでしょうか。―特にないようでし たら、先ほどの議事録にありましたように、私 と山田副会長が後ほど署名をいたします。  それでは、続きまして、今回のユニバーサル デザイン推進会議議事録の署名人についてで す。事務局から説明をお願いいたします。 ○森田UD担当課長 ユニバーサルデザイ ンのまちづくり条例の施行規則にのっとり、 推進会議の議事録を作成し、保存すること、 また、議事録は会長及び会長が指名する委員 が署名することと定められております。つき ましては、今回の推進会議につきまして議事 録署名人のご指名をお願いいたします。 ○八藤後会長 それでは、本日の会議の議事 録署名人はまず私がやるということと、申し わけないのですが、山田副会長にお願いした いと思いますが、よろしゅうございますか。 ―ありがとうございます。よろしくお願いし ます。  どうぞ。 ○工藤委員 申しわけありません、ちょっと 遅れまして。工藤です。よろしくお願いしま す。  今1点気がつきまして、第二評価部会の議 事録の14ページです。山田部会長の発言の ところが「工藤部会長」になっている表示が ございまして、新たな部会長がいるのかなと 思ってしまいました。済みません、こちらだ けだと思いますので。 ○森田UD担当課長 事務局でございます。 申しわけございません。修正させていただき たいと思います。 ○工藤委員 よろしくお願いします。 ○八藤後会長 ほかに何かございませんで しょうか。もしお気づきの点がありましたら、 この会議の終わるまでに言っていただけれ ば、それでも結構でございますので、よろし くお願いします。 審議事項(1)平成30年度実施事業個別施 策の評価の確定について ○八藤後会長 それでは、議事を進めていき たいと思います。  議事の3、審議事項(1)の「平成30年 度実施事業個別施策の評価の確定について」 事務局より説明願います。 ○森田UD担当課長 それでは、説明をさせ ていただきます。  資料につきましては、資料3−1から資料 7までということになりますのでご覧くだ さい。平成30年度実施事業個別施策の評価 としまして、外部評価部会、内部評価部会で それぞれ議論をしていただきまして、評価さ れた件につきまして事務局より説明をさせ ていただきます。 ○白勢UD担当係長 説明をさせていただ きます。  資料3−1、3−2が第一評価部会、第二 評価部会の議事録になります。こちらについ ては、7月2日月曜日、7月4日、両日で開 催されました評価部会の内容を記載してお ります。それに基づきまして、各評価部会、 あと内部評価部会の中で評価していただい た評価点の一覧表が資料4になります。本日 席上配付させていただいた差しかえ版とい うものが正式なものになります。右上に「差 替え」と書いてある資料4がこちらの評価の 一覧になります。白抜き、枠で塗っているも のが外部評価部会、第一評価部会、第二評価 部会で実施していただいた点数、普通の黒で 書かれているものが内部評価部会の点にな ります。平均点につきましては、下のほうに 書いていただいているとおり、平均点が全体 で外部評価については3.84、内部評価に ついては3.83という形になっております。  続きまして、資料5です。資料5につきま しては、最終的に本日の推進会議の中で評価 点について議論をいただきまして、確定しま したら、資料5の表紙にあるように、「平成 30年度実施事業評価報告書」という形で1 枚の評価報告書を作成いたします。評価報告 書の組み合わせについては、資料5と資料6、 資料7の3つを1つに合冊しまして評価報 告書とさせていただいております。資料5に つきましては、その中の冒頭、毎年書かせて いただいている八藤後会長の総評と各年度 の評価方法の結果の概要、点数の評価点の着 眼点、先ほど資料4でご説明させていただき ました評価の結果の一覧、この構成になって いる報告書の冒頭になります。  資料6、資料7につきましては、先ほど資 料3でご説明させていただきました各評価 部会の議事録をベースに、各外部委員の方の 評価19施策、内部委員の評価18施策、合 計37施策の評価が評価点として書かれて おります。  資料6なのですけれども、外部委員の評価 の部分で、めくっていただきますと、5ペー ジ目、くらし1−@「ユニバーサルデザイン に配慮した歩道を整備する」というところの ページの上の部分、総括意見のところが今抜 けている状況なのですけれども、本日ホチキ スどめで配らせていただきました、八藤後先 生にお書きいただいた総括意見をそちらに 載せましてこの報告書を確定させたいとい うところでございます。  本日皆様にご議論いただくのは、この中の 資料4の評価点及び資料5の内容について、 あと資料6、資料7の今ご説明させていただ きました総括意見と総合評価の評価点の確 定、以上4点になります。  資料が行ったり来たりで申しわけないの ですが、確認いただくものとしてありますの は、資料4、評価点の一覧表、資料5、評価 報告書の冒頭、資料6、外部評価委員の評価 の内容、資料7、内部評価委員の評価の内容、 この4つの資料を使ってご議論をいただけ ればと思います。  以上になります。 ○八藤後会長 ありがとうございました。今 日机上配付されました今説明があった総括 に関することですけれども、これは私が資料 作成に間に合いませんでした。それで今日お 持ちしたという、これは事務局の責任ではご ざいません。私の責任でございます。おわび いたします。  ということで、ちょっと見にくくなってし まったのですが、それでは、ただいま事務局 の説明がありました資料3−1から資料7 ですが、主に資料4以降でしょうか、今日の 審議のメーンでございますが、何かご意見を 伺っていきたいかと思います。特にご自分が 出席されていない部会のものに関してもご 意見をぜひこの機会に伺いたいと思ってお りますので、遠慮なくおっしゃっていただけ ればと思います。  では、ご意見がありましたら、挙手を願い ます。感想というものでも結構でございます。 しばらく待ちますので、どうぞご覧になって みてください。 ○山田副会長 質問なのですが、よろしいで すか。  資料7の7、8ページが評価の箇所に該当 します。こちらで今資料4で見ていると、下 がったものが幾つかあるということで拝見 しているのですが、ほかのものにはそれなり に不足部分が書かれているようなのですけ れども、このくらし1−Fについては、どこ が足りているということが余りなくて、取り 組みも年次計画のとおりで、パブリックコメ ントも実施していて、方向も具体的に書いて あると書いてあって、何が不足したというこ とでこの1段……。 ○大山委員 評価が下がっているのかとい うことですね。 ○山田副会長 そうですね。そこがよくわか らなくて。お願いします。 ○大山委員 こちらについては内部委員の ほうで評価をさせていただきました。計画ど おりということでいけば計画どおりに実施 をしているということで、5点をつけてもよ かったのかなというところではあるのです けれども、いろいろな形のユニバーサルデザ インに配慮した施設づくり、例えば一例を申 し上げると、私は担当だからよく知っている から厳しくなったのかもしれませんけれど も、今まで区営住宅は都営住宅から引き継い できたものだったのでみんな同じ間取りな のです。一人世帯であろうが、3DKだった り、家族に合わせた施設づくりというよりも、 むしろ来たものをそのまま受け継いで、それ を逆に今度は中央本町で新しくつくったも のは世帯用に合わせて間取りをつくったり ということで工夫をしているということで すとか、また、施設的にも今日進月歩でいろ いろな形の設備とかそういったものが出て きていますので、5点というものをつけてし まうと、やっているからそこでいいやという 気持ちになってしまうと困るなという上司 的な目線が入ってしまってあれなのですけ れども、これで終わりということはないので、 やはり引き続き取り組んでいって、いかに今 の時代に合ったユニバーサルデザイン的な 区営住宅をつくれるかということは、これで 満足ではなくて、引き続きやるべきだろうと いう部分も含めて少し点数を下げさせてい ただいたということでございます。  ほかに何かご意見があれば。 ○真鍋委員 済みません、総務部の真鍋でご ざいます。さきの住宅課長をやっておりまし たので、大山部長よりもっと具体的に申し上 げますけれども、今後建てかえ等でユニバー サルデザインに配慮した計画づくりをして いただきたいということで、ざっくり言いま すと、期待値を込めて、5だとやらないから 4ぐらいにしておこう、そういうことです。 ただ、総括意見ではその辺の行間がなかなか 書きづらかったのでこれぐらいにしていま す。  いずれにしましても、長寿命化計画、あと もう一つ言いますと、昭和50年代にできた 区営住宅なのですけれども、やはり時代に合 わせた形で今後整備していきたいというこ とで、これは長寿命化計画についてもそうい う意図を、これからつくるということもある ので、そこを所管に意識していただきたいと いうことで評価5ではなくて4にしたとい うことでご理解いただきたいと思います。 ○山田副会長 評価の内容についてはよく 理解しました。これを区民の方がお読みにな ったときに、区営住宅を、すごく区は頑張っ ているのだけれども、さらにやるべきことも 見えていてほしいし、検討していきたいので 4としましたみたいなほうが区民の皆さん がお読みになったときにはいいのかなとい うのもあります。  全体的にこの資料4で集計されたものを 見ますと、内部委員の評価のほうが、一昨年 度が4.21なのが昨年度版は3.83と非 常に自虐的というのではないのですけれど も、厳し目にお持ちでいらして、それが区民 にとって、今年足立区のユニバーサルデザイ ンに関連する事業は手抜きをしたんだみた いに思われないといいなということがあっ て、納得できるような書きぶりになっている のかなというところを少し読ませていただ きました。可能であれば。 ○大山委員 ありがとうございます。ほかの 部分もそうなのですけれども、やはりこれで 終わりという部分はなくて、さらにもっと工 夫だったり新たな視点を持ってほしいとい う期待値も込めてということで下げている ものがほとんどでございますので、その辺の 部分を総括意見の中でわかるように表現を 書き加えたいと思いますので。ありがとうご ざいます。 ○山田副会長 皆さんがどれも熱心に取り 組んでいらっしゃるので、特に下がったとこ ろについては、すごく不足があったというよ りは、今後により期待するという意味ですと いうことを書き添えていただくと。やる気が なくならないかと。 ○八藤後会長 ありがとうございました。  それから、所管の方も、何が足りないんだ とか、あるいは今後何をやればいいのか、そ ういう目標が出てきますので、行間と言わず にちゃんとお書きいただいて、こういうこと なんだよという理由をちゃんと書いていた だくというのが基本かなと思います。  私、外部委員としても全然数値が上がって いないというのはたくさんあったと思いま すけれども、これはこういう理由で期待を込 めているんだよという書き方をしておりま すので、ぜひそのようにしていただければと 私からもお願いをしたいと思います。  では、引き続きましてご意見がある方はお 待ちしております。 ○大山委員 事務局からお聞きするのも何 でございますけれども、昨年話題になりまし たひと3−D「日本語ボランティア教室を支 援する」というところについて評価を上げて いただいているというところで、こちらにつ いてはどんな状況だったのかなというのを お聞かせいただけるとありがたいなと。済み ません、当日そこにいればよかったのですけ れども、お願いします。 ○八藤後会長 資料6ですか。その何ページ ぐらいでしょうか。 ○白勢UD担当係長 資料6の42ページ です。 ○山田副会長 部会二のほうのお話という ことで私から説明をいたします。  前年度までかなり2回、3回やりとりをし たけれども、事業のスキームがなかなか整理 されていないということがありました。まだ 若干の用語の混乱はあるものの、こちらがあ る程度私たち委員としてはわかる程度には 整理されてきているということと、今後の展 開まで含めた発展の形、例えばボランティア のスタッフを増やすために、オリンピックで ボランティアに応募いただいた方をコンバ ートしてはどうかというアイデアが入って いるとか、そういった今まではなかなか改善 が見られなかったこの事業をよりよくして いくためのご提案というところが入ってき ておりましたので、それについてはきちんと 評価というか、それがいいと思っていますと いうことをこちらからもメッセージとして お伝えすることが必要であろうということ でした。  もう一つは、これが事業としては一度ユニ バーサルデザインから今後外れるというこ とで、きちんとした形でまた別の事業化を検 討されるという方針でもありましたので、頑 張りましたねという形で送り出したいとい う意思が一番働いたというところではあり ます。  最後の46ページの総括意見にございま すが、今後は日本語圏以外の地域や国からの ご出身のお子さんたちも増えてくるだろう ということで、大人に対してのボランティア 教室ということだけではなく、例えば公教育 の場等とも連携をした語学的なサポート、文 化的なサポート等についてもこちらの部署 でぜひご尽力いただきたいということも、今 までの事業スキームからすると上にボール を投げていますけれども、お伝えしたいとい うところです。  以上です。 ○大山委員 ありがとうございました。よく わかりました。 ○八藤後会長 ありがとうございました。と いうことで、次の段階に進んでいくときにエ ールを送ったということですね。大変結構だ ったと思います。  では、ほかにありましたら、またお願いい いたします。 ○瀬田委員 委員の瀬田です。いつもお世話 になります。  くらし1−C「ユニバーサルデザインに配 慮した民間施設の整備を促進する」というと ころで今回評価を上げていただきましたけ れども、それはそれで結構なことだとは思っ ています。産業団体からすると、今後、今日 金子さんもいらっしゃいますけれども、障が い者の方の雇用ですとか高齢者の雇用とい うのは人手不足の中で非常に急務なテーマ だなとは感じております。  その中で、ただ、そうはいっても、足立区 内の実情は中小零細企業が多い中で、なかな か民間レベルだけでは環境整備がしにくい というところが現実としてはありますので、 何かその辺を、産業振興課だけだとちょっと 弱いのかなというところで、これは意見なの ですけれども、足立区として支援していただ く、官民一体となってそういった方々が働き やすい職場環境、働き方改革ができるような 支援をしていただきたいなという、これはお 願いとして、所管の方に、あるいは上層部の 方にお伝えいただければなと思いまして一 言つけ加えさせていただきます。  以上です。 ○杉岡委員 障がい福祉推進室長の杉岡で ございます。申しわけございません、前回、 公務が重なって欠席なので、今回から出席を させていただいております。よろしくお願い します。  今、瀬田委員のご発言で、私も産業振興課 長を以前やっておりまして、今回推進委員に なって、産業振興課が計画している以外に、 建設部隊とか、そういうところが必要かと思 います。やはり障がいの種別が違います。肢 体不自由の方、高齢者の方、または精神障が いの方を雇用する際には、施設の設備、例え ば入り口とか環境というところでは細かい ところがありますので、ぜひその辺、庁内で 連携をして、ここに例えばプラス、もう少し 所管を増やすとか、そんな配慮が必要かと思 います。ありがとうございます。 ○八藤後会長 ありがとうございます。これ について、私が座長をしております第一部会 では、今日遅れて出した、机上配付されたも のの、資料の番号はございませんが、1ペー ジ目の一番下の「民間施設の整備を促進する」 という1−Cというところに総括意見を書 いてありますけれども、今、お二人が相互に お話しされた内容を補完するような感じで はございますけれども、区に対しては積極性 がまだちょっと足りない、もうちょっと攻め の姿勢でということと、それからニーズ調査、 つまり、あまり数字が上がっていないという のは、やはり何か事業者さんのニーズと一致 していないところがあるのではないかな、も っと別なものが求められているのではない かなということなので、そういう積極的なニ ーズ調査なんかがこれからあるべきかなと。  とはいっても、これは実施判断が施主に委 ねられているということで、何かをやりなさ いという規定は一切ないのです。委員の意見 の中には確認申請とかいう建築をするとき に法律にのっとっているかどうかというの を審査するようなシステムが普通にあるの ですけれども、そういう中で足立区UDのま ちづくり条例に基づくようなものを指導し ていくということができれば有効ではない かという意見がありましたが、これはそもそ も区内で建築をしていくときのルールのシ ステムを少し変えるということなので、私は この一文、「容易ではないと思うが」という、 これを入れるべきか入れないべきかと一人 議論をしておりまして、結果として入れまし たが、今後の期待を込めるということで、そ ういう区の建築のシステムを変えるぐらい の大変さはあるかもしれないけれども、そう いう中で長期的な視点でやっていただきた いなということは委員意見からも出ました ので、これはちゃんと記載させていただきま した。現にそのようなことをやった自治体も ございますので、不可能ではないとは思って おります。  補足にしては長くなりましたけれども、申 しわけありません。どうぞ、引き続き意見を 伺います。 ○長澤委員 長澤と申します。よろしくお願 いいたします。  情報4−E「防災ナビを利用し災害時にお ける情報を発信する」という事業なのですけ れども、資料でいうと資料7の38ページで す。今回この事業が内部評価委員の事業とい うことだったのですけれども、カラーユニバ ーサルデザインという観点でこの事業に関 しては個別で指摘をさせていただいたとこ ろがありました。  具体的に言いますと、39ページの11番 のところです。ハザードマップについてなの ですけれども、カラーユニバーサルデザイン の観点から見ると視認性が低い部分がある ということでご指摘をさせていただきまし た。それに対して早急に対策が必要というこ とで対策をしていただけるということで、あ りがとうございましたということをお伝え したいということと、それを言ったからかど うかというのはわからないですが、結果とし て評価が1つ下がってしまったというとこ ろがありまして、それだけが原因ではないと 思いたいのですけれども、ここは人命にかか わる部分ですので、ぜひ早急に対応していた だきたいなと感じております。 ○八藤後会長 ありがとうございます。  では、事務局からお願いします。 ○大山委員 実はハザードマップについて は、今回法律の改正もあって、新しいものに 改訂をさせていただいて、今年の3月から5 月ぐらいにかけて各戸に配布をさせていた だいたのですけれども、実はうちには来てい ませんよみたいな別の話もあって、それはそ れで今対応しているのですけれども、実際各 河川ごとに氾濫をした場合に、どれぐらいお 住まいのところが浸水の深さがどれぐらい になるのかというのを、今回実際冊子でやっ たものについてはカラーユニバーサルデザ インに配慮して色づけをしたのですけれど も、実際に今の防災ナビのほうにはまだ新し いものに変わっていないということもあっ て、今特に台風の時期で、幾つも台風ができ ている時期ですので、早目に変えてほしいな ということ。  あと、実際には東京都の同じような防災の アプリがあるのですけれども、それを見ると、 地図をピッとやりますと、建物の絵があって、 実際にどこまで上がりますよとピピピッと 絵が出てきたりするのです。非常に視覚的に わかりやすい。そっちを使えばいいじゃない かという議論もあるのかもしれませんけれ ども、比べたりすると、まだまだ工夫の余地 はあるのではないかなと。皆さんにももっと 使っていただけるようなものをということ で若干、これも期待値を込めてという部分が あるのですけれども、点数については下げさ せていただいた、こんな状況でございます。 ○八藤後会長 わかりました。これにつきま しても、今おっしゃられたような点について きちんと……。 ○大山委員 加筆をさせていただきたいと 思います。 ○八藤後会長 そのようにしていただいた ほうがいいと思います。よろしくお願いいた します。 ○内田委員 内田です。  ちょっと話は戻るのですけれども、先ほど の瀬田委員のおっしゃった1−Cのところ なのですが、私は評価していた中で完全に利 用者のことしか考えていなかった。瀬田委員 が言ったように、雇用者の立場というのが完 全に欠落していたなと個人的には思ったの で、新たな視点を加えてもらってよかったな と思っております。  以上です。 ○八藤後会長 ありがとうございます。 ○瀬田委員 ありがとうございます。瀬田で す。  具体的には、例えば弊社で障がいの方を雇 用したいなと考えたときに、まず最初に多目 的トイレが必要だよねとか、具体的な課題に なってきます。でも、トイレ一つ改修するに も100万単位のお金がかかってしまうの です。これはなかなか今の経済状況ですぐに 出せるかというと、そういう会社ばかりでは ない。なので、最初にお金ありきではないと 思っていますけれども、その辺のフォローア ップがないとなかなか民間としても整備し にくいんだ、その辺のご事情をご理解いただ きたいというところが趣旨でした。つけ加え させていただきます。  以上です。 ○八藤後会長 ありがとうございます。特に 補足は事務局のほうではございませんでし ょうか。 ○大山委員 先ほどもちょっとお話があり ましたけれども、産業経済部門だけでいろい ろな補助だったり云々というのを考えるの はやはり厳しいのかなというのは私も同感 でございます。そういう意味で、障がい者雇 用を促進するですとか、そういう方も本当に 一人一人が普通に社員として働けるような 環境を区全体で応援をするという観点で、も うちょっと大きな視点での区の考え方とか 施策が必要なのかなと思っておりますので、 その辺については今後も考えていきたいな と思います。 ○八藤後会長 ありがとうございました。今 度東京都の条例で、禁煙条例ですか、あれは 従業員がいるかとか、そのようなことで中身 を変えているということで、やはり従業員と いうのは重要な利用者の一人であるという ことを改めて思いましたけれども。ありがと うございます。  では、引き続き意見交換をしたいと思いま す。 ○工藤委員 工藤です。よろしくお願いしま す。  第二部会のほうで私は結構ホームページ に関係することをいろいろと伺ったりした のですけれども、4−Cでしょうか、足立区 自身のホームページの改訂というのは設計 思想が担当の方からものすごくはっきりし たものをご提示いただいていたので、目に見 える形の進歩があるなと思ったのですけれ ども、もう一つ両輪である区議会のホームペ ージのほうがやはりまだちょっと下手した ら脱輪してしまうのではないかなというイ メージがありまして、評価をするときに一緒 に評価をするのは非常に難しいというとこ ろが議事録の中にも恐らく入ってきている かと思います。  それはその時点で判断したことなのです けれども、全体を通して言えることは、まず 私たち自身が誰を対象にしてこの施策を使 ってもらっているのかというイメージがち ゃんとできて発言をされているかどうか、そ この部分が一番大切なのかなと今回の評価 に対して思っておりまして、こちらからこう してほしい、ああしてほしいといろいろなこ とを言わせていただいたのですけれども、改 めてそういうものを搭載していくと、当然緊 急時の通信状態とか、そういったことを考え ると、いわゆるトラフィックエラーとかが起 こってしまって、こんなにすばらしいものを つくっても何も使えない。そうすると、結局 は何をここで目的としなければいけないの か、そういうことを自分なりに評価をした後 にいろいろ考えまして、それ以外の評価をす る基準も、本当に人の顔が見えていて、届け なければいけない人に対して届けるような 発言をしていたかなと自分なりにもいろい ろと考えたので、今後意見をさせていただく ときには、そういったイメージを。議場です ので難しいことではあるのですが、皆さんそ れぞれがバックボーンを持っていらっしゃ る方がここで意見をされているので、今後は そういった発言をしていければなと思って おります。 ○八藤後会長 大変ありがとうございます。 これは4−Cに限らず、全部のものについて そういう視点で本当に我々は発言している のかという、我々というか、私は発言してい るのかということもちょっと気づかされる ような内容でございまして、大変ありがとう ございます。もし事務局から何かコメントが あれば、なければ結構でございますが。よろ しいですか。―では、ありがとうございま した。 ○川口委員 川口です。  評価が下がっている内部評価のところで、 ひと3−B「ユニバーサルデザインに配慮し た学習環境等を整備する」という資料7の2 2ページの項目について、一応全体的に見た のですが、具体的にどのように下がったのか、 状況をお聞かせいただければと思いました。 お願いします。 ○大山委員 こちらについても資料を確認 して、さまざま取り組みをしているというこ とは評価委員としてもわかったのですけれ ども、それがもう一つそれだけでいいのかと いう部分、これは数が多いので、1教室ごと にいろいろな、1つ増やすにしても大変だと いうのはわかるのですけれども、それだけで 本当にいいのかという部分と、あともう一つ、 子どもたちにそれがユニバーサルデザイン に配慮しているものだということがきちん と理解されているのかなと。  ちょっと話が飛んでしまってあれなので すけれども、各学校からユニバーサルデザイ ンの講演を依頼されて各学校に職員のほう で説明に行って、いろいろな絵を見ながら子 どもたちにユニバーサルデザインに配慮さ れている部分はどういうところですかと議 論してもらうと、結構いろいろな意見も出て いい意見も出るのですけれども、そういう部 分、何げなくやってくれてはいるのですけれ ども、それが子どもたちの心にちゃんと意識 してもらっているのかなという部分が見え てこなかったので、今回については下げさせ ていただいて、もうちょっとメニューも増や してほしいし、子どもたちにもそういう部分 を意識してもらって教室の中で学習環境を 受けとめてほしいないうことも含めて点数 はちょっと下げさせていただいております。 ○八藤後会長 川口委員、いかがですか。も しあれば。 ○川口委員 大丈夫です。ありがとうござい ます。 ○八藤後会長 ありがとうございました。今 の事務局のお話からすると、先ほど工藤委員 がお話ししていただいた、これは生徒さんの 目線というか、そういうところをきちんと考 えていただいていたのではないかなと思い ますので、大変よい視点で評価していただい たのではないのかなとも思います。ありがと うございます。  ほか、ございますか。 ○瀬田委員 瀬田です。  情報4−@で「ユニバーサルデザインに配 慮した印刷物を作成する」というのはずっと 5点の評価だったのが、今回内部評価で4点 に下がっています。資料を拝見すると結構や っていらっしゃって、そんなに評価的には悪 くない評価なのに、5点、5点、5点が4点 に下がったというのはやはり期待値なのか、 あるいはここまでもうできているのだから 次のステップに行きなさいよということな のか、その辺お聞かせいただければと思いま す。 ○八藤後会長 お願いします。 ○大山委員 正直なところ5点でもいいの かなという思いはあるのですけれども、やは り5点とつけてしまうということは、もうこ こでおしまいと捉えられてしまっても困り ますので、今本当におっしゃっていただいた 期待値みたいなものも含めて、また次のステ ップというのがどういうものなのか具体的 にわかりませんけれども、さらに改善を加え てほしいという意味も込めて、ここについて は点数は、ちょっと厳しいとは思うのですけ れども、正直5点でもよかったのかなと思い ますが、そういう点数をつけさせていただき ました。 ○瀬田委員 ありがとうございます。  私は印刷業界なのですけれども、印刷業界 からの話をさせていただきますと、毎年お話 しさしあげているかもしれないですけれど も、カラーユニバーサルデザインから印刷の つくり方がもう一歩先に進んでいまして、そ れは視覚障がいの方はもちろんなのですけ れども、今、高齢者の方とか外国人の方へ情 報がちゃんと伝わっていないのではないか ということが課題として取り上げられてい るのです。その辺の知見を増やそうというこ とで、各NPOですとか外部団体と連携しな がらそういったことを進めていって、業界内 ではそういう啓発、推進をしておりますので、 そういったところからご紹介しますので、そ ういった情報をとっていただいて、今の部長 のおっしゃったようなもっと上を目指して ということであれば、ぜひそういったことも 取り組んでいただいて、他区に先駆けていい ことをやっていただければなと思いますの で、ぜひよろしくお願いいたします。 ○大山委員 29ページの総括意見の中に も書かせていただいて、今、職員も易しい日 本語ということで研修も始まったりしてい ます。特にこれは印刷物に限らずということ なのですけれども、これだけ台風が来て避難 をしましょうといったときにも、よく言われ る行政用語は全くわからないですし、一般区 民の方にわかる言葉でも、では、それが外国 籍の方だったりに本当にわかるのかという 部分ではまだまだきちんとこちら側の意図 が伝わっていないような部分もあるのだろ うということもありまして、見せ方の部分も ありますし、内容の部分もやはりわかりやす いということをもうちょっと求めていくべ きなのかなということで、今ご提案もいただ いたので、さらにそういう部分では進めてい くべきかなと考えています。 ○八藤後会長 ありがとうございました。印 刷業界もそこまで進んでいたのかと今認識 を新たにしましたし、区としてもそういう課 題があるという意識がおありになっている ということもわかりましたので、なかなか厳 しいとは思いますけれども、引き続きよろし くお願いしたいと思います。  では、ほかにございませんでしょうか。 ○山田副会長 関連してよろしいですか。今 のは印刷業界からのお話ということだった のですけれども、ホームページのほうでも同 様に、主たる言語、利用頻度が高い言語につ いては自動翻訳されたものをチェックする 体制があるのだけれども、マイナー言語につ いてはそれがないというお話が1つありま した。もう一つが、そもそも各所管ごとに自 分の担当するところについては文章をつく って、それが自動的に流れる仕組みになって いるということなのですが、そのときに、自 分たちがつくった文章が翻訳されやすい文 章か、日本語というか、ネーティブ話者によ くありがちな主語を飛ばすとか、指示代名詞 が多くて何を言っているかわからないとか、 そういったちょっとわかりにくいような文 章になっていないかということをチェック する体制はまだないということでした。  今、広報物としてはカラーユニバーサルデ ザインの話がありましたけれども、わかりや すさということをお考えいただくのであれ ば、同様に文章において主語、述語がよくわ かりやすくできているか、何の意味を示す言 葉なのかがわかりやすいか、単語の選び方が 理解しやすいものを選んでいるかですとか、 そういったことを相互に関連しながらつく っていく仕組みがあるとよろしいなと思い ました。どうしてもこういう評価も縦割りに なってしまうので、お互いにこのようにでも 意見をすり合わせられるところはうれしい です。 ○八藤後会長 まさにさまざまな人に対す るユニバーサルデザインだと思っておりま す。 ○真鍋委員 総務部の真鍋でございます。  今、山田副会長からお話がありましたとお り、大山部長からも「易しい日本語」という、 まだ世の中的には余り知られていないよう な言葉ですけれども、まさしく山田先生がお っしゃったとおりでして、自動翻訳にきちん とした日本語を入れないと意味が変わっち ゃうことを、実は大山部長も含めて私も管理 職全員がこの易しい日本語の研修を今受講 中なのです。  隗より始めよではないのですけれども、 我々が普通に話していると、日本語的に主語 が抜けても何となく意味が通じるのですけ れども、自動翻訳すると全く別な意味になっ ちゃうとかということもあるので、瀬田委員 からもお話があったとおり、きちんとした表 現でわかりやすくするという、多言語に全て 対応するというと、多分物理的に無理だと思 うのです。ただ、逆に言えば、易しい、わか りやすい日本語だと外国籍の人もわかりや すいのではないかということを踏まえて、少 し職員も意識を変えていかなきゃいけない 時期なんじゃないかなと思っております。  現に居住する外国籍の方も多くなってい ますので、次の段に来たのではないかなとい うことで、そういったことも含めて、大山部 長のお話と重なっちゃいますけれども、今後 のこともあるので評価は下げさせてもらっ たということでご理解いただきたいと思い ます。  以上でございます。 ○山田副会長 易しい日本語をお使いにな ると、恐らく自動翻訳にも対応しやすいと思 います。 ○八藤後会長 ありがとうございました。  全く余談ですけれども、学生が論文を書く ときにタイトルを英文翻訳に入れさせるの です。英語がめちゃくちゃなのです。それを 見ながら日本語を直していく、そういうのに 使っておりまして、機械が訳せないような日 本語は誰もわからないんだという、日本語教 育に翻訳機を使っているという、ちょっとお もしろい事例ですけれども。  失礼いたしました。どうぞ、ご意見をお願 いします。 ○工藤委員 工藤です。  多国語の対応ということで、それぞれの所 管で現実的に対応をいろいろされていると いうことは、今回もいろいろなご報告や直接 お話を伺ってわかったのですが、例えばなの ですけれども、マスコミに友人がいまして、 そこは当然ワールドワイドにやっているの で、実際にどれぐらいの言語に対応している のと、現実的にどういう対応をしているのと 聞いたのです。いわゆる在京のテレビ局です けれども、もしかして全部という回答はやめ てくださいねということで回答が返ってき たのが、やはり全部対応していますと。だけ れども、基本的に英語以外は全部通訳をつけ ます、そういう答えが返ってきたのです。  ということは、例えばなのですけれども、 それではっと感じたのは、これからそういっ た対応をしていかなくてはいけないと考え ると、足立区の中でその横串を通した形のブ ラッシュアップですとか、そういったものは 実際に今何かやっていらっしゃるのですか。  結局インターフェースがどこからであっ たとしても、足立区の行政で自分はここの窓 口に行ったらこれだけの対応をしてもらい ましたとか、こちらも対応してもらいました と、それはすごく現実的なのですけれども、 そうはいっても、体制として全部に対応して いくという姿勢は見せつつも、何か職員の方 の底上げといいますか、そういったことは実 際何かやっているのでしょうか。それとも 個々で対応しているのですか。個人の職員の スキルで。 ○真鍋委員 総務部の真鍋でございます。  今やっている現実的な話をしますと、一番 外国人の方が最初に窓口に来るのはどこか というと、戸籍住民課か区民事務所、どちら かになります。近年、もともと足立区は韓国 籍、中国籍の方が多いのですけれども、最近 はミャンマー、ベトナム、その他もろもろた くさんお見えになっていると。実際に今年度 から翻訳サービスということで、タブレット を通じて、タブレットの中に通訳の方がいら っしゃって、それは要はどこかの拠点に通訳 の方がいて、その方がタブレットを介して窓 口で対応して翻訳をしてもらうということ がある。それ以外に多文化共生、地域調整課 というところに多文化共生係というのがあ るのですが、そこでボランティアの通訳の方 がいらっしゃるということです。ですから、 機械に頼っている部分とボランティアとい いますか、半分職員が対応している部分があ ると。では、これが横串で全庁的にやってい るかというと、多分これからの話になると思 います。  先ほどの易しい日本語にも通ずるところ があるのですが、職員が全ての言語に対応す るというのは現実的ではないので、もう一点 あるのが、実際学校に通っている外国籍の方 の児童生徒への対応とその保護者の方への 対応がありまして、ですので、かなり幅広に やっていかないと多分もたないのではない かと思っています。  では、それが今現時点でどこまでできるか というと、冒頭申し上げた、とりあえず窓口 対応のところはやっておりますけれども、実 際外国人に対する行政サービスのあり方と か対応は本当にこれは喫緊の課題というか、 じっくりやっていかないと多分追いつかな いかなと思っています。それは意識として持 っています。 ○工藤委員 ありがとうございます。 ○八藤後会長 いろいろな場面があるとい うことを知りましたけれども、私が座長をし ております部会のほうでも、実は今日机上配 付させていただいた2ページ目に1−J、 「施設の案内サインを整備する」というとこ ろの総括意見なのですが、結局ここは評価5 にしてあるわけなのですが、こんなことが書 いてあります。1−J「施設の案内サインを 整備する 区役所の窓口等における手続き が、多言語で対応が全ての窓口でできている のかと考えると、十分ではないと思う。しか し本項の評価は『案内サイン整備』という狭 義の視点による評価である」ということで、 そういう視点でやれば5点だけれどもと言 いつつ、こういう区役所の窓口なんかの手続 きが本来はちゃんとできる、そういうシステ ムが必要なんだよということをこの中で一 緒に述べたということになりますので、今の お話もある程度反映したかなと思っており ます。  ありがとうございました。ほかにございま すでしょうか。  では、次に進んでよろしゅうございますで しょうか。―どうも大変有用な積極的なご 意見をいただきまして、まことにありがとうご ざいました。 審議事項(2)足立区ユニバーサルデザイン推 進計画の改定におけるパブリックコメントの 実施について ○八藤後会長 それでは、次の議題に進みたい と思います。  審議事項(2)の「足立区ユニバーサルデザ イン推進計画の改定におけるパブリックコメ ントの実施について」に移りたいと思います。 これについて事務局から説明をお願いいたし ます。 ○白勢UD担当係長 そうしましたら、資料 9「足立区ユニバーサルデザイン推進計画改 定概要版」と資料10「ユニバーサルデザイ ン推進計画改定」の製本版、2つをご覧いた だきたいと思います。  前回の推進会議の中で7月から実施をし たいというお話をさせていただいたのです が、庁内での調整に時間がかかりまして、今 回資料としてご提示させていただいている 概要版と資料10の製本版のもの、その2つ を来月、9月2日から10月2日の1カ月間 かけましてパブリックコメントにかけたい ということでお話をさせていただきたいと 思います。  実際に前回の推進会議の中でこのパブリ ックコメントの推進計画の素案の中身につ いていろいろご議論をいただきまして、そう いったご議論をいただいた部分については 今回の提出させていただいている資料に反 映をさせていただいております。  ただ、1点だけ、今後の課題というか、今 後、パブリックコメントを経て正式な製本版 として作成する際に実施、検討する課題とし まして、本日は欠席なのですけれども、村田 委員のほうからお話しいただきましたカラ ーであったりとか、あとイラスト、写真とい うところについては、今回パブリックコメン トでこの推進計画の中身についてご検討、ご 議論いただきたいというところで、白黒でイ ラストはほぼなし、概要版では少しつけてい るのですが、ほとんどないような形でパブリ ックコメントをかけたいということで、前回 の議論の中で出たところはまた次回パブリ ックコメント後にご議論、検討させていただ くという形になっております。  中身の点ですけれども、資料9の概要版に つきましては全部で6ページの構成になっ ておりまして、背景、目的、位置づけ、推進 計画の進行管理と今回の推進計画で目指す 将来像、施策群、その施策群の中身、具体的 な取り組みの方向性であったりとか関連す る事業の内容について概要として書かせて いただいております。こちらにつきましては、 先ほど申し上げたとおり、概要版ということ ですので、中身の内容ではなくて、こういっ た計画をつくっているのだというところで 見ていただくという視点で作成をしており ます。  本編の改訂の素案についてなのですけれ ども、前回、推進会議の中でご議論いただい た部分と1点だけ変更させていただいてい るところがございます。それが資料10の推 進計画の素案の5ページになります。推進計 画の期間についてです。前回、推進会議でご 提示させていただいていたのは、2019年 から2023年の5カ年ということで考え ておりました。それは昨年度まで使っている 推進計画5カ年ということで、引き続き5カ 年と考えていたのですが、この推進計画が上 位計画である基本構想、基本計画に基づいて つくられているというところで、基本計画が ちょうど平成29年から8カ年で計画が実 施されるというところがありますので、その 8カ年の計画に沿って今回の計画も合わせ ていきたいということで、2019年から2 025年まで、その前年の2024年に基本 計画が改定される予定ですので、その次期基 本計画が改定された後に2025年に我々 のほうの推進計画も改定をさせていただい て、その次期基本計画と推進計画が整合する ように計画を立てていきたいということで 7カ年に設定しております。  その次の次です。今回の改定の次の改定の ときには基本計画は恐らく8年ということ を想定しておりまして、こちらの表に書いて あるとおり、次期推進計画については8カ年 の予定で実施をしていこうと考えておりま す。その点が1点変更になっております。  それにあわせて、こちらに書いてあるとお り、2022年に中間検証ということで、そ の事業の見直しを図っていきたいと考えて おります。もともと2023年までの5カ年 ということで各事業の計画を立てていたの ですけれども、一応その中間検証の2022 年というところを想定しまして、今回の計画 に記載しておりますのは2022年までの 4カ年分を記載しております。それを記載し てあるのが、ページでいいますと48ページ 以降になります。こちらにありますひとづく り1−(1)−@「ユニバーサルデザインの 普及啓発」以降、最後、113ページまでの 事業につきまして4カ年の計画を載せてお ります。2023年に中間検証をしまして、 この4年間の評価に基づきまして、その事業 の内容に関して検証を踏まえて、また次期4 カ年の計画を立てるという形になっていま す。  あわせてなのですけれども、その中間検証 の段階でこの4カ年の計画の根拠が、我々職 員も4カ年たつと異動ということもありま すので、その根拠がなかなかわかりにくくな ってしまう、不明確になってしまうおそれも ありますので、48ページ以降の部分の年次 計画のところ、下の部分にその年次計画の設 定した目標の根拠を書かせていただいてお ります。根拠につきましては、各所管と検討 させていただきまして、設定した項目の理由、 根拠をこのように記載をしております。事業 によっては記載をしていない部分はあるの ですけれども、その部分に関しましては、例 えば随時対応であったりとか、そういったと ころの部分は、すみません、根拠は示してい ないのですが、ほぼその設定している根拠が 48ページ以降に示している状況です。  前回推進会議と変更になった点は以上2 点でございます。  資料9、資料10につきましては、今回ご 議論いただきまして、その上でパブリックコ メントを9月2日からかけさせていただく という形になります。  以上になります。 ○八藤後会長 ありがとうございました。い わゆる上位計画に合わせて期間を変更する という理由だということだと理解いたしま した。今のご説明につきまして質問、ご意見 がありましたら、どうぞ。 ○山田副会長 先ほどご説明いただきまし た目標の数値とその出し方のところなので すが、これを入れていただいたのはすごくい いと思います。それで、やりながらこの数値 は変更が可能なものですか。またはその数値 の根拠とする部分ですとか、その出し方自体 が評価の対象となり得ますか。 ○白勢UD担当係長 実際今現状の推進計 画、今ご議論いただいていた評価の部分の目 標値については、実際に事業の進みぐあいで 目標が変わっている計画も中にはございま す。実際の評価のところではそういった記載 はなかなかしにくくて、今現状ではしていな いところなのですが、各所管の方々は当然事 業の進捗程度にあわせて目標値は変わって おりますので、それにつきましては変更する ことは可能だとは考えております。 ○山田副会長 変更というのは、都度都度、 例えばこちらからこの数字の出し方はちょ っとどうなんでしょうとかいう形で言い得 るということですか。 ○白勢UD担当係長 そうです。評価部会の 評価の中で今実際にご議論していただいて いる事業もありますので、当然今後の推進計 画の中でもその点については変更していく のかなと。当然事業が進捗していけば目標値 は上がっていくと思いますし、逆に何らかの 事情で目標値を下げざるを得ないところも 実際出てくると思いますので、これに縛られ るということではなくて、あくまでも4カ年 分の目標を現在定めていただいている中で はこの根拠、この数字で出していただいてい るというイメージでおります。 ○山田副会長 わかりました。主には、今ま での実績をベースに書いていらっしゃるよ うなところですと、実績というのは可能な数 字であって、決して目標ではないというか、 例えば5年後に―例えばですよ。全く具体 的な数字はないです―20%アップとい う目標を掲げるので、では、5年後に20% アップだから、毎年4%ずつと後ろ向きに数 字を設定しようかというものは実績からは 出てこない考え方ですよね。そういったこと が8年もたっていれば変わることもあるか なと思いますのでお聞きしました。 ○八藤後会長 ただいまのは質問というこ とでよろしいですか。 ○山田副会長 そうです。できるということ でした。 ○八藤後会長 わかりました。ということで、 ここに書いてあるから今年も来年も変えられ ない、そういうわけではないということでござ います。  私から質問なのですが、内容に直接関係ある わけではないのですが、先ほど今日の欠席委員 からのご意見ということで、絵がないほうがい いとか、図がないほうがいいとかという、これ は具体的にどういうことを言っているのかと いうのをおわかりになる範囲でご説明いただ ければと思います。 ○白勢UD担当係長 前回の推進会議の議 論の中で、冒頭でご説明した中身でいうと、 48ページ以降の個別の事業の部分、例えば 前回の計画ですと、個別の事業の概要となる ような、例えば写真であったりとか、こうい ったものを整備しますというイメージ図で あったりとか、そういったものを各事業の中 で入れているという状況もあります。あと、 それとは別に、例えば、ちょっと戻るのです が、2章の部分で16ページ以降、「基本方 針『4つの柱』」の中で柱立てをしているも の、取り組みの方向性の部分でできればイメ ージできるような写真やイラストがあると わかりやすいのではないかというご意見も いただきました。  ただ、すみません、先ほどの説明と重複し てしまうのですが、今回については、このパ ブリックコメント、印刷させていただいてい る中身、具体的な方向性の表現であったりと か、実施する事業の中身であったりとか、そ ういった部分について確認していただきた いというところがありましたので、写真やイ ラストはこの本になっているものについて は入れていないという状況です。  ただ、最終的にこれはパブリックコメント をかけた後に皆さんからいただいた意見を 踏まえて中身をもう一度精査させていただ いて、最終的には年明けぐらい、2月ぐらい に製本版ということで、今お手元にあるバイ ンダーにとじてある資料のような形で製本 したものを新しくつくるのですけれども、そ のときには、前回もお話しましたが、著作権 との兼ね合いもありまして、どの程度の写真、 どの程度のイラストを載せるかというのは まだ議論しているところなのですけれども、 写真やイラストもできる範囲で入れさせて いただいて製本していきたいとは考えてい ます。 ○八藤後会長 ありがとうございます。私は 説明でないほうがいいと聞こえたもので、そ ういうことではないのですよね。 ○白勢UD担当係長 そうです。現状でパブ リックコメントの中身を確認していただき たいというところでイラストを入れていな いという状況です。 ○八藤後会長 わかりました。ありがとうご ざいました。  ほかにございますか。 ○瀬田委員 瀬田です。  丁寧にご説明いただいて、ありがとうござ いました。私の理解力が足りないのかなと思 っているのですけれども、次の上位の計画が 変わったので、あるいは国の施策とかも変わ ってきたので、これをもう一度系統立てて整 理しようという考え方はわかったのですけ れども、今の計画と次年度の新しい計画との コンセプトの違いというのはどういうとこ ろですか。今までのやつを単にテーマごとに 整理し直したのか。足立区も当然新しいコン セプトで今新しい計画が入って、「協創」と か入ってきましたけれども、そういったこと を踏まえて、ユニバーサルデザイン推進計画 もこういうコンセプトに変わっていくんだ とかというのがもしあれば、わかりやすくお 聞かせいただければと思うのですけれども、 お願いします。 ○白勢UD担当係長 先ほど瀬田委員から お話しいただいたとおり、「協働」という視 点から「協創」という視点に1つステップア ップしたというところは確かに上位計画が 変わったところもありまして、そこは当然 我々のほうの計画も反映させていかなけれ ばいけないというところで、6ページにも記 載はさせていただいております。  ただ、ユニバーサルデザインの推進計画そ のものについては、先ほどご議論いただいた 評価の内容、中身についてというところでも あったと思うのですが、まだまだ発展する余 地はあるのかなというところはあります。た だ、発展する余地というところでは、1つス テップアップする事業もあれば、まだまだス テップアップが足りなくて、もう少し種まき というところの部分という事業もあるかと 思います。  というところで、13ページになるのです けれども、我々のところで「ユニバーサルデ ザインのまちづくりがめざす将来像」の文言 を書かせていただいている部分、「ひとを育 み まちを創る だれもが自分らしく暮ら せるまち 足立」という目標、ここは余り変 えずにいきたいなというところと、ただ、先 ほど言った、事業によってはステップアップ をしている事業もありますので、では、全体 的に次のフェーズに移っていくかというこ とではなくて、瀬田委員からもお話しいただ いたように、事業を1つ整理し直して、その 次のフェーズに向かう事業であれば、そうい った事業を当然推し進めていく。まだまだ庁 内、区内を含めて推進をしていく必要がある というところについては、今までを継続させ て進めていくという形で、答えになっていな いかもしれませんが、今の計画を生かしなが ら次のところに進めていくというイメージ で作成しております。なので、全体として変 えていくという視点と育てていくという視 点と2つの視点を整理しながら我々のほう の計画を立てさせていただいている状況で す。 ○大山委員 もともとこのユニバーサルデ ザインの計画、5年ということで改定をしな ければいけないところについては、今、皆様 方、この参考資料がお手元にあるかと思いま すけれども、こちらの21ページをご覧いた だきますと、「区が実施する個別施策」とい うことで、この計画自体はもともとの当初の 計画がそのまま今も生きているものなので す。この区が実施する個別施策については非 常にレベル感が結構ばらばらだなというの が私がこれに携わったときの一番最初の印 象で、非常に広い施策を持っているものから、 例えば真ん中のほうにございますけれども、 「交流イベント「あだち国際まつり」を開催 する」とかというピンポイントの事業であっ たり、非常に施策のレベル感が統一されてい ないなという印象があったので、少なくとも このレベル感については統一していきたい なというのが私の最初の考えでした。  ただ、上位計画が変わってきている中で、 「協創」という概念も当然盛り込まれており ますので、そのレベル感を合わせること、ま た「協創」という観念も取り込みながら、今 までの進捗状況も踏まえて少し施策の組み かえもさせていただいたという形かなと考 えています。もともとこんなに大規模にとは か考えていなかったのですけれども、区長も この計画については重要性も高いというこ とで、実際には去年の4月ぐらいからここに たどり着くまで1年4カ月ぐらいかかって おりまして、結構やりとりもしながらここま でたどり着いたというのが正直なところで ございます。  すみません、説明になっておりませんけれ ども、そういう状況でございます。 ○八藤後会長 説明になっていないという ことですが、瀬田委員、いかがですか。 ○瀬田委員 わかったようなわからないよ うな感じなのですけれども、でも、今までの 課題を継続していくというのはいいことだ なとは思います。その中で1つ、せっかく新 しい計画になるということでお願いしたい なと思うことは、先ほど山田副会長からもお 話が出ていましたけれども、どうしても縦割 りで、組織が大きいので分担せざるを得ない と思うのですけれども、でも、縦割りでは解 決できない課題が結構あると思うのです。そ こを推進会議は横串でやれる会議だと思い ますので、職間をうまくまとめて課題解決を するとか、あと1つは、我々、内田委員もそ うですけれども、商工会議所とかいろいろな 団体の役もやっているのですけれども、そち ら側に情報がなかなかおりてこないという 現実があります。なので、もうちょっと外部 団体巻き込み型にして、いわゆる協創という ことをやられたほうが、行政の皆さんもお忙 しいでしょうから労力もかなりかかります ので、そういった外部の力もかりながら協創 していったほうがユニバーサルな区に一歩 近づいていくのではないかなという気がし ますので、生意気だと思いますけれども、よ ろしくお願いします。 ○八藤後会長 ありがとうございました。そ ういう意見はどんどん言っていったほうが いいと思いますので、ありがとうございまし た。  どうぞ、ほかにも何かあれば。この濃淡が あるということについては、先ほど議論が終 わりましたけれども、部会のほうでもいろい ろな所管課によって報告の仕方が濃淡があ るというご指摘を総括でさせていただいた ものもございますので、今の意見に通ずると ころはもっと下部のほう、下のほうでもある のではないかなと思いました。  どうぞ、皆様。  では、直接中身に関係ない話なのですが、 つい先ほど情報提供のあり方というのに言 及されましたので、この場で述べておくとい いかなと思ったものがあるのですが、特にパ ブリックコメントとして多くの人に提示さ れるものについて、これはほかの区とか市と か、あるいは都道府県も同じような書式でや っておりますので、何か足立区だけが勝手に 変えるというのはできないのかもしれない のですが、極めて読みづらいと言われている ような、例えば、資料10の厚いほうです。 4ページ、5ページのような図が、知覚障が いの方とか何かが音声でかなり熱心に読ん でいるのですが、こういうところでテキスト が抽出できないとかあるのですが、これは大 丈夫なのかなということとか、6ページの図 なんていうのは何か言葉で説明をしないと わからないところもあるのかなと。それから、 スパイラルアップというのは人に読んでも らわないと、説明してもらわないとわからな いとかありました。図についてはこれから工 夫していただくということですが、一番嫌な 例が出ていましたので、44ページ、45ペ ージ、これはエクセルの表か、あるいはワー ドでつくられたのだと思うのですけれども、 これを音声で読んでいくと、要するに横にリ ニアで読んでいくというのですか、普通に上 から読んでいくのですが、組子の状況がわか らないのと、こういった行と行をセルを統合 するという言い方がありますけれども、その ようにされると、カーソルがどこかへ飛んで しまって読めないとか、そのような、一見こ れは見やすくなっているのですけれども、そ のように熱心に読んでいる方からすると、一 番まずい例になっております。  それから、どこかに縦書きのやつがあった な。これは素案の資料9のほうだったかな。 ○大山委員 14ページ、15ページが縦書 きで。 ○八藤後会長 そうですね。これもこういう 縦書きで書いてあるというのがわかると読 めるのだそうですけれども、普通横に読んで いって、また次の行を横に読んでいってとい うのが、そういうところが全然わからなくな るということで、これはそれなりの方に聞い てみれば、すぐに対応方法はわかると思いま すが、どこも同じような書式を使っているの で、何か取り決めでもあるのかなと。それは わかりませんが、見えない方はかなり熱心に 読まれている方がいらっしゃいますので、見 やすいという意味ではそういう資料のつく り方を今後念頭に置いていただくといいの かなと。先ほどそういう話が出ましたので、 こういうことを話す場ではないと思いまし たが、ご意見を申し上げました。失礼いたし ました。  では、もとの議論に戻りたいと思いますが、 この場でのコメント、いかがでしょうか。 ○川口委員 川口です。  先ほどの協議の中でも議論が出たように、 易しい日本語、誰もがわかりやすい日本語に していくというところも含めて考えると、将 来像とか4つの柱の基本方針とか、そのあた りの言葉は、もしかしたら、もう少し簡単に する必要があるのかもしれないなと思いま した。例えば13ページの「ユニバーサルデ ザインのまちづくりがめざす将来像」は「ひ とを育み まちを創る」。下の「だれもが自 分らしく暮らせるまち 足立」というのは多 分わかると思うのです。でも、その上の「ひ とを育み まちを創る」、誰が人を育んで誰 がまちをつくるのかというところも含めて これはわかりづらいのではないかと思った り、あとは16ページの基本方針の「思いや りある『ひとづくり』」、思いやりのある人 をつくるのか、思いやりを持って人をつくる のかといったような、多分変換したときに英 語ではうまく説明できないだろうなという 文字があるというのを感じました。  「快適にすごせる『くらしづくり』」とか は、区民が快適に過ごせるという意味だろう なと思うので、そういったところを改めても う一度誰がどうなのかというところも含め てわかりやすい表記にしていただけたらい いなと感じました。  以上です。 ○八藤後会長 事務局からはいかがでしょ うか。 ○大山委員 事務局です。  今ご指摘いただいて、ありがとうございま す。本当に易しい日本語という部分でいくと、 そういう視点がまだまだというか、全然徹底 し切れていないなと今お話を聞いて感じた 次第です。今ご指摘いただいた、例えば16 ページの「思いやりあるひとづくり」という 部分の柱も少し考えなきゃいけないのかも しれませんけれども、できるだけ囲みの下の 「より多くの人が」云々かんぬんというとこ ろ、ここで少しこの柱の考え方というものを 補強させてはいただいているのですけれど も、やはりここで大きく枠遣いで出ている部 分がもうちょっとわかりやすいほうがいい のかなと今お話を聞いていて感じました。  ありがとうございます。 ○川口委員 続けて、川口です。  例えば柱1で「思いやりあるひとづくり」 となっているのですけれども、その下の文章 で「思いやりのこころを根付かせ、こころづ かいができるひとを育みます」と書いてある のです。であれば、「こころづかい」という 言葉をそろえるという、柱の文字と説明の部 分がマッチしているものとミスマッチして いるものと2つ並列で別のものが並んでい たりということが見受けられるので、そのあ たり、もう一度精査していただけるとうれし く思います。 ○八藤後会長 ありがとうございます。この 辺、確かに私なんかは結構見なれているので 何とも思わなかったのですが、申しわけあり ません。これは翻訳機にかけたらメタメタで すよね、言われてみると。  事務局にお尋ねしたいのですが、今できる 範囲でとおっしゃっていましたが、今、川口 委員の発言の内容を踏まえて、公開される前 にこの文言を、内容を変えない範囲で文言だ け変えるということは、つまり日本語を整備 するということは可能なのでしょうか。まず は前半の19ページぐらいまででいいのか なと思いますけれども。 ○森田UD担当課長 済みません、事務局か らよろしいでしょうか。  大変貴重なご意見、ありがとうございまし た。おっしゃるとおり、易しい日本語という 観点からは、主語、述語がしっかりないと翻 訳機にかけてもメタメタということで、全く おっしゃるとおりかなと思うことで、ちょっ と配慮に欠けたかなと思って反省しており ます。  ただ、13ページを見ていただきたいので すけれども、将来像、「ひとを育み まちを 創る だれもが自分らしく暮らせるまち  足立」でございますけれども、ここに「誰が 人を育み」と、主語が要るかどうかというお 話だと思うのですけれども、これにつきまし ては、ユニバーサルデザインという背景の中 で、それぞれ主体が区役所であったり、個人 であったり、団体であったりすると思います ので、人それぞれの受けとめ方によって、例 えば自分自身が人を育む、あるいはある団体 が人を育むとか、それぞれの人の受けとめ方 によって将来像を読み下していただきたい、 そういうイメージが事務局としてはござい ました。  ですので、こちらにつきましては、先ほど うちの部長からお話がありましたように、区 長も含めまして大変関心があるということ で、1年と3カ月、4カ月かけてまとまって きたものですので、正直申し上げてキャッチ フレーズの部分は変えるのがなかなか難し いのですけれども、今日いただいたご意見を 参考に、そのキャッチフレーズの中身を説明 する文章これについては、どこまでできるか わからないのですけれども、配慮をさせてい ただきまして、できるだけ川口委員さんのご 提案に沿う形で、キャッチフレーズは難しい のですが、それ以外のものを対応させていた だけるとありがたいなと。これは事務局から の要望でございます。  以上でございます。 ○八藤後会長 川口委員、いかがですか。 ○川口委員 ありがとうございます。難しい のは重々。大丈夫だと思います。  将来像については、2行あるうちの上はわ かりづらいなと思うので、下はいいと思うの ですけれども、今ご説明があったように、主 語はどのようにでも置きかえられるという ニュアンスを含めというのは我々日本人に はできると思うので、確かに翻訳したときに 難しいなというのは感じるのですが、ほかの 例えば、先ほどご説明した1番の「思いやり あるひとづくり」は、下の文章からすると、 「こころづかいができるひとづくり」みたい な形のほうがわかりやすいなと思いました。  「快適にすごせるくらしづくり」はわかり やすいと思ったのですが、柱3の「便利に生 活できるまちづくり」は、これは文章の中で 一番下の行、「だれもが負担なく活動できる 安全なまちを築きます」と。「安全なまち」 と「便利なまち」は違うと思うのです。なの で、そのあたりの説明とのそごが、では、安 全なまちを目指すのか、それとも便利なまち を目指すのかというところをもう一度考え ていただけたらなと感じました。  気になったのはその2点です。  以上です。 ○八藤後会長 ありがとうございました。1 年4カ月をかけて多分一言一句つくり出し ていったものだと思いますので、こちらの判 断、事務局の判断で変えるというのが難しい ものもあろうかと思いますが、こうした意見 はぜひ重く受けとめていただいて、たとえ直 らなかったとしても今後に生かしていただ きたいと思います。  あと感想ですけれども、読み手によってい ろいろ判断していただくなんていうのを官 庁の職員から聞いたのは初めてでございま して、ちょっとびっくりしました。感想でご ざいますが。  ほかにどうぞ。 ○山田副会長 今の話で、せめてキャッチフ レーズと柱のところだけでも、英訳の文章の ご専門の方がいらっしゃると伺っています ので、おつくりになっておつけいただいたら よろしいんじゃないですか。そうしたら、何 となくイメージも伝わりますし、そういうこ とが書いてあるんだなというつもりでグー グル検索をやってもらったらわかるかもし れないので。 ○八藤後会長 事務局の可能性はいかがで しょうか。 ○森田UD担当課長 大変参考にさせてい ただきたいと思いますので。私たちとしても わかりやすい計画づくりにしたいというの が本意でございますので、できるだけ工夫を させていただいて対応させていただきたい と思います。 ○大山委員 どこまでできるかというとこ ろはまた事務局内で相談したいと思うので すけれども、いずれにしても、この9月でパ ブリックコメントをさせていただいて、そこ でも多分皆さん関心のある事項ですのでい ろいろなご意見が出てくると思うのです。そ ういったものをまた取り入れるべきは取り 入れ、またご意見として伺うという部分での 取り扱いになるもの、その他いろいろあると 思いますので、そういったところで含めて修 正もしていければなと思っていますので、何 とか頑張りたいとは思います。 ○八藤後会長 ありがとうございました。パ ブリックコメントが出た時点でまたここの 委員会で諮られると思いますので、そのとき にまたご発言いただいてもよろしいかと思 います。特にパブリックコメントについては、 自分が意見を出したという方がどこまで反 映されているのか、あるいはされていないの だったらなぜなのかというのにきちんと答 えるということが重要なことで、それをしな いと誰も意見を言わなくなってしまうとい うことにつながりかねないので、パブリック コメントの扱いについてはこの委員会でも 十分審議を尽くしたいと思っております。  どうぞ、ほかにございますか。―それで は、よろしゅうございますでしょうか。  では、先に進んでいきたいと思います。で は、総括になりますけれども、ありがとうご ざいました。足立区ユニバーサルデザイン推 進計画策定(素案)について、提出していた だいた報告書で問題はないでしょうか。これ は「素案」というのが取れるのですよね。よ ろしゅうございますでしょうか。―ありが とうございました。  それでは、これにて本日の議事は終了いた しました。委員の皆さんにおかれましては本 当に活発なご議論をいただきました。ありが とうございました。  それでは、進行を事務局にお返ししたいと 思います。お願いします。 ○森田UD担当課長 八藤後会長、どうもあ りがとうございました。委員の皆様におかれ ましては、本日大変お忙しい中、実りある大 変活発なご議論をいただきまして、ありがと うございました。  次回の第23回のユニバーサルデザイン 推進会議でございますけれども、現在のとこ ろ、パブコメが終わった後、秋ごろ、11月 の中旬ごろを予定しております。  では、以上をもちまして本日予定している 議事は全て終了いたしました。  なお、お車でお越しの方もいらっしゃると 思いますけれども、駐車券を事務局でご用意 しておりますので、お帰りの際はお声をかけ ていただければありがたいと思います。  それでは、これをもちまして第22回足立 区ユニバーサルデザイン推進会議を閉会と いたします。皆様方、どうもありがとうござ いました。 閉会 1 3