あだち広報テキスト版 2019年(平成31年)4月10日 第1804号 12面


足立ブランド 新規認定企業に迫る

問い合わせ先 ものづくり振興係 電話番号03-3880-5869


株式会社マーヤ
所在地:椿二丁目8番地5号 創業:1959年 事業:高級婦人服縫製など

縫製技術と迅速・丁寧な対応で海外工場と差別化
高級婦人服の縫製を主に行う株式会社マーヤ。生産コストなどから、衣類製造の大半が海外工場にシフトする中、都内に集中する取引先のオーダーに即応できる「立地」と、夏物から冬物までオールアイテムの製造が可能な「繊細かつ多様な縫製技術」で差別化を図り、成長を続けている。

「足立区といったらコレ」という服を作りたい
 「国産ジーンズ発祥の地・倉敷市」など、地域ブランドは地域の活性化・PRにつながると分析する東京工場長の菅谷さん。「高い技術や発想力を持つ認定企業との連携で、足立区ブランドの服を生み出し、区の魅力向上にも貢献したい」。若き工場長の挑戦は続く。

昨年から自社ブランド「マーヤ」を展開。同社の技術PRにもつながっている
真剣な眼差(まなざ)しでミシンを操る東京工場長・菅谷正(すがや ただし)さん


ミユキ精工株式会社 
所在地:大谷田一丁目43番地19号 創業:1986年 事業:プラスチック射出成形など

依存体質からの脱却を図る自社製品「リポブロック」
ミユキ精工株式会社はプラスチック製品の設計・製造などを行う企業で、OEM(他社製品の製造)を中心に業務展開している。「OEMで培った高い技術を消費者に少しでも還元したい」という想いから、自社製品の開発に着手。2018年に「リポブロック」を発売し、販路拡大に力を入れている。

ウィークポイントの克服が大きな狙い
 社長の小暮さんは「営業経験が少なく、販路開拓が課題。足立ブランド加入で、展示会に出展できるのは大きい」と製品の認知度アップに期待を寄せる。ワークショップや展示会など、認定企業はPR機会が豊富。リポマスクがブースを大いに盛り上げる。

名前の由来でもある「立方体」が最大の特徴。六面体連結のため、自由度が高い
広告塔「リポマスク」
様々な作品に囲まれる社長・小暮孝一(こぐれ こういち)さん


株式会社エアロテック
所在地:竹の三丁目3番地15号 創業:1995年 事業:バルーン製造、企画演出など

他の追随を許さないバルーン業界のパイオニア
株式会社エアロテックはコンサートなどで使用するバルーン製造から演出までを手がける、業界のパイオニアである。その演出に憧れるミュージシャンも多く、年々依頼が増加。不動の地位を確立している。

良い技術が合わされば、新しいものが生まれる
コンサートなどで「当たり前」になっている光景の中には、同社発案のものも数多い。「現在は提案すれば採用される状況。だからこそ、常に新鮮な提案をしなければならない」とは社長の大曽根さん。「良い技術が合わさることで、新しいものが生まれる」ことを確信しており、認定企業との連携による事業拡大に意欲を燃やす。

龍のバルーン。曲線などの難しい部分も、部品を内部に組み込み忠実に表現
ライブを賑わせた約15mのクジラと社長・大曽根康弘(おおそね やすひろ)さん


—欄外—
休日開庁日 4月28日(日曜)、午前9時から午後4時
転入・転出届、住民票の発行、各種保険料の納付・相談のほか、保育園に関する相談なども行っています。