第11回足立区ユニバーサルデザイン推進会議 平成28年9月30日(金)14:00〜16:30 足立区役所 南館4階作業室 《出席者》敬称略 推進会議委員 八藤後 会長、山田 副会長、戸谷 委員、吉原 委員、金子 委員、岡野 委員、戸苅 委員、田中委員、瀬田委員、工藤(康) 委員、工藤(理) 委員、大山 委員、橋本委員、工藤(信)委員 事務局 (総務部総務課)真鍋、小林 (福祉部障がい福祉課)近藤、廣瀬 (都市建設部ユニバーサルデザイン担当課)小木曽 (都市建設部都市計画課)林田、野崎 《次第》 1開会 2委員の委嘱と紹介 3議事 (1)第10回議事録の承認と第11回議事録の署名人について (2)平成28年度(平成27年度事業実施分)評価について 1)各施策に対する委員意見と評価 2)内部評価の結果 (3)評価部会の実施方法について 4その他 (1)今後のスケジュールについて 5 閉会 《事前配布資料》 資料1足立区ユニバーサルデザイン推進会議委員名簿 資料2第10回足立区ユニバーサルデザイン推進会議議事録 資料3各評価部会議事録 資料4平成28年度 委員評価施策 評価結果(案) 資料5平成28年度 内部評価施策 評価結果 資料6評価部会の実施方法について 《席上配布資料》 資料7今後のスケジュール 《議事概要》 1開会 2委員の委嘱と紹介 定数15名のところ、13名が出席。会議が有効に成立することを報告。 3議事 (1)第10回議事録の承認と第11回議事録署名人について 議事録署名人、2ページの議事の3行目あたりに吉川と誤記。吉原に訂正。 第10回ユニバーサルデザイン推進会議の議事録署名人は 八藤後会長と山田副会長であることを確認。 第11回ユニバーサルデザイン推進会議の議事録署名人は、八藤後会長と山田副会長が行う。 (2)平成28年度(平成27年度事業実施分)評価について 1)各施策に対する委員意見と評価 ○「1−Aユニバーサルデザインに配慮した公園を整備する」 (事務局)【実績に対する講評】 ・上から2段目、「計画とおり進んでいると思う。」については、重複しているため削除。 ・1ページ目の右側上から2行目、「ピクトサインの詳細について見せてほしい。意見を聞きながら作成されたのか。」については評価部会で所管から説明したため削除。 ・「トイレの中がどのようになっているのか見せてほしい。」というのも、部会で説明したため削除。 【その他】 ・「案内板の裏面には工夫をしてほしい。」の追加。 ・「経験を次に活かせるようなシステムを構築した方が良い。」の追加。 ・「駐車場を整備している公園と無い公園があるが、利用者を考慮しながら整備してほしい。」の追加。 ・「低木が多すぎて死角が多い公園、植栽が全く無い公園などがある。問題のある公園は早急に改修してほしい。」の追加。 総合評価としては4点。 (八藤後会長)施策1−Aの追加、修正点についてご意見等を受けたいと思います。 (山田副会長)第一部会に出ていないので教えてほしいのですが、「1−Aユニバーサルデザインに配慮した公園を整備する」は、3点の評価が4点になったのは数のことであって、質などのことではないという理解でよいですか。 (事務局)内容については、いろいろなご意見がありましたが、施策として、竹北公園などに車椅子が使えるような花壇をつくられたなどについては評価がある程度されたように思われます。また、トイレの案内についても、裏面の活用についてはいろいろと問題があったのかもしれないが、造ったことはある程度の評価がされたと考えております。 (山田副会長)資料4には、平成26年度年次計画に「@2か所予定、A2か所予定、B随時」と記載されており、平成27年度に「@2か所予定、A3か所予定、B随時」と記載されています。数の面で、ここの計画としてはそう多くなっているように見受けられなかったのですが、議事録だと数が年度計画より増えたのですか。 (事務局)補足しますと、資料4では年次計画で平成27年度「@2か所予定、A3か所予定、B随時」となっておりますが、当初の年次計画では「@2か所予定、A2か所予定、B随時」となっていました。計画が変更されて増えているという表現になっております。 (山田副会長)数が増えたので評価が上がったのですか。 (八藤後会長)私から少し補足します。これは数だけで評価した訳ではありません。 毎年すごく頑張って一定の数を設置したとしても、内容は去年と変わらないではないかと言われかねない。 そのため、それ以外の部分の、例えば「その他」の部分の記載で、質的に向上があると認められるかなど、評価部会ではスライドなども見て、質的にも上がっているだろうということで、ある程度それは一定の評価をした方がいいのではないかということになったと記憶しています。 (山田副会長)今の私の発言の趣旨は、点数に変化があった部分については、特にどこが評価されて点数が上下したか、年度ごとに一応評価しますが、委員も継続して過去からのつながりの中で評価していくということになっていたかと思います。 ですから、評価された部分も記録として残してあると、より次につながりやすいのではないかと思っての発言です。 (八藤後会長)全くそのとおりだと思います。これ以降の施策について、評点の上下があった施策は、理由などを説明できるのであれば極力していただきたいと思います。 評価に戻りますが、先ほど私が申し上げた通り、評価部会のときに写真などを確認し、さまざまな指摘もありましたが、質的なところでも一定の成果があり評価をしたのではないかと思います。 (工藤信委員)そうですね。議事録の3ページを見ても、吉原委員さんから「実際に島根公園はよくできている」とか、「公園としてかなり改良が進んで安心な面も考えられる」という意見があったことと、箇所が増えていること。そういったことを評価いただいて4点になったと読み取れます。 (八藤後会長)ありがとうございます。いかがでしょうか。 (金子委員)私は、実際に竹北公園の現場に行き写真を撮って、皆さんに資料を提示しました。 区でもプロジェクターを使用して説明がありましたが、この公園にはトイレがないが、近くのほかの公園にはトイレがあるという案内板を設置した。しかし、案内板は内側に向いており、外側には何も表記がなく真っ黒になっている。車椅子の人が初めて近くを通って、トイレに行きたいなと思ったときに、この公園にはトイレがないなというのは見てすぐ分かるが、その案内板の外側には何も表示されていないから、トイレのある公園について記載があることに気がつかない。 また、公園の中に入り正面から見ようとしても縁石に段差があったり、土があったりして正面まで行けない。車椅子は近寄れないという、まずいところを私は指摘しました。 つまり質的な面でも、配慮に欠ける部分がある。今、山田委員が言われたように、何で4点になったのかなと思う。かといって、いいところもあるのでしょうが、まずいところもあるので、現状維持でよかったのかなと思います。 (八藤後会長)個々の事例について見れば、いろいろと注意すべき点があるものがありました。段差についても、地盤の変化や土の流出などの回答などがあったと思います。その上で全体的に見て4点の評価になったと思います。その場にいた他の方のご意見はいかがでしょう。 (吉原委員)前年度に比べてということではなくて、今年度、行ったものに対して一つ一つチェックして、合計でこうなったという気がします。 (工藤康委員)評価軸が変わったので、印象が随分違いました。確かにおっしゃるとおり、前の点数がどうだからという視点は確かになかったと思います。 (八藤後会長)いかがでしょうか。私も思い出してきましたけれども、参加した委員の方あるいは参加していない方も含めて結構ですが、見直しの必要がありますか。 (工藤信委員)今日1個目で、多分、皆さん思い出しながらやられていると思います。ちょっと時間もかかりますので、何項目かやらせていただいて、最後に修正をするべきものを、ご意見をいただければ非常にありがたいと思います。 (八藤後会長)ただいまのような進行でよろしいですか。 (山田副会長)内容だけではなく、説明をきちんとしてくださいという意見が、前回はたくさんありました。アピールするところとか、振り返りの機会を生かしていただくという部分でも、点は全体的に上がっていないといけないと思っています。別にこの点に文句があって言ったという訳ではありません。 (八藤後会長)分かりました。この点数の見直し云々については、ある程度まとまったところで、振り返りでやっていきたいという話がありましたので、そのように進めていきたいと思います。 ○「1−Bユニバーサルデザインに配慮した公共施設を整備する」 (事務局)【実績に対する講評】 ・上から2番目、「計画通り進んでいる。」は、一番上の「昨年度からの継続事業であり、計画とおり進行している。」と重複しているため削除。 ・「本庁入口の改修は良いがパイロンは常設なのか?」については、評価部会のときに所管から、常設ではなくて今回工事に合わせて撤去したという説明を行い削除。 ・その下の「公共施設を建てたり、大規模改修をしたりするときに」についても評価部会のときに所管の説明をしてご理解をいただけたため削除。 【その他】 ・「チェックリストの実施とユニバーサルデザインレビューを連携し、相互にフィードバックしてほしい。」の追加。 ・「やさしいまちづくり調査隊などと連携し施設のチェック、改善行ってほしい。」の追加。 総合評点としては4点。 (八藤後会長)質問等はこの場で一つずつ受けたいと思います。 確認の意味もありますが、この1−Bについて質問があればお受けしたいと思います。いかがでしょうか。無いようでしたら先に進めます。 ○「1−Cユニバーサルデザインに配慮した民間施設の整備を促進する」 (事務局)【実績に対する講評】 ・下から2番目、「Bの店内改装を行っていない1件についての記載がなかったので何をしたのか」については、評価部会にて担当所管より、床の滑り止め加工をしたとの説明があり削除。 【効果・達成状況への講評】 ・1番下の段、「店舗等のユニバーサルデザイン整備推進に寄与とあるが、リーフレットを手渡しただけで評価が出来たのか?」については、上段と類似しているため削除。 【その他】 ・「ユニバーサルデザインに関する認証マークなどの検討をしてほしい。」の追加。 ・「専門職の配置又は、担当職員のスキルアップの方法を検討してほしい。」の追加。 ・「努力義務をやらなくてもよいものという考えではなく、努力したができない部分があるという前向きな姿勢へ誘導できるように区の職員から変わっていくことを望む。」の追加。 総合評価としては3点。 (八藤後会長)それでは、「1−B」と「1−C」についてご意見いかがでしょうか。 (工藤理委員)第一評価部会に出席していなかったので、お話があればお聞かせいただきたいのですが、子ども施設運営課が3施設について和式トイレから洋式トイレに変えたとのことですが、子ども対象となっている施設の全体の数や、それに対する実績の割合などについての話は出ましたか。 (事務局)評価部会のときには、そこについては特に話題にはなりませんでした。ですので、担当所管としても説明は行っていませんでした。 (工藤理委員)子どもにかかわる居場所づくりなどの事業を足立区で行っているので、施設整備についても分かりやすくなるように、全体の数と次の目標について、もう少し工夫をした報告をしていただき、計画を立てていただきたいと思います。 (八藤後会長)ありがとうございます。これについては今後の課題になるのでしょうか。今ここでそれを提示されたとしても、評価部会で話された内容にはならないので、よろしいですか。 (工藤理委員)昨年度、子どもが和式トイレを使い慣れていないため就学されてから困ったというお話が委員の中であったのを記憶しています。ですから、一つ一つ改善をして行くとしても、ある程度急ぐ必要もあると思いますので、そこを目標の一つに先に挙げていただければと思います。 (八藤後会長)そういうご意見があったということで、書きとどめていただければと思います。 (工藤康委員)今のご質問に関連して、知識として入れておきたいのですけれども、和式トイレから洋式トイレへの改修というのは物理的に分かるのだけれども、今の方針というのは全ての和式トイレを洋式に変えるということですか。 (事務局)いいえ、違います。他人の使っている洋式便器に座りたくないという児童がいるというお話も聞いていますので、全てを変える訳ではなく和式も洋式もあり、皆さんが使える施設をつくっていくという考え方をとっていると聞いております。 (工藤康委員)そうですね。選択肢があるというのが、まさにユニバーサルデザインだと思います。今の数の話で言うと、トイレの総数があり、今現在の和式、洋式のバランスを変えてということですね。分かりました。 (八藤後会長)たしか古い建物では圧倒的に和式が多いですから、徐々に洋式を増やすが、和式は和式で残すという説明があったような気がします。 他には「1−B」と「1−C」の質問、ご意見はありませんか。 (山田副会長)「1−B」の【効果・達成状況への講評】の4項目目の「北館のらせん階段気づき即行でよいのですが」というのは何の意味ですか。 (吉原委員)私が説明してよろしいでしょうか。北館のらせん階段の下の部分に段差があり、危険だったということのようですが、その対策として段差部分に目隠しのプランターなどを設置したとの報告があったのですが、実際に見ていただくと分かると思うのですが、どうせお金をかけるのだったら、もう少し何とかならなかったのでしょうかというのが私の意見でした。 (事務局)記載内容について変換ミスにより一部文章になっていない部分がありました。修正したいと思います。申し訳ありません。 (山田副会長)あと2つは意見になりますが、チェックリストの実施を行ってフィードバックをしてくださいという意見には、同感です。 第二部会でも「チェックリストに則っているからこれでいいのです」という説明があり、そうであれば、こちらが評価の対象にすべきなのは、そのチェックリストではないかという意見がありました。ですから、チェックリストなどが随時スパイラルアップされていく仕組みがつくられていることが必要だと思いますというのが、こちらからも統合しての意見ということでお伝えをしたいと思います。 もう一つは、1−Cについて、【その他】のところにある「努力義務をやらなくてもよいものという考えではなく、努力したができない部分があるという前向きな姿勢へ誘導できるように」と、非常にすばらしいご意見だと思います。 この会としては恐らく、努力したができない部分がある。それはなぜだというところを蓄積していただくことで、例えばお金の問題なのか、面積の問題なのか、機器の問題なのか、タイミングなのか、いろいろなことがあると思うのですが、どういう部分でサポートができるとか、どういうタイミングで声をかけるとよくなるのだとか、改善のための方法がほしいです。 つきましては、「この努力したができない部分があるという姿勢」とともに、「その理由を蓄積して今後の改善に役立てていくという方針をぜひ形に」、と少しだけ追加していただけるといいかと思います。 (八藤後会長)ありがとうございます。より具体的に、こういうことをやってくださいというのが入るわけですね。 この3つをまとめて一区切りでよろしいでしょうか。 評点について、ほかの2つは変わっていないのですが、最初の1−Aに戻ってしまいますが、公園整備については3点が4点になっているということについて、今までの意見を踏まえて評点について変える必要があるとお思いでしょうか。 もし、積極的な意見がなければ、あのときに個別には指摘があったと思いますが、全体的に見て、取り組みへの向上の姿勢は見られるということで4点にしたことは明確だったと思いますので、明確な反対意見がなければ4点に上げたということでご了承いただけますか。 では、評点については、4点、4点、3点という評点のままとします。 ○「1−F公営住宅にエレベーターを整備する」 (事務局)【その他】 ・「設置されたエレベーターは基準ぎりぎりである。ユニバーサルデザインの観点からは、プラスアルファを要望する。」の追加。 ・「スロープに手すりや点字ブロックを設置する時など、基準を見ながらもいかにしてユニバーサルデザインに配慮できるかを検討する姿勢でいてほしい。」の追加。 総合評価としては3点。 (八藤後会長)質問、ご意見などがあればお願いします。 (金子委員)評価部会ではプロジェクターを見ながら意見が出たと思うのですが、スロープの下り口には警告ブロックがあるけれど、上がり口のところに点字ブロックがない。それから手すりが片側しかなくて、普通は両方に設置しなくてはならないのが、設置していないという指摘をしたと思うのですけれども、その指摘について書いてないようです。 (事務局)それが【その他】の一番下に追加した内容と考えています。 (金子委員)基準を見ながらも如何にしてユニバーサルデザインに配慮できるか以前の問題として、基準とおりになっていないのではないですか。 東京都まちづくり条例などでもスロープの両側に手すりをつけるとか、点字ブロックをそれぞれのところにつけなくてはいけないとなっていると思います。要するにバリアフリーの基準からちょっと外れているので、そこのところを強く指摘してほしいなと思うのです。 (事務局)その件ですが、屋外のスロープについての基準によりますと、スロープの上部については設置する基準となっているそうですが、下部については点字ブロック設置するとの記載がないというのが実情です。また、屋内のスロープは両側に設置するような基準となっています。また、手すりについても、最低限1つ以上となっており、片側ついていれば基準としては適合していることになります。 しかし、両側設置する方が当然、望ましいと思っております。 (金子委員)そうですか。それでは私の認識不足でした。 (工藤康委員)補足しますと、確かに評価部会のときにも基準内ですよという説明があり、基準だからそれ以上はもういいのだという姿勢が問題であると私が指摘しました。特にバリアフリー法というのは最低基準であると。 今、日本は全体的に言えると思うのですが、「バリフリーの基準とおり工事したからもういい」みたいな風潮が、鉄道事業者にしても、民間でも、行政側でも、あるような気がしています。その一歩先の本当に利用者が利用しやすいようにするにはどうしたらいいのかという、視点を持ってもらいたいということを話したと思います。 (金子委員)ちょっと追加でよろしいですか。昨年度は、2号棟と4号棟の2棟で改修したようなのですが、2号棟の方はスロープの両側に手すりがついていて、4号棟にはついていなかったのです。今言われたように、これからは両側整備するということをぜひお願いしたいと思います。 (八藤後会長)評点が1点から3点になっていますが、これについては、どこが評価されたのか分かりますか。 (事務局)昨年度1点がついた理由は、年度内にエレベーター工事を完了させる予定でしたが、契約不調が続き工事が遅れてしまったため完成できませんでした。完成していないものは評価しようがないということで1点だったと記憶しています。 (八藤後会長)今回は計画を達成されているから3点になったということですね。 まずは、それでよろしいでしょうか。評定については後で行います。 ○「1−G放置自転車等をなくす対策を強化する」 (事務局)【効果・達成状況への講評】 ・「効果が出ている」については、一番上の「大変よい」重複のため削除。 ・1番下の「パイロンは常設か?」については、評価部会で必要に応じて設置していると説明をしたため削除。 【その他】 ・「駅前では成果が上がっている。放置自転車が駅から離れて置かれているとの事もあるので駅から離れた場所でも頑張ってほしい。」の追加。 ・「商業施設周辺などの放置自転車対策も一層の努力をしてほしい。」の追加。 総合評価としては4点。 (八藤後会長)放置自転車対策の評点は変わっておりません。質問、ご意見をお願いします。 無いようでしたら、先に進みます。 ○「1−H鉄道駅舎のエレベーター等の整備に対する支援を行う」 (事務局)【今後の課題・方針】 ・京成関屋駅だけが点状ブロックの整備ができていないという報告だったが、その後小菅駅、大師前駅についても整備されていないことが判明したため修正。 【実績に対する講評】 ・「区内全駅にエレベーター等の整備については?」については評価部会で、先ほどの説明がなされた内容を修正したため削除。 【今後の課題・方向性への講評】 ・「平成28年度中に内方線付き点字ブロックを区内全駅に?」については、その3駅がまだ今後残っておりますという説明を行い、削除。 【その他】 ・「バリアフリールートを一か所確保できた事に慢心せず、より利便性の高い駅舎の整備を支援してほしい。」の追加。 ・「内方線付き点字ブロックの未整備駅についてより一層整備の支援をしてほしい」の追加。 総合評価としては3点。 (八藤後会長)質問、ご意見をお願いします。 (田中委員)ちょっと戻るようで申し訳ないのですが、先ほどの1−Fでスロープや手すり、点状ブロックの話は、基準を満たしているけれども十分ではないという話だと、基準が間違っているので基準を変えるために検討してもらうべきではないかということではないのですか。 (工藤康委員)法までを変えるのは、なかなか難しいと思います。 (事務局)補足しますと、その基準というのが、区がつくった基準ではなくて、全国的に決まっている基準で最低1か所となっております。 (工藤康委員)私も建築の専門家としては、基準がないからいけないのだというのは、ちょっと視点が違うと思います。 (田中委員)両側の話は多分あると思うのですけれども。 (工藤康委員)両側がなければ非常に危険があるというのであれば法律を変えなくてはいけないが、建築基準法でも両側手すりになったのは10年ぐらい前です。それまでは片側でよかった。 物理的にできないものは仕方ないが、行っても大して金額も変わらないのであれば、ある程度のレベルまで目指すという姿勢を行政側に持ってもらいたいという事を、僕ら評価委員としては評価の中でいっていくのだと僕は思っています。 (八藤後会長)恐らく、根本的な基準とか何かを変えるべきだという意見には至っていないのではないかなと思います。今、工藤委員がおっしゃられたように、基準とおりにさえやっておけばいいという考え自体がいけないと。きちんとユニバーサルデザインがどうあるべきか、という事を考えた設計をもっと推進しなさいというニュアンスの意見であると解釈いたしますが、いかがでしょうか。 (田中委員)ありがとうございます。 (八藤後会長)実は非常に重要な議論で、本当はこの内容で1時間ぐらい議論したいところです。 (山田副会長)非常に大事な話ですね。まさに私が学生に講義している内容です。ガイドがあり、最低基準があるので、そこから本当の利用者は何が必要か、また、ここの場所ならではの配慮は何ができるのかを考える、そこから先の建築の職能の仕事だと思っています。 これをやっているからいいじゃないかとエクスキューズ(口実)にした時点で終わりだと学生には言っています。 (事務局)エレベーターの話で補足させてください。昨年までこちらを担当した所管の課長でした。 少し私どもの設計のコンセプトの話をさせていただくと、こちらは既存の住宅にエレベーターをつけおります。ですので、当然フルスペックでやりたいという思いはありましたが、どうしても物理的にできなくて、片側にしか手すりできない場合がある。 つい最近、新築として、この庁舎の北側に中央本町四丁目アパートができました。これは当然のことながら、ユニバーサルデザインに配慮した設計を行って、点状ブロックや手すりは、できる限りのことはやっています。 精神的にはフルスペックでやりたいと考えておりますのでご了承いただきたい。 (八藤後会長)これをいい機会によろしくお願いします。 包括的になっていますけれども、公営住宅のエレベーター、放置自転車、駅舎エレベーターの評価については、3点、4点、3点ということでよろしいですか。 それでは、先に進みたいと思います。 ○「1−M多言語による案内サインを充実させる」 (事務局)【実績に対する講評】 ・上から2番目の「計画とおり進んでいる」は1番上と同様の内容のため削除。 【その他】 ・「館内案内図など、文字が小さいものがある。文字の大きさのバランスについて配慮をしてほしい。」の追加。 ・「案内サインついてもカラーユニバーサルデザインに配慮してほしい。」の追加。 ・「外国人などの利用者による検証も検討してほしい。」の追加。 総合評点としては4点。 (八藤後会長)では、質問、ご意見を受けます。よろしいですか。 なければ、次をお願いします。 ○「1−Nバリアフリー基本構想を策定する」 (事務局)【実施結果】 ・「計画とおり」を「計画を一部変更」に変更。 【実績に対する講評】 ・上から4段目の後段部分、「担当課の方々はご苦労様です」については削除。 ・「基本構想=推進計画と考えて良いのか?」については、その下の段と同様の意見のため削除。 【その他】 ・「報告書に策定のプロセスでワークショップなどを行ったことなども記載してほしい。」の追加。 ・「策定するプロセスが、計画内容の周知・啓発という波及効果もあり重要である。」の追加。 総合評価としては4点 (八藤後会長)まず質問、ご意見をいただく前に少し補足しますと、評点が上がっている件については、すごくこの評価が難しかったです。 まず整理して、これは基本構想の内容そのものを評価するのではない。構想を策定すること自体が順調に進んでいるか、その進め方がよかったか、という部分を評価対象とするとしました。26年度はまだ作成について検討段階ということで、実態もよく分からなかったので3点としかつけようがなかったところが、順調に進んでいるということで4点にしたという経緯だったと思います。 それでは、意見、ご質問がございますか。 それぞれの評点が、多言語による案内サイン4点、バリアフリー基本構想の策定も4点ということでよろしいですか。 それでは、次に「もの2」に移りたいと思います。 ○「2−@区内事業者が行うユニバーサルデザイン関連製品づくりを促進する」 (事務局)【実績に対する講評】 ・上から3番目、「セミナーの開催もあり、計画とおり進行している。」については、一番上と同様のため削除。 ・下から2番目、「参加者数についてどう考えるか。十分か。」については、セミナーに関してはそれなりの人数が成果として出ていると考えているという説明を行い、削除。 ・「普及啓発媒体の作成の内容を知りたい。」については、その媒体について評価部会の中で提示したため削除。 【その他】 ・1番上の「ユニバーサルデザイン製品開発を考えている事業者向け個別の相談窓口があれば製品開発の促進につながるのでは。」と3段目の「核となる事業者への働きかけとしてUD導入の際のサポートや製品づくりのアドバイスなどバックアップ体制を強化することで、事業者の関心をより集められるのでは考える。」については、評価部会での意見交換の中で説明があったため削除。 ・「個別相談窓口やバックアップ体制など関連事業についても記載があると評価がしやすい。」の追加。 ・「セミナー等の参加者は目標人数と実績数の関係から考察してほしい。」の追加。 ・「メディアに取り上げられるような成果があれば、ぜひ報告書に取り入れてほしい。」の追加。 ・「どうやったら儲かるかというプロセスもセミナーなどで示してもよいと思う。」の追加。 総合評価としては4点 (八藤後会長)ありがとうございます。 (山田副会長)総合評価が1点から4点に上がっているのは、この施策は担当課の話を聞くと色々と行っていたのですが、それだけやっていらっしゃるならどうして書いてくださらなかったのですかというやり取りが多くありました。 非常にもったいないとの皆さんのご意見で、これだけ大きく評価が上がりました。 (工藤理委員)私も何でとこれだけの内容なのかと強く思いました。やっていらっしゃるのに、本当にもったいないことをと思いました。 (山田副会長)ここにも説明がありますが、それをだから報告書に書いていただければよかったのではないですかという感じでした。それが非常に残念でした。 (工藤理委員)そうですね。今回はこうやって直接担当部署の方にお話を伺うことができたので、本当にいい意見を伺えたなと思っております。 (山田副会長)逆に言えば、ご自分の施策の狙いや効果の測定、アピール、次回に向けての計画については非常に課題があるという意味です。 ですから、【実績に対する講評】に記載している「参加者数についてどう考えるか。十分か」という質問は、参加者が30人という結果のみを記載するのではなく、効果的なセミナーにするためには何人位が妥当だと思ったので、こういう人数設定を行い、それに対して何人から応募があって、何人参加していただいた。他にも、関心の度合いについての分析ですとか、次のセミナーでは2クラスつくった方がいいのだという計画性ですとか、そういうことを書いてくださいという意味です。 ですから、【その他】の意見には、「参加者をどうするかということよりも、事業の狙いを明確にし、効果測定をきちんと事業自体に組み込んで事業がより発展できるように、みずから仕組みを持ってください」という意見として申し上げました。そのように書いていただければと思います。 (八藤後会長)全ての施策について言えることなのですけれどもね。 (山田副会長)そうですね。ここの担当課はあまりにももったいなかったので。 (八藤後会長)ほかに質問、ご意見はありますか。では評点は後にして、次に進みます。 ○「2−A区内事業者のユニバーサルデザイン関連製品の普及を支援する」 (事務局)【その他】 ・「ユニバーサルデザイン製品の展示方法は、集客するような楽しめる展示を工夫してほしい。」の追加。 ・「効果測定については、製品紹介カード等を作成しカードの減った数などで測ることもできる。工夫して検討してほしい。」の追加。 ・「区や学校などでユニバーサルデザイン製品を取り入れるなど、他の手法も検討してほしい。」の追加。 総合評価としましては3点。 (八藤後会長)これについてはいかがでしょうか。補足事項がある方はどうぞ。 (工藤理委員)これは、さきほどの2−@の後で評価したので、そんなにいろいろなことをやって造った商品があるのだったら、学校で使ってみたり、実際に造った方々の話を聞くなどの発想で授業に取り入れてもおもしろいのではないかという意見が出ました。 とても簡単に書かれていますが、うまくこの報告で伝わるのかなと思います。それぞれの課で行っている成果が見えてきたところで、そこでうまくコラボしていってPR活動に役立てていただきたいと思います。 全般的に拝見しても、これから出てくる内部評価された結果にも大体書いてあります。PR不足という言葉がたくさん書いてありましたので、こうやってどんどん出てくるところの方たちは、お互いに持ち合ってうまく利用し合っていけばもっと活性化するのではないかなと思いました。そんな気持ちもここにはこもっていますので、ぜひともよろしくお願いします。 (八藤後会長)全般的にあっさりしているのですね。 (山田副会長)今、補足いただいた普及という観点ではというのを入れていただいて、普及の方法にはいろいろとあると思うので検討してほしいというのがひとつ。例えばユニバーサルデザイン製品の展示方法を考えるとか、出張講座と連携するという案や、区や学校で製品を導入してはどうかという話もありました。 その次に、それとは別に効果測定は難しいのですというお話があったので、それだっていろいろあるではないですかという話をしました。 そこを整理していただけると分かりやすいかと思います。今の工藤さんのご意見は、そのとおりだと思います。 (八藤後会長)他に部会に出ていた方のご意見や補足事項はありますか。 それでは、これでよろしいですか。評価点については4点と3点になっております。これについてもいかがでしょうか。 では先に進みます。 次に「ひと」の3−Aから3−B、3−C、3−Gについては一緒に議論した方がいいと思いますので、事務局でこの4つを順に説明してください。 ○「ひと3−Aユニバーサルデザイン出張講座を実施する」 (事務局)【その他】 ・「他の企業にも出張講座の働きかけを行っていくとよい。」 ・「区内の中小企業で開発したユニバーサルデザイン製品について、制作の経緯や工夫などを製品に触れながら講義や授業などを行うなど、進めていく方策は数多くある。」 ・「積極さに乏しい。夢のある事業を展開してほしい。」 ・「やり方によっては、企業の支援にもつながる。地域を巻き込んで実施をしてほしい。」 総合評点としては2点。 ○「3−Bユニバーサルデザインに関する記述のある教科書による学習を行う」 (事務局)【実施結果】 ・教室の環境整備の後段に「モデル校」の追加。 【効果・達成状況の講評】 ・「全校で実施したのか」という内容が2件あり、評価部会にて全ての学校では行っていませんというご回答があったので削除。 【その他】 ・「ねらい、施策、実施内容の関係を整理し、報告書としてまとめてほしい。」 ・「集中力の点で配慮が必要な子どもとそうでない子どもで、席の配置などのように分けて対応してほしい。」 ・「子どもたちに、なぜ教室等の環境の工夫が必要かなど、ユニバーサルデザインに対する説明をしながら現場での実践をしてほしい。」 総合評点としては3点。 ○「ひと3−C職員のユニバーサルデザインに対する意識向上を図る」 (事務局)【実績に対する講評】 ・上から3行目、4行目、「計画とおり進行している。」、「十分に評価できる。」については、1行目と重複しているので削除。 ・その1つ下の「計画通り実施されたと思われます。」についても、同様の内容のため削除 ・「広報制作物のチェックがなぜ職員の意識向上につながるのか?目的と手法についてマッチングが不明」については、ある程度説明がされたが十分であったか不明のため保留。 【効果・達成状況への講評】 ・一番の下の段の「デザイン、コピー、コンセプトを一緒に考えることで、職員は何ができるようになっているのか。」については、説明をしておりますけれども、先ほどと同様、削除するべきなのかちょっと悩んだところです。 【今後の課題・方向性への講評】 ・上から3段目の「目標と手法がマッチしていない。」について、所管から説明があったが十分であったか不明のため保留。 【その他】 ・「広報力の向上や伝達力の向上を目的としたポスター等の作成やデザイン研修との表記が報告書にあるとユニバーサルデザインの施策として理解ができる。」 ・「1件の相談件数や相談時間の短縮などの効果測定の案もあるので、具体的に検討してほしい。」 総合評点としては4点。 ○「3−G区民向けのユニバーサルデザイン啓発用パンフレットを作成し配布する」 (事務局)【年次計画】 ・平成26年度に「子ども向けのパンフレットの活用」とあるが、「パワーポイント作成」と変更され、施策の3−Aへ移行。27年度、28年度のパンフレットの活用については削除。 【効果・達成状況への講評】 ・「既存のパンフレットだけなのか、子ども向けパンフレットはどんな内容か報告もないため判断しかねる。」については、担当課より計画変更の説明があり削除。 【今後の課題・方向性への講評】 ・「子どもたちへの啓発パンフレット」についても、上記と同様のため削除。 【その他】 ・「パンフレットの配布のみでは伝わりにくいので他の施策と連携し発展させてほしい。」の追加。 総合評価としては3点。 (八藤後会長)4つとも、啓発、広報、教育という内容であるため、まとめて報告していただきました。ご意見は一つ一つ伺っていくよりも、この4つのどの内容でも結構ですので、意見あるいは補足があるところから言っていただく方がよいかと思います。何番のことだと最初におっしゃってください。 (山田副会長)3−Aは今回、報告書があまりよくなかったので全体に厳しくなったということです。先ほどの説明でもあったように、ほかの施策と絡めながらどんどん発展してほしいということで点が下がっているという希有なケースとなりました。しかし、期待をするところが大きい施策なので、この点数ということです。 3−Bの「その他」の追加部分ですが、「子どもたちになぜ教室等の環境の工夫が必要かなど、ユニバーサルデザインに対する説明をしながら現場での実践をしてほしい。」という記載ですが、必要だからやるというのは、ユニバーサルデザインとはちょっと違ってくると思うのです。 こうだという理由、最低限の話ではなくて「もっともっと皆にとって良くしていくためには、どのようになっていたらいいかということをお互い考えながらつくろうね」ということなので、ちょっとそこの書き方を工夫していただけるとよいかと思います。 この内容は、「現場であまり説明をしてしまうと、いじめにつながってしまうこともあるので注意したいと思います」という所管課の回答があったので、「目の悪いお子さんが黒板の字が見えるように前に座るのは当たり前」というレベルで、「集中がちょっと難しいお子さんについては、より集中しやすい席に座らせるのは当たり前」と、みんなそう思えばいいのではないですかという議論がありました。ですから書き方について注意をお願いします。 3−Cのところで、今、事務局からご質問があった「広報制作物のチェックがなぜ職員の意識向上につながるのか?目的と手法のマッチングが不明」という部分で、評価部会で説明がなされたので削除してもよいのではないかとは思ったが、保留したとのことですが、その部分の説明がきちんと記載されていないことによって、報告書として開示されるときに伝わらないと思いますので、報告書をそれに合わせて修正をしていただきたいと思います。所管課との意見交換を行ったのは、そのためだと理解しています。 3−Cの個別施策の概要の「内容・方法」の中に、「A各所管で作成する広報物等の相談・アドバイスを通じて、分かりやすさや伝わりやすさなど、区職員一人ひとりがユニバーサルデザインに対する理解を深める」とあります。 1. ユニバーサルデザインの一つの側面として、分かりやすさという事がある。 2. 各部署で作成している広報物において、「情報の整理」や「伝わりやすさ」という観点で実施することが重要だと考えられる。 3. ついては、広報物の制作をシティプロモーション課が協力してチェックをする中で、ユニバーサルデザインに対する配慮の方法について議論する機会を持ちます。 ということだと思うのですが、現在の記載内容であると理解がしにくいのではないかと思います。 (八藤後会長)他にありますか。たくさんのものを一括してしまっていますが、どうぞ気がついたものからご意見をお願いします。 (工藤理委員)3−Aの評価に関しては、ユニバーサルデザイン担当課が担当している施策の評価を下げてしまったのは、心が痛いのですが、ほかの課の方たちの努力が少しずつ見えてきているので、だからこそもっとリーダーシップを持っていただきたいという強い気持ちがありますので、あえてこういう評価にさせていただいたことをつけ加えます。 (八藤後会長)ありがとうございます。言い忘れましたが、山田副会長の意見はぜひ反映していただきたいです。3−Aから3−Gについて、他にありますか。 (吉原委員)全体的な事ですが、これから向かっていく方向として、子どもたちにユニバーサルデザインの説明に行った後、実際やってもらいたいということがあります。 子ども達自身が発明していく方向については、これから必要だと思っています。 ユニバーサルデザインのことを理解してもらい、それから進んでいくことだと思いますが、その方面で何かできたらいいなと思います。夏休みの宿題などで、親も一緒に手伝ったり、考えたりすることがあると思うので、そこができたら5点になっていくかなと思います。 (八藤後会長)受け身だけではなくて、今後の発展的な方向ということですね。どこかに入れなければいけないのですが、今の意見は3−Bでしょうか。 (吉原委員)どこかに入れておいていただければ結構です。 子どもにはすごい発想力があって、大人が「えっ?」と思うような発想もたくさんあると思うし、そのことが自信になって、大人になっていけば、すばらしいことだと思います。 (工藤理委員)それに近いような話が評価部会の時に出ましたね。 (八藤後会長)どこに記載しましょうか。 (山田副会長)ものづくりの出張講義のところで、ものづくりの教室に参加されている方に来ていただき、一緒にものづくりを考えながらユニバーサルデザインも考えて、ついでにそれを夏休みの宿題にすれば親も助かるという話がありましたよね。まさにユニバーサルという話でしたね。 (岡野委員)それに関連して、3−Bあたりでそのような学習を入れていくこともできるかと思います。というのも、3−Bのときに少しでも改善されていけば何でもユニバーサルデザインであるという感じで私はお聞きしていたので。ここで新たにそういったものづくりに子どもたちの宿題ということを入れていくと発展していくのではないかと考えます。 (八藤後会長)そうすると、ものづくりの2−@になりますか。 (山田副会長)今の話は出張講座ですね。総合学習の時間を活用して行っていくという事でしょうか。 (岡野委員)今は学校の授業の時間割が大変厳しいとの話も聞いているので学習の時間に入れられるか分かりませんが、ぜひ行ってもらいたいです。 実際に意見としてでたのは、ものづくりでしたね。 (八藤後会長)あと、3−Bにも今の吉原委員の意見を反映させてほしいということですね。 他にいかがでしょうか。 では各評点などについても、厳しめについているところが多いような気がしますが、期待を込めて、あるいはリードしてほしいという気持ちがあるという事ですね。 では、先に進みたいと思います。 ○「4−Cアクセシビリティに配慮したホームページを作成する」 (事務局)【実績に対する講評】 ・2行目、4行目の「計画通り実施されたと思われる。」については、1行目と重複しているため削除。 【その他】 ・「アクセシビリティに関してユニバーサルデザインの軸は事業者という視点もあると思う。ホームページ作成の際には、事業者に対するホームページのアクセシビリティも視野にいれてほしい。」の追加。 ・2点目として、「区と区議会のホームページ管理者同士で意見交換や共通ルールをもつと良いと思う。」の追加。 ・「ホームページの下段に情報到達に関するアンケートなどがあるが、直帰率や検索経路の検証も含めてアクセシビリティの検証をしてほしい。」の追加。 ・「ホームページの掲載情報についてもアクセシビリティとした方が良いと思う。」の追加。 総合評点しては4点。 (八藤後会長)質問、ご意見、補足をお願いします。 (山田副会長)補足ですが、評価部会に出席された方が、かなり技術的な側面におけるアクセシビリティの話をしてくださいました。 情報を提示するための構造、項目立て、言葉の選び方、あるいは事業者向け、区民向け、どういう狙いを持って来る人なのかという属性を対象にした構造の再構築などの、そういったテクニカルな情報の見せ方についてです。 本当のテクニックの部分ではなくて、そういった閲覧者の属性についても同時に検証できるようにしていただけると良いのではないか、というのが、【その他】の最後の部分の意見になっていると思いますが、この書き方で分かるかどうか。 (八藤後会長)何か補足したい内容はありますか。 (山田副会長)今できていないと思っていないのですが、強いて言うならば掲載情報についてでしょうか。 事業者向け、区民向けの分類があり、区民の中でも世代や理解度の違いなどで分類があると思うのですが、ここにはそういった検証は一切入っていなかったので、そういう意味でもご検証いただきたいと思います。 (八藤後会長)かなり深度の深い議論でしたから、一言で言うというのがなかなか難しいのだと思います。でも、そういうことをちょっと留意していただければと思います。 ほかにいかがでしょうか。 (田中委員)ここだけ「アクセシビリティ」というカタカナ言葉が出てきているのですが、何か違う言葉にならないのかと思います。 (事務局)区役所では最近カタカナが多いことに関して、いろいろ意見いただいていますが、当初、計画を策定した時に施策の内容にアクセシビリティという記載がされていますので、どうしてもこうなってしまいます。そのため、初めの【個別施策の概要】の「ねらい」の中で「アクセシビリティとは」との注釈を入れさせていただいております。 概念としては、情報にいかに到達するかというイメージの言葉だと私は理解しています。 (山田副会長)「到達容易性」と言い替えることはできるかもしれません。 (瀬田委員)これはホームページの世界では一般用語です。 (田中委員)多分、分からない人たちは少なくないのではないでしょうか。 (瀬田委員)ですから、この後に補足として、今、先生がおっしゃったような日本語訳のようなものでもつけられないでしょうか。 (工藤理委員)後ろに括弧で記載するのはいかがでしょう。それが一番スマートかなと思います。 (瀬田委員)そうですね。それがユニバーサルデザインではないでしょうか。 (八藤後会長)タイトル自体を変えるのは、今年はちょっとできないかもしれないのですが。 (瀬田委員)言葉の補足は必要かと思います。 (八藤後会長)確かに、情報アクセスという、それで一つの単語になっていますよね。でも、今指摘があって、何でそうなのだろうと初めて思いました。ありがとうございました。 (事務局)全部に入れるとしつこくなってしまいますので、記載方法は検討させてください。 (八藤後会長)冒頭に記載するのでいいのではないでしょうか。 (山田副会長)情報制限は私が指摘をしました。「年齢や障がいの有無に関係なく」と書いてあるけれども、例えば先ほどの属性の話はないし、狙いという意味から見た属性の話はないし、検証されているものは端末の対応だけだったので、チェックになっていないではないかとは言いました。 (八藤後会長)その部分は先ほどの発言のような言葉で説明し直すということでよろしいですか。これはユニバーサルデザインとどう違うのだとか、また突っ込みが出てきそうな感じがします。 他によろしいですか。評点についても4点、4点で変わらずということですね。 ○「5−Aパブリックコメントを実施する」 (事務局)【効果・達成状況への講評 ・一番下の段の「何件あったのか。良いご意見(修正に資するご意見)の割合はどのくらいか。」については、評価部会の中で「実施した内容によっていただく意見の数が違う」という説明があり削除。 【今後の課題・方向性への講評】 ・「無作為抽出した区民による意見交換会は、複雑多様な意見を募れると期待できる。」については、パブリックコメントの内容ではないため削除。 【その他】 ・「現状では事務連絡のようである。パブコメの特集のようなワンアップを期待したい。」の追加。 ・「パブコメの周知方法について更なる検討を望む。」の追加。 総合評点としては3点。 (八藤後会長)それではお願いします。 (工藤理委員)追加の「ワンアップを期待したい」というのは、私がそれに近い内容をしました。 以前、子育てに関する計画がパブコメにあったのですが、足立区で地域活動をしている子育てグループや子育てママさんたちのグループなどが地区ごとにたくさんある割に計画に意見が投影されていかないのです。 区の計画に意見が出せるチャンスがあるのに、普段、一生懸命に活動をやっていらっしゃる割には、数件しかコメントが上がってきていないというのはもったいないと思っていました。 その団体さん自身の意識がまだそこまで向いていないのか、いい活動をしていらっしゃる方達はたくさんいるので、そういう方たちが持っているものを少しでも、反映できればもっと良いものができると思います。 そういう背景があったので、もっと大々的に募っていただきたいなという思いがあり、「パブコメ特集」という派手な意見を言ってしまいました。 別にどんな方法でも構わないのですが、皆さんに分かりやすい形のもので、どんどんPRをしていって、いい意見を吸い上げていただければと思います。 (八藤後会長)ありがとうございます。このワンアップを期待したいというところの真意を今、伺ったわけですが、この1行について何か補足や意見など、ありますか。 (工藤康委員)議事録であるとおり、その後を僕は追って発言しているのですが、@意見を募る方法が弱い、Aワンアップしていかなくてはいけない、B意見を言っても、その後のプロセスが見えてこないというものがあります。 寄せられた意見は出るのですけれども、それがどういう分類で、どのような施策につながっていって、こんなことができたのだという効果が見えてこないと、次のステップでもっとみんなが意見を言おうという気持ちになっていかないのではないかと思います。 「他の区でもやっているからパブコメをやっています、で終わっているのではないの?」ということを指摘しているので、ワンアップの裏にはもっとたくさんの思いがあるという説明をつけ加えるべきかと思います。 (八藤後会長)委員意見として具体的にどのように記載していきますか。表現としてはとりあえずこれで良いが、今の内容を議事録に残しておくとか。 (工藤康委員)議事録には載っていますが、これを担当課が見て、パブコメ特集をすればいいかで終わってしまうのではないかとの懸念はあります。 (八藤後会長)ちょっと真意が伝わらないかもしれないということですね。担当課が見るのは報告書だけですよね。 (山田副会長)先ほどのアクセシビリティの話と同様に、「パブリックコメントを実施します」と言われても、何をやっているのか全く分からない方がまだまだたくさんいらっしゃるのではないかと思います。 そういう意味でも、パブリックコメントそのものの周知と、どのようにしたらもっと意見が集められるかを検討していただきたいというのが大きい意見だったかと思います。それが端的に分かるように、【その他】の部分の表現を考えていただきたいです。 (工藤理委員)区民からすると、多分「パブコメって何?」というところからではないかなと思います。 (事務局)制度自体のPRをもっとすべきだということですね。 (工藤理委員)そうです。 (八藤後会長)他ももちろん重要ですが、政策にかかわるような重要なことですので、今の意見を参考に事務局で記載していただいて、私と山田さんで確認するという事でよろしいですか。 評点は3点ということで、よろしいですか。 ○「5−C「やさしいまちづくり調査隊」による公共施設等の検証のためまちあるきを実施する」 (事務局)【実績に対する講評】 ・3行目の「年1回程度の実施は、計画通り進行している。」、6行目の「計画通りに実施されたと思います。」については1行目と同様のため削除。 ・「誰(どういう方)が、何人参加されたのか、どのような気づきや改善提案があったのか、事業の内容が不明。」については、評価部会にて担当課の説明があり削除。 【効果・達成状況への講評】 ・「施設側のユニバーサルデザインポイントを聞けると良い。」については、評価部会にて担当課の説明があり削除。 【その他】 ・「調査の際は困っている程度(我慢が出来る範囲なのかどうなのか)も併せて聞く方が資料として有効になる。」の追加。 ・「障がい者だけでなく、外国人、高齢者などの視点も網羅して調査を行った方が良い。」の追加。 ・「多様な方々とまち歩きをすることで他者への相互理解がうまれる。今後の発展に期待する。」の追加。 総合評点としては3点になりました。以上です。 (八藤後会長)それでは、同様にお願いいたします。これはいかがでしょうか。 それではどうもありがとうございました。 2)内部評価の結果 内部評価した施策は21施策。 その中で3点の施策は4施策。 「1−E高齢者・障がい者向け住宅改良事業への支援を行う」 「1−Jユニバーサルデザインに配慮した施設の案内サインを整備する」 「3−D在住の外国出身の方の日本語習得を支援するボランティアを育成する」 「4−E防災ナビを利用し災害時における情報を発信する」 5点の施策も4施策。 「3−H「カラーUDガイドライン」、「UDに配慮した印刷物ガイドライン」を職員に周知する」 「4−@ユニバーサルデザインに配慮した印刷物を作成する」 「4−Bだれでも読みやすい「あだち広報」を作成する」 「5−Bユニバーサルデザイン推進会議を設置する」 (八藤後会長)私から質問を1つ。報告書に「質問」という欄があるのですが、これの回答について我々に後日、知らされるものなのでしょうか。あるいは、これで終わりということなのでしょうか。 (事務局)内部評価の際にユニバーサルデザイン担当課の方から、質問について可能な範囲の中で説明をさせていただきました。それに対して質問についてはご回答しているのですけれども、それについてのまとめは特にはありません。 今回の内部評価の報告については、とりあえず所管には意見として送付しますが、そこで内部評価については終了する予定になっております。 (事務局)内部評価には、担当所管が呼びませんでしたが、質問があった項目については事前に事務局で取材をして、その場で説明を行いました。 (八藤後会長)分かりました。いかがでしょうか。 (橋本委員)私も内部評価を行いましたので、その感想を。 この評価を行い、3部長とも大変だと思いました。区民評価をやられている方のご苦労がよく分かりました。 はっきり言うと、この柱立ての体系がおかしいのではないかという想いがあり、その辺については今後、計画自体の見直しの中できちんとやってもらいたいと思いました。 ピンポイントの政策が多いのではないかと思います。例えば、先ほど説明の中で、防災ナビというものは、避難所がどうなっているのとか、備蓄物資がユニバーサルデザインとして配慮されているのか、もっと大きな枠組みがあるはずなのに、何で防災ナビということだけを取り上げているのでしょうかと思いました。 また、ここで出てくるような外国人に対する施策についても、外国語の電話相談、相談窓口、多言語のホームページ、ボランティア、外国語のサインなど、ばらばらに体系付いています。外国人であっても暮らしていける地域をつくっていくなど、ひとつにまとめて評価できないものなのかとも思いました。 どうも重複感があり、先生方が大変だという事が分かりました。 こういう少しおかしな体系になっていると、初めからおかしいのではないのかという不満もあるのだろうと思いながら我々も評価させていただきました。 (八藤後会長)ありがとうございます。 この評価方法自体についての問題点と今後についてご説明いただきましたので、それはぜひやっていただきたいと思います。いかがでしょうか。 (工藤康委員)今回の内部評価は、悪い点の施策については何故悪いのかというのは、ある程度、記載してあるようですが、良い評価の施策については総体的にほとんど何も書いていません。 何が評価されたのか、どこが評価されたのか。そういう点についても記載が必要だと思いますが、そこの点はどうなのでしょうか。 (事務局)たくさん意見が出て評価が5点になった施策もありますし、これ以上のものはなかなか望めないという事で、あまり意見がなかった施策もあります。 例えば「あだち広報」は去年も5点だったので、去年よりまた少し見やすくなっているというところも含めて5点になったと思われますが、昨年度5点であった施策が引き続き5点になったものは、なかなか書きづらいというのもあって、あまり意見も出なかった記憶もあります。 (工藤信委員)私も内部評価をしたので述べさせていただきます。例えば去年5点で、今年も5点のものというのは「あだち広報」だけです。「あだち広報」は去年に引き続き、実際の現物が非常によくできているよと皆さん大体統一した考えでしたが、特にここに書いていないと思うのです。 記憶で残っているのは、「4−@ユニバーサルデザインに配慮した印刷物を作成する」という施策があるのですが、この施策の中にはカラーユニバーサルデザインについても配慮することになります。これについても以前は認証を取っていた印刷物もあるのですけれども、年度が代わり増刷するとインクの色が少しずつ変わってしまい、当初の印刷物はCUDの認証を取れたが、増刷分は認証を取れないようなものになっていたりしています。ですので、現段階でできる印刷物は行っていると思うといったようなことは私が言ったような気がします。 それと、ホームページもカラーユニバーサルデザインが必要ですが、それも認証することができないということです。画面を見て。そういった意見は出しました。ただ、これは書いていないので、その辺はもうちょっと親切に書いていった方がいいかなと思います。当日何か記録を録っていると思うので、追加させていただきます。 (八藤後会長)我々もこれを見て、いいとか悪いとか審査しなければいけないので、これではちょっと審査のしようがないという感じは皆さん方もお持ちだと思います。今後の重要課題だと受けとめていただければと思います。 (金子委員)内部評価は3人の部長さんの他には誰が評価されたのですか。 (工藤信委員)3人だけです。 (橋本委員)実際に評価を行ったときは、実施報告書がありました。それにはさまざまな記載がされていたため具体的に何をやっているのか分かりました。 先ほどの1−Jの北館の案内サイン整備についても、何で北館1階だけのサインが出てきているのか。もっといろいろなサインが大量にあるはずなのに、北館1階だけしか出てきていない。そういう意味で、一つだけしか出ていないこと自体がもうだめでしょうという指摘があったと思います。 そういう意味で言うと、総合評価が3点や4点になったのはどこがポイントだったのかというのは全ての項目で記載していかなければならないと思います。先ほどの「あだち広報」であれば、かなり良い広報を継続して行っているという評価などについて記載していきます。 (瀬田委員)基本的に外部評価と内部評価のフォーマットは統一した方がいいのではないでしょうか。 それぞれ並列した項目ですから、その内容について我々が把握しにくいと思います。特に我々は、3部長がどのようにお考えになっているのか非常に興味のあるところです。 (工藤信委員)どちらかというと厳し目になっています。下げている施策が多くなっています。 (事務局)ご意見をいただきましたので、所管に委員意見を送付し回答を求める際に内部評価と外部評価を分けずに書式をつくってお渡しする形にしたいと思います。 最終的に報告書として完成したときには、内部評価と外部評価があまり分からないようなものにしたいと思います。 (八藤後会長)そうですね、見るだけだったら違いが無いようにした方が良いと思います。 それでは、内部評価について質問がないのでしたら、我々も初めてだったので今後に課題を残しますが、今回はこれで進めてよろしいですか。 それでは、どうもありがとうございました。 (3)評価部会の実施方法について 今年度の評価部会では、新たな試みとして関係所管と意見交換を実施した。 今後のために評価部会の進め方等について各委員から意見をいただきたい。 (八藤後会長)時間が無いため、事務局でアンケートにして、後日、各委員に送付してはどうか。 ただ、皆さん方が、今この場であれば言っていただきたい。 (金子委員)今回は実施報告書には施工場所と写真が掲載されていた。こういう情報があったため、私も実際の公園へ行って点検ができた。去年は住所だけだったので、一生懸命探さなくてはならなかった。こういうのはとてもいいと思います。それから、当日プロジェクターで説明していただいて非常に分かりやすかった。担当者と直接話せたことも、非常によかったと思います。 (事務局)八藤後会長からご提案頂いた通り資料6を皆様にメールや郵送いたしますので、後日、ご回答いただきたいと思います。 (八藤後会長)それでは、これにて本日の議事を終了しました。本当に活発な意見をありがとうございました。 では、事務局に進行をお返しします。 4その他 (1)今後のスケジュールについて 本日、第11回ユニバーサルデザイン推進会議。 10月中旬から11月上旬にかけて、全庁に改善案を報告してもらう期間。 12月の上旬、第12回のユニバーサルデザイン推進会議を開催予定。 各所管からいただいた回答と最終報告書の確認。 12月中旬、全庁に最終報告を行い、最終報告書の一般公表。 1月上旬、次年度の区民委員の公募の開始予定。 (2)その他の意見 (瀬田委員)一体何を確認し、何を決めるのかというのが、最初は明確でなかったような気がします。 今日の会議も半分は報告でした。これは事前に資料を読んできて、実際に会長、副会長が、部会でどういう議論があって、ここがポイントでこういう評価になったというのを理解し、そこから先の話し合いを本来すべき会議ではなかったかと思いました。 ですので、何を決めて、どこまで我々が意見交換するのかというのを明確にしていただいて招集していただければと思います。よろしくお願いします。 (事務局)分かりました。ありがとうございます。ほかに何かございますか。 (工藤康委員)資料が多くなってしまうので、両面コピーを多用して削減をお願いします。特に、資料4は片面コピーですから両面コピーにするとは半分になります。 (事務局)分かりました。今後は両面コピーにさせていただきます。 5 閉会