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公開日:2019年2月20日 更新日:2023年3月23日

足立区予算(平成30年度当初予算 予算編成のあらまし)

協創力×エリアデザインかむ、成長の実感。

平成29年度は、刑法犯の認知件数(平成29年1月1日から12月31日)こそ6年ぶりに都内ワースト1(それでもピーク時の6割減!)転落となったものの、他の3つのボトルネック的課題には一定の成果が表れた年でした。子どもの学力は、単に学力の伸びだけでなく、授業がわかる、勉強が好き、と答える子どもの割合も増えたことがより重要と考えます。健康は、区民の健康寿命が延伸したことにより、都と2歳あった差がわずかではあるものの縮まりました。子どもの貧困対策に関しては、まだ緒に就いたばかりではありますが、放課後の居場所や子ども食堂の箇所数は着実に伸びています。

 

まちづくりの面では、竹ノ塚駅付近鉄道の高架化工事の進捗率は年度末に48%にこぎつけます。江北地域への東京女子医科大学東医療センターの移転、花畑地域への文教大学の進出も計画どおりに進捗しています。平成28年度に計画を策定した六町をはじめ、綾瀬・北綾瀬、西新井・梅島、竹の塚、千住地域のエリアデザインも今後の進展が期待されます。 


このような中で迎える平成30年度ですが、ボトルネック的課題の解決に力を注ぐことで、区のマイナスを逆にプラスへと変える努力を継続し、一方でエリアデザインなどまちづくりを中心に区の魅力づくりに一層注力し、シティプロモーションと合わせて更なる区のイメージアップを確かなものにするというこれまでの方向性は変わりません。

 

しかし、財政面では、大きく二つの懸念材料があります。一つは公共施設の更新にかかる経費の増、そしてもう一つは少子超高齢社会に対応するための扶助費の増です。特に当区の高齢化の伸びは急速(平成29年1月1日現在高齢化率は23区中2位)で、対策を強化する必要に迫られています。
2025年問題が叫ばれて久しいわけですが、健康長寿をめざしつつも、徐々に衰えてくる身体能力に応じて、住み慣れた地域で暮らし続けられるためのサービスを提供する「地域包括ケアシステム」の方向性をしっかり示すことが急務です。在宅を支える地域資源はいまだ必要数を確保しているとは言えず、医療・介護に関する諸団体との連携協力がより重要になります。
健康寿命の延伸が自治体の持続可能性を左右しかねない、きわめて重要な経営資源としてクローズアップされつつある昨今、本格的なスタートを切るのが「データヘルス計画」です。計画策定の基礎資料として区民の健康データを一元管理し、その傾向を綿密に分析することで、どのタイミングで、どのような対策を講じることが最も効果的かを明らかにし、過去5年間で健康寿命を男性で1.1歳、女性で1.3歳伸ばす成果を上げてきた、これまでの取り組みを一層強化していきます。
また、平成30年度に策定が本格化する文化・スポーツ・読書の3計画は、区民の「生活の質」の向上を担保する重要な計画となるため、平成31年度までの2か年をかけて実効性の高い計画が策定できるよう取り組む予定です。

 

ハード・ソフト両面において、街の魅力を創造する様々な可能性の芽が順調に息吹いている現在、協働の先を行く協創力を発揮して、成長の実感を確実につかみつつ、更に前進する1年としていきます。

 

 

足立区長よい

 

詳しくは、下記の資料(予算編成のあらまし)をご覧ください。
平成30年度予算編成のあらまし(86ページ)(PDF:8,462KB)

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