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公開日:2016年6月15日 更新日:2022年7月11日
人権とは、誰もが生まれながらに持った、幸せに生きる権利です。その人権を守るためには、違いを認め合い、お互いに尊敬の気持ちを持って接していくことが求められます。人権を尊重する社会を築くには、その相手を思いやる心を育てていくことが大切なのです。
―年齢を問わず共感できる、人権の大切さ
私たち人権擁護委員は、人権を守るため、相談や啓発活動を行っています。区の「人権身の上相談」では、相談者の気持ちに寄り添い、必要に応じて関係機関への橋渡しもしています。
小学校で人権、特にいじめの問題について話をする機会もありますが、あるとき、「なぜいじめは悪いのか?」との私の質問に、1年生の児童が「心が傷つくから」と答えてくれました。そのとき、人権の大切さは、年齢に関係なく誰もが共感できるものなのだと思いました。
―「自分が嫌なことは他人にしない」という気持ちが大切
人権尊重の基本は、「言われて嫌なことは他人に言わない、やられて嫌なことは他人にやらない」。それが実践できれば、多くの問題が解決できるのです。もし、差別、いじめ、嫌がらせなどの問題があったら1人で悩みを抱えずに、法務省や区で行っている人権相談窓口にできるだけ早く連絡してほしいと思います。
相談先 | 電話番号 | 相談時間 |
---|---|---|
法務省「みんなの人権110番」 |
0570-003-110 |
平日午前8時30分から午後5時15分 |
足立区「人権身の上相談」 |
03-3880-5359(予約専用) |
毎月第2火曜日、午後1時から4時 ※事前予約制 |
中学校の生徒が、人権擁護委員の講話を聴いたり啓発ビデオを鑑賞したりして、人権に関する作文を書くものです。
足立区では、毎年人権週間行事「人権のつどい」において、同コンテスト東京都大会足立地区最優秀賞受賞者による作文の発表を行っています。
小学校の児童が協力し合って、種から花を育てることにより、相手を思いやる心や豊かな人権感覚をはぐくむものです。
足立区では、毎年5校が参加しています。
都内23区と島しょの小学生の代表が一堂に会し、身近にある人権問題について、自分の考えを自分の言葉で発表する「子どもたちが主役」のイベントです。
足立区からは、毎年2校が参加しています。
主に小学生を対象に、冊子「種をまこう」などの教材を使用し、人権の大切さを伝えています。
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