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公開日:2019年12月13日 更新日:2020年6月11日

第6回子どもの未来を応援する活動団体交流会レポート

体験活動を通した子ども支援を考えます

令和元年12月3日(火曜日)午後7時から午後9時まで、足立区役所庁舎ホールにて、「第6回子どもの未来を応援する活動団体交流会」を開催しました。

今回のテーマは「体験活動を通した子ども支援」です。これまでは、子ども食堂や居場所づくりなどの活動をされている団体の皆さまに多く参加いただいていましたが、今回は「環境楽習ツアー」「ジュニアリーダーキャンプ」「就業体験(レモネードスタンド)」「プログラミング」の4つのテーマについて、活動者からの活動発表をいただき、その後、興味のあるテーマ別にグループを作って交流をしていきました。

合計26名(19団体)の皆さまに、区職員も混ざって、交流会がスタートしました。

子どもの体験活動に関するテーマ別発表

環境楽習ツアー

この事業は、子どものみを対象とし、しかも参加費が無料であるため、親子一緒での参加が難しく、経験や体験の場が少ない家庭に対しても気軽に自然と触れ合うことのできる機会を提供するものです。川遊びやバーベキュー、クラフト体験などを、年齢の近いお兄さん・お姉さん・指導員と共に遊びます。アンケート結果では、参加した全ての子どもたちに満足いただけたとのことでした。

ジュニアリーダーキャンプ

この事業は、少年団体連合協議会(少連協)が行っています。足立区が育てるジュニアリーダーとは、地域や学校、社会、さらには世界の舞台で、自ら課題を見つけ、仲間とともにその課題を解決する力を持つ次世代型リーダーです(ジュニアリーダーになるには研修会への参加が必要です)。少連協は、足立区内の子ども会等の少年団体の育成に関わる大人の力を結集した全区的な組織で、区とともに、夏のキャンプの実施等、日々のジュニアリーダー活動をサポートしています。

発表では、ジュニアリーダーキャンプを実践する理由として「リーダーとして必要な技術や知識、そして態度等すべてのことが体験できる」「不便さや大変なことを越える楽しさや素晴らしさを見つけることができる」といった話があり、「思考力・実践力・共生力」の3つの力を高めることができるチャンスであるとの言葉が印象的でした。

ジュニアリーダーキャンプ

就業体験(レモネードスタンド)

就業体験については、みらまちinあだち実行委員会事務局から発表がありました(第4回交流会でも参加いただいています)。レモネードスタンドとは、子供たちがお小遣い稼ぎでレモネードを売るアメリカの風物詩で、幼い頃から自主的に販売をすることで経営のイロハを体験できます。今回は、7月と11月に北千住で行われたレモネードスタンドについて説明がありました。どうやって売るのかといったことから、レモネードの作り方、チラシ・ポスターの作成まで、全て子どもたちが考え、実際の販売まで行っているとのことです。

レモネードスタンド発表

プログラミング

プログラミングについては様々な取組みがある中で、今回は東京地下鉄株式会社(東京メトロ)様から発表をいただきました。東京メトロでは、未来を担う子どもたちが、活き活きと過ごせる沿線づくりを目指し、子ども向けロボットプログラミング教室を展開しています。足立区内でも、北三谷小学校、千寿本町小学校、弘道小学校で出張授業を行ったことがあり、ロボットプログラミング教育を通じて、未来を担う子ども達の「夢を実現するチカラ」を育んでいます。

世界標準のロボット教材「教育版レゴ®マインドストーム®EV3」を使い、プログラム実行により、3次元でロボットが動くため、楽しくプログラミングの考え方を学べるとのことです。

ロボット教材

参加者達とのオープンセッション

発表後、参加者達が興味のあるテーマ別にグループをつくり、講演者への質問や対話を通して、情報共有やお互いのつながりを広げていきました。 途中では実際にロボットを動かすデモンストレーションもあり、一層の盛り上がりを見せていました。

 ロボット操作

それぞれのテーマ毎に出てきた課題や意見を一部紹介すると・・・

【環境楽習ツアー・キャンプ】

●事業を必要な子どもに届かせるには、周知をどのようにしたらよいだろう?

 →事業の良さを口コミで伝えるとともに、支援者を増やすことが大切

●なぜジュニアリーダーが増えているのか?

 →活躍の場や体験学習の機会が減り、地域でニーズが発生している

●最近では企業でもチームビルディングとしてキャンプを行っている

●家庭、学校ではない居心地の良い居場所をつくることが大切

【就業体験・プログラミング】

●プログラミングとは何かについて、そもそも大人の認識が足りていない

●子どもが主体的に体験したくなるためにはどうすればよい?

 →あえて答えを言わない。大人が支援しすぎない。失敗は悪いことではなく、周りの大人たちでそれを認識しあい、助け合うことが大事

●体験事業を続けるコツは?

 →無理をして拡大しようとしないで、小さくてもいいから継続することが大事  

交流会1

交流会を終えて

  • 今後の連携につながる場となりました。
  • 子どもの居場所づくりを子ども食堂のみならず、地域で子供を育てていきたいと常に考えています
  • いろいろな(区の)課が横断的にかかわっていて、新しい意欲を感じた
  • 人との交流もできる有意義な場であると感じた
  • 企業のCSRのもと、プログラムをお持ちの企業とつながりたい。企画案がある企業で場所や展開に悩まれている方々とつながりたい。

などの意見があり、このプラットフォームが、情報収集だけでなく、人と人とがつながり、新しいことが生まれる場であるという認識を持っていただけたかと思います。

地域の課題は複雑多様化しており、区の力だけでは、全ての課題を解決することが難しくなっています。こうした中で、民間企業やNPO団体、区民等と区がゆるやかにつながり、「協創力」と発揮していくことで、足立区がよりよいまちになっていくと考えます。

区では今後も、子どもや子育てについての協創プラットフォームを展開していきますので、是非ご期待ください!

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