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公開日:2018年6月12日 更新日:2020年6月11日
4月21日(土曜日)、足立区役所13階大会議室で「第1回子どもの未来を応援する活動団体交流会が開催されました。
足立区では、子ども食堂や子どもの居場所を運営している団体が50を超え、各団体とも活動内容の充実に意欲的に取り組んでいただいています。
一方で、活動が広がるにつれ、各団体の運営に伴う課題や不安が生じている状況も見えてきました。区が平成29年度にアンケートを実施した結果でも、「活動に不足しているもの」や「新たな活動へのつながり」等の課題があることがわかりました。
そこで今回、課題を皆で考え解決策を探りながら、各団体が新しくつながる機会とするための交流会を開催しました。NPO法人、地域団体、大学、子育てカフェなど、様々な顔の団体の交流会をきっかけに、足立区の目指す協創のプラットフォーム(場や機会)が一歩動き始めました。
32団体40名の方が集まった交流会では、はじめに区からアンケート結果の報告を行い、1.【人材】準備スタッフや当日スタッフなどが不足している2.【資金】赤字を補う資金がない3.【場所】開催場所や食材・器具類の保管場所などで困っている4.【連携】支援すべき子どもが来ない5.【情報】子ども食堂のことが知られていない-等の課題を共有しました。さらに、「親以外の第三の大人とのかかわり」など、学校や家庭以外の場所で第三の大人とつながることで、子どもの未来が明るく開かれるといった方向性が提示されました。
第二部では、参加者を6グループに分け、「ひと・情報・連携・場所」の4つのキーワードで、「子どもの居場所を充実させるために何ができるだろう」をテーマに、意見交換を実施しました。
区職員のファシリテーションのもと、模造紙を広げ、そこにそれぞれの参加者の想いを付箋で貼っていくといったスタイルをとり、アイディアや問題意識がどんどん見える化され、共有されていきました。グループ毎に自由闊達なディスカッションが繰り広げられ、1時間強という時間では収まりきれない活発な意見交換の場となりました。
まとめでは、それぞれのグループから集約した意見を発表し、それに対して他のグループが質問するといった場が設けられ、よりテーマに対する深堀りができました。各グループで出された主な意見としては、次のようなものがありました。
【ひと】
かっこいい、楽しい、おもしろいがないと人は集まってこない
活動メンバーをシェア(別の活動に参加したり)できるのではないか
【情報】
・本当に困っている対象には情報を届けるのが難しい
・保護者、子ども向けの情報提供の効果が大きい
【連携】
・事業者の事業の「ついで」に行うような連携が創出できるとよい
・商店街や地域、公共機関とのつながりが大切である
【場所】
・空き家、空き物件のなどの活用のためにどこと連携したらいいのか
・場所が古く、汚い、暗いなど、良いイメージがもてないところもある
交流会の後には場所を移し、レストランで懇親会が開催されました。1時間では話し足りなかったのか、グループ以外の参加者と名刺を交換したり、議論を交わしたりする光景が見られました。同じ気持ちを持った者同士、より横のつながりが強化され、次回の開催に向けてさらにモチベーションが高まったように感じられました。
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