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公開日:2018年2月5日 更新日:2021年11月18日

GAME CHANGER-パラスポーツで社会を変える-
足立区×オランダ連携プロジェクト事業いよいよ始動!!

 GAMECHANGER

オランダ連携プロジェクトとは?

オランダ連携プロジェクト「GAME CHANGER -パラスポーツで社会を変える-」は、2017年から2020年までの4年間、足立区、江戸川区、西東京市の3自治体が、共生社会の先進国であるオランダとの連携により、パラスポーツ(障がい者スポーツ)の力を活用して各自治体の地域における社会課題の解決を図る連携事業です。

足立区では「学校」「地域スポーツ(総合型地域クラブなど)」「スポーツイベント」3つのフィールドで学習や体験活動を行います。

「学校」

  • 都立特別支援学校がある花畑地域で事業を実施。
    地域の区立小・中学校にオランダのアスリートが訪問。スポーツの持つ力やモチベーションの保ち方などの講演やスポーツ体験を通して、子どもたちのたくましく生き抜く力を育みます。
  • 都立特別支援学校と区立小・中学校の交流により、子どもたちの障がい者理解を育み、地域でいっしょにスポーツを楽しめるような社会を目ざします。

「地域スポーツ」

  • 区内に9か所ある総合型地域クラブを中心に、パラスポーツ事業を推進。学校以外でスポーツをする環境や機会が限られていた障がい者にスポーツの場を提供。さらに地域との交流を図ります。
  • パラスポーツ指導者を育成していきます。

「スポーツイベント」

  • パラスポーツの体験・交流事業を実施。パラスポーツの魅力を伝えるとともに、障がい者との交流を推進します。
  • オランダ連携プロジェクトのパネル展示等を行い、広く事業をPRしていきます。

「GAME CHANGER」とは

試合の流れを大きく変える選手のこと。
転じて社会の仕組みやルールを大きく変革する取り組みや人のことを指しています。

共生社会

これまでかならずしも十分に社会参加できる環境になかった、障がいや様々なハンディキャップのある方々が、地域による助け合いや、バリアフリーなどの整備によって積極的に参加できる社会。

第一弾 パラ卓球金メダリストが来日

平成29年11月6日(月曜日)から11日(土曜日)まで、オランダからパラ卓球金メダリストのKelly van Zon(ケリー・ファン・ゾン)選手とNOC*NSF事務局の障がい者スポーツ専門家Rita van Driel(リタ・ファン・ドリエル)氏が来日し、様々な事業を実施しました。

オランダスタッフ紹介

Kelly van Zon(ケリー・ファン・ゾン)選手-パラリンピック卓球金メダリスト

kelly
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合

競技:パラ卓球 女子クラス7(立位)

競技成績

  • パラリンピック(北京:銅メダル、ロンドン:金メダル、リオデジャネイロ:金メダル)
  • 世界選手権(2006年:銀メダル、2010年:金メダル、2014年:金メダル)
  • ヨーロッパ選手権(金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル4個)

Rita van Driel(リタ・ファン・ドリエル)氏-障がい者スポーツプログラムマネージャー

Rita van Driel
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合

オランダオリンピック委員会・スポーツ連合(NOC*NSF)
 障がい者スポーツプログラムマネージャー(2008年-現在)
◆オランダ国内
 オランダパラリンピック委員会事務局長(2008年-現在)
◆国際パラリンピック委員会(IPC)
 IPC理事会理事(2009-現在)
 IPC開発委員会委員長(2010年-現在)
◆国際オリンピック委員会(IOC)
 2022年大会調整委員会メンバー(2016年-現在)

小・中学校キックオフ事業

オランダ連携プロジェクトのスタートとして、花畑地域の小・中学校でパラアスリート講演会、パラ卓球体験会を実施しました。

【日にち・場所】

  • 11月6日(月曜日):花畑第一小学校、花畑中学校
  • 11月7日(火曜日):花畑小学校、花畑西小学校
  • 11月9日(木曜日):花畑北中学校、桜花小学校

オランダ選手入場 卓球実技見学
子どもたちの大歓迎を受ける          金メダリストの技を体験

卓球体験(先生) 給食
先生の奮闘に大声援               おいしい給食を食べながら交流

 ケリー選手の講演会では、「夢を持って努力を続けることが大事。失敗を恐れてはいけない、失敗からは多くのことを学べるのだから」と、自身の体験をもとに子どもたちにチャレンジすることの大切さを伝えていただきました。

金メダルのひみつ?

リオオリンピックで獲得した金メダルを気軽に子どもたちにかけてくれたケリー選手。そんな中メダルを渡された子どもたちが気づいたメダルの秘密とは。

金メダル(教室) 金メダル
金メダルの重さにもビックリ             メダリストとツーショット

実は、パラリンピックのメダルは視覚障がい者の方でもメダルの色が分かるように振ると音がなるようにできているそうです。それぞれ違う音色のメダル、銀メダル、銅メダルの音色も気になるところです。

 地域スポーツ連携事業

地域クラブ運営の先進国でもあるオランダの、スポーツ環境についての総合型地域クラブスタッフ向け講習会と、パラアスリート講演会・パラ卓球実演、さらにオランダ発祥のスポーツ「コーフボール体験会」を実施しました。

【日時】平成29年11月9日(木曜日) 午後5時から8時45分

【場所】総合型地域クラブ「NACKクラブ」(加平小学校)

コーフボール スタッフ講演会
コーフボール体験会                スタッフ向け講習会

卓球デモンストレーション サイン
卓球のデモンストレーション           サインにもこころよく対応

区内では初となる「コーフボール」。体格や性別などがハンデにならないよう考えられたスポーツで、実際の試合形式の練習では小学生から年配の方々まで一緒にプレーを楽しんでいました。予想外だったのは小学生たち。背は低いですが持ち前の運動量で、決して低くないゴールにもシュートをきめるなど、スポーツ推進委員の皆さんもタジタジ。大活躍していました。

区内の総合型地域クラブでは今後「コーフボール」の体験会を企画していく予定です。ホームページ等でお知らせしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

コーフボールとは

オランダ発祥で、バスケットボールを基に男女混合で安全にプレーできるように考案されたスポーツ。

ドリブル、一切の接触が禁止。バスケットゴールより45cm高く、バックボードがないコーフ(オランダ語でカゴのこと)に360度どこからでもシュートができる。

小・中学校・特別支援学校交流事業

 城北特別支援学校の文化祭に合わせ、近隣の小・中学校の児童・生徒との交流事業を実施しました。

【日時】平成29年11月9日(土曜日) 午前9時10分から午後0時30分

【場所】都立城北特別支援学校

【参加校】花保小学校、花保中学校

【内容】

  • アスリート講演会
  • ボッチャ競技体験
  • パラアスリートとのフリーディスカッション
  • 文化祭舞台発表見学
  • 文化祭展示・校内見学

  ボッチャ体験 フリーディスカッション
 ボッチャ体験                     金メダリストとのフリートーク

 土曜授業のこの日、城北特別支援学校には児童・生徒の他、その保護者の方々も来校し、特別支援学校の文化祭展示や舞台発表を見学しました。花保小、花保中両校とも城北特別支援学校の児童・生徒との交流をしていますが、文化祭に参加するのは初めてとのこと。心に残る特別な交流になったのではないでうしょうか。

今後の予定

オランダのアスリートが2020年までの3年間、年2回来日を予定しています。
また、都立足立特別支援学校や花畑地域の中学校でコーフボール体験会を実施していきます。

さらに、総合型地域クラブでは、オランダ発祥のスポーツ「コーフボール」をはじめ、パラスポーツ事業を企画中。

障がい者スポーツフェスティバル(終了いたしました)

コーフボールやパラスポーツに興味のある方はぜひ遊びに来てください。

  • 日時:平成30年2月4日(日曜日)
  • 場所:総合スポーツセンター
  • 内容:トランポリン・ふうせんバレー・スポーツ吹矢・ファミリーテニス
     ・サウンドテーブルテニス・車椅子体験
  • オランダ連携特別企画:コーフボール・ボッチャ

関連リンク

 

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電話番号:03-3880-5826

ファクス:03-3880-6028

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