ここから本文です。

公開日:2017年8月28日 更新日:2023年9月6日

災害時のペットとの避難について

災害が発生した場合、人だけでなくペットも被災します。ペットのために日ごろから備えておきましょう。

災害時の対応は飼い主による「自助」が基本です

災害における「自助」とは、「自分の命は自分で守ること」を言います。自分のペットは自分で守りましょう。
ペットのための防災用品を準備しておきましょう。
避難所は、様々な人との共同生活になります。飼い主以外の人とも上手にコミュニケーションをとり、動物が受け入れられやすい環境を作りましょう。避難所におけるペットの世話は飼い主が責任をもって行わなければなりません。排泄物の始末をはじめ、飼育環境を清潔に保つようにしましょう。飼い主同士でグループを作って避難所のスターターキットを用意しておくとよいでしょう。

災害が発生したら

  1. まずは自身の安全を確保しましょう
    飼い主が無事でなければペットの安全を守ることはできません。
  2. 自宅で安全に過ごせるか確認しましょう
    自宅が安全な場合、避難せず自宅にとどまり生活するという選択もあります。
  3. 避難が必要な場合、原則としてペットを連れて避難所へ避難しましょう「同行避難」
  4. 水害など予測できる場合はあらかじめ避難先を決めておきましょう
    避難所以外(自宅、親戚、知人の家等)へも分散して避難しましょう「分散避難」
    あなたが避難すべき場所はどこ?(PDF:263KB)
    ※ 犬、猫等の一般的なペット以外の動物は、避難所での受入れが難しい場合もあります。万一のときの預かり先を確保しておきましょう。

ペットとの同行避難

同行避難とは:
災害発生時に飼い主が飼育しているペットを同行し、避難所まで安全に避難することです。
避難所において人とペットが同一の空間で居住できることを意味するものではありません。各避難所のルール(PDF:403KB)に従ってください。

災害時のペットとの避難!これだけは覚えておいて!

  1. 避難所にペット用の備蓄はありません
    最低2、3日分のエサと水を用意しておきましょう。持病がある場合は、お薬も忘れずに準備しましょう。
  2. 飼い主とペットは同じ居室で過ごせません
    ケージ、リード、ペットシートを必ず持参しましょう。ケージやキャリーバッグに入るのを嫌がらないよう普段からのしつけが大切です。
  3. 伝染病などが蔓延する可能性があります
    予防接種(狂犬病予防接種・混合ワクチン)を受けておきましょう。ノミ、ダニ、シラミなどの駆除・予防も大切です。
  4. 避難中にペットとはぐれる可能性があります
    鑑札や迷子札をつけておきましょう。マイクロチップも有効な手段です。動物病院にご相談ください。

日ごろからの備え

避難場所・避難経路等の確認

普段から家族で最寄りの避難場所や避難経路について確認しておきましょう。

事前に確認しておきたいこと

  • 住まいの防災対策(耐震強度の確認、家具の固定、ガラスの飛散防止など)
  • さまざまな場面を想定して確認(連絡方法、役割分担、ケージの置き場所など)
  • 避難経路・方法
  • 避難の時持っていく物

ペットの防災用品

ペットの命や健康にかかわるものを優先に、すぐ持ち出せる場所に保管しておきます。

避難所に持っていくものと後で取りに戻るものを分けておきましょう。

ペットのための防災用品(PDF:1,115KB)
ケージ・キャリー 必ず用意しましょう
最低でも2、3日分は用意しましょう
エサ 最低でも2、3日分は用意しましょう
食器 携帯用もあります
首輪・胴輪 他の避難用品と一緒に
リード 他の避難用品と一緒に
ペットシート 軽量で何かと便利
糞取り 被災時には衛生管理が重要です
手帳など 住所、連絡先、名前、病歴、予防歴、写真
お薬 持病がある場合、そのお薬、予防薬等

基本的なしつけ

緊急時、速やかに避難するためには、基本的なしつけが必要です。避難場所で初めて会うペットや大勢の人に興奮しないよう、飼い主がきちんとコントロールできるようにしましょう。また普段から他人に友好的に接するペットであれば、動物のストレスが少なく、避難所でもスムーズに受け入れてもらえるでしょう。
避難所ではケージの中で過ごすので普段から馴らしておきましょう。地震の時などペット自ら入るようにしつけておくと安心です。

犬の場合

  • 「待て」「伏せ」などの基本的な号令に従う
  • ケージに嫌がらずに入る
  • トイレは決められた場所でする
  • 無駄吠えしない
  • 他人や他の動物を怖がらない

猫の場合

  • ケージやキャリーバックに嫌がらずに入る
  • トイレは決められた場所でする
  • 他人や他の動物を怖がらない

予防接種など

避難所などでは伝染病が蔓延する可能性があります。普段から狂犬病予防接種(犬)・混合ワクチン接種を受けましょう。ノミ・ダニ・シラミなどの駆除・予防も重要です。

不要な繁殖を防ぐために、不妊去勢手術を受けさせておくことも大切です。

身元の確認できるもの

犬には法令で鑑札・狂犬病予防注射済票を装着することが決められています。猫にはこうした決まりはありませんが、災害が発生したときに、飼い主がすぐにわかるように迷子札をつけておくことは大切です。鑑札や迷子札に加えて、マイクロチップを入れておくとさらに良いでしょう。マイクロチップは注射器で体に入れる小さなIDチップです。首輪が抜けてしまっても身元確認ができます。動物病院で入れることができます。かかりつけの動物病院等にご相談ください。

飼い主ネットワーク

普段から地域の人たちや飼い主の仲間のコミュニケーションを図っておくと、もしもの時には大きな助けになるでしょう。困ったときの助け合いです。

避難訓練への参加

訓練の中が自分や家族、ペットがどのようにどんな経路で避難するのかを知っておきましょう。参加してみてわかることも多いはずです。

動物救護所

足立区と獣医師会が結んだ防災協定により、災害時には動物救護所を設置し傷病動物(主に犬猫)の救急治療、被災動物の保護などを行います。

動物救護所設置場所

元淵江公園 保木間二丁目17番1号
都市農業公園 鹿浜二丁目44番1号

こちらの記事も読まれています

 

お問い合わせ

足立保健所生活衛生課庶務係
電話番号 03-3880-5375
ファックス番号 03-3880-6998
Email  seikatueisei@city.adachi.tokyo.jp

all