足立区


インターンシップの大学生が記者に変身!そして取材に挑戦しました!「地口絵紙コレクション  -言葉遊びと笑いの精神-  足立区立郷土博物館」

8月3日(月曜日)から足立区報道広報課でインターンシップをおこなっている大学生が、郷土博物館で開催されている「地口絵紙コレクション -言葉遊びと笑いの精神-」を取材した。以下が取材内容である(掲載写真も撮影)。

足立区立郷土博物館で、「地口絵紙コレクション -言葉遊びと笑いの精神-」が開催されている。
地口絵紙とは、よく知られた文句を音の似た別の言葉に置き換え、その滑稽さを笑う「地口」とそれに合わせた軽妙な絵を添えたもののことを差し、それを行灯にしたてたものを「地口行灯」と呼ぶ。江戸時代後期に大流行し、特に稲荷神社の初午祭では戸口にたくさん飾られ、郷土博物館で所蔵する2000点以上のコレクションの多くも狐に関するものが多い。今回は、これまで公開されていなかったものをストーリーに合わせて公開し、暑い夏を江戸の笑いで吹き飛ばしてもらうのが狙いである。
地口は「江戸の口合い」と呼ばれ、言葉の語呂合わせをダジャレ感覚で笑うもの。ということで、実際に見学に来ていた小学3年の男の子に、どの地口が印象に残っているか聞いてみたところ、「はな高じいさん」と答えた。元句は「花咲爺さん」であり、妙に鼻の高いおじいさんが花を咲かせているところが描かれていた。このほかにも、小学1年の女の子のお母さんは「ねころぶ。なんてかわいいですね。」と猫が横たわっている「ねころぶ(寝転ぶ・猫転ぶ)」と書かれた地口行灯を指して、笑っていた。
9日(日曜日)には実際に「ミニ地口行灯をつくろう」という催しもあり、親子で約80名が来場したそうだ。現在、伝統的な地口絵を製作している職人は都内では4家あり、そのうちの1つはなんと足立区千住四丁目にある吉田絵馬屋である。ここに伝わる地口には170年ほど前のダジャレが数多く含まれ、今日まで江戸時代の遊びを伝えている。
足立区内で地口行灯は、毎年9月上旬から中旬に行われている千住の秋祭りで数多く飾られているが、最近では西新井や島根など、他の地域にも広がりを見せている。この「地口絵紙」は9月27日(日曜日)まで展示されている。ぜひ郷土博物館に足を運んでいただき、暑い夏を笑って乗り越えていただきたい。


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