足立区


東京2020オリンピック・パラリンピック開催を見据え「テロ対処合同訓練」を行いました

28日(水曜日)、海外で相次いでいる「車両突入テロ」に備えるため、足立区役所本庁舎東側の区民広場において、足立区、警視庁、区内4警察署、足立消防署による「テロ対処合同訓練」が開催された。足立区長、区内4警察署長など約120人が参加し、テロリストの検挙や負傷者の救護などの訓練を行った。

平成29年1月、足立区は警視庁と都内の自治体では初めて「足立区テロ及び災害対策事業の推進に関する覚書」を締結。区内事業者等に警備診断を行う警視庁の非常勤職員「危機管理アドバイザー」を活用するなど、テロ及び災害対策に関する事業を警視庁と協働で推進している。今回の訓練は、この覚書に基づくもので、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の中止を標榜するテロリストが、足立区役所を狙った車両突入テロを敢行するという想定で行われた。

訓練開始前に挨拶に立った近藤区長は、世論調査において防犯対策と災害対策に対する要望が大きいことにふれ、「専門家の意見も踏まえながら、今後もさらにテロ対策、防犯対策の質を上げて、区民のみなさんに安心して住み続けていただける足立区の実現に力を尽くしたい」と述べた。

その後、綾瀬警察署長への訓練開始報告が行われ、午後2時45分に訓練がスタート。車両に乗車した2人組のテロリストが、けん銃を発砲、クラクションを鳴らしながら通行人をはね飛ばして区役所への突入を試みた。テロリストの車両が区役所前に設置されたフラワーポット型のボラード(車両突入防止装置)に衝突して自走不能になると、テロリストの1人が車両から降車。爆発物の入ったかばんとけん銃を所持しながら、女性を人質に立てこもったため、区職員と消防隊員が負傷者の救助にあたるとともに、警視庁の各部隊員により、人質の解放、犯人の制圧・逮捕、特殊車両による爆発物の処理が行われるなど、緊迫した訓練が続いた。

今回の訓練で使用されたものと同様のテロ対策用フラワーポットについては、30年度に36基を導入予定。区内の公共施設のうち、人の出入りの多い、いわゆるソフトターゲットへの設置が想定されている。


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