足立区


防犯用自動販売機カメラの実証実験がスタートしました

2月1日(木曜日)、足立福祉事務所前の広場において「防犯用自動販売機カメラ実証実験スタートセレモニー」が開催され、あいにくの冷たい雨の中、足立区長、綾瀬警察署長、町会関係者など約40人が参加した。

足立区では、平成20年から「美しいまち」は「安全なまち」を合言葉に、区と区民、警視庁など関係機関が一丸となり「ビューティフル・ウィンドウズ運動」を推進。刑法犯認知件数は着実に減少してきたが、29年は一転して前年比114件増の6,633件となり、6年ぶりに都内ワーストに転落した。

「防犯用自動販売機カメラ」は、ワースト脱却のために実施する施策の1つ。綾瀬警察署によれば、防犯カメラが設置されている地域は比較的犯罪が少ないということが判明しているとされており、地域に多数ある自動販売機に防犯カメラを設置することで抑止力が働き、犯罪の減少につながることが期待される。今回の実証実験では、足立福祉事務所前の自動販売機1台にカメラ1台が取り付けられ、足立区での設置は今回が初めてとなる。

セレモニーの冒頭、挨拶に立った近藤やよい区長は、導入の背景として、「かつて足立区でも保健センターの自動販売機が狙われたことがあった」と説明。また、本年中のワースト脱却への強い意志を語り、「警察、区民のみなさまのご協力をいただき、スタートダッシュを切りたい」と述べた。

今回お披露目された防犯カメラは、日本電気株式会社(NEC)が設置、管理を行うもの。まだ開発中のものであるが、設置済みの自動販売機の商品棚に取り付けることで、防犯用カメラとして作動する。夜間もわずかな光があれば被写体を捉えることが可能で、現在は実装されていないが、AI(人工知能)を使うことにより画像解析で置き去り物を自動で検出する技術もあるという。担当者による製品説明の後には、不審者に扮した警察署員が不審物を置き去るデモンストレーションも行われ、大型モニタにその様子が映し出された。

実証実験の期間は、本日(1日)から2月28日までの1カ月。実験結果を踏まえながら、防犯カメラの空白地域解消に向け、足立区では今後も各種の施策を行っていく。


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