足立区


足立入谷地域オウム真理教(アレフ)対策住民協議会が18回目の抗議デモを行いました

地下鉄サリン事件から23年が経つ3月24日(土曜日)、「足立入谷地域オウム真理教(アレフ)対策住民協議会」(水上久志会長。以下、「協議会」。)が、足立区入谷に国内最大級の教団施設を保有し、いまだ活動を続ける主流派「アレフ」に抗議するため、教団施設周辺において18回目となるデモ行進を行った。

デモには地域住民をはじめ、足立区長、足立区議会議長、足立区議会オウム真理教対策議員連盟会長、東京都議会オウム真理教対策議員連盟会長、オウム真理教対策国会議員連盟などの関係者のほかに、入谷地域に隣接する川口市、足立区と同様に教団施設を抱える世田谷区烏山の住民協議会の関係者など、約210人が参加した。水上会長らを先頭に「オウム断固反対!!」の横断幕やのぼり旗を掲げながら、「危険集団オウムは解散しろ」「平和なまちを返せ」「我々は解散するまで断固戦うぞ」などと訴えながら、約1.5キロのルートを約50分かけて行進した。途中、教団施設前では、施設内の信者に向け出てくるよう呼びかけを行うも応答がなかったため、協議会のメンバーが「今後も(観察処分の)更新が続くよう、見張りを続け、運動していく」「ぜひ麻原と決別し、各人の幸せを求める人間としての生活を取り戻して欲しい」などと書かれた抗議文を拡声器で読み上げ、施設のポストに投函した。

前回(昨年11月26日実施)の抗議デモ後、昨年12月25日には過料処分取消請求事件の裁判に勝訴。さらに、今年1月22日には団体規制法に基づく観察処分の更新と、協議会を中心とした地道な活動は着実に実を結んでいる。しかし、公安調査庁によると、アレフのほか「ひかりの輪」などの分派も合わせた信者数は約1,650人に、また、新規信者は、サークル活動などを装った巧妙な勧誘により、事件を知らない世代を中心に毎年100人にも上るといい、施設周辺の住民は依然として不安を抱えながらの生活を余儀なくされている。

デモ終了後、水上会長は、「この地にアレフがやって来てから、施設の中で何をやっているのか、どういう考えを持っているのかも分からず、我々住民はずっと不安な日々を送っている。」と、8年間にわたる苦しみを吐露。「他の地に移っても、我々と同じ苦しみを味わう人が生まれるだけ。解散してこの地を去ってもらえるよう、粘り強く、今日のように声を張り上げて、反対運動を続けていきたい」と、力強く語った。

※足立区役所中央館1階アトリウムでは、3月30日(金曜日)まで、「オウム真理教による地下鉄サリン事件から23年に伴う回顧展」が開催されており、警視庁から提供を受けた、地下鉄サリン事件当日の様子をはじめ、事件に関する記録写真などが展示されている。


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