なかだえり水彩画展2018

4月20日（金曜日）から22日（日曜日）の3日間、足立区千住のアトリエ「奈可多゛楼（なかだろう）」において、水彩画展が開催されている。今回展示されている作品は67点。千住などの下町から海外の街並みを描いた風景画や、動物、花、車を水彩画で表現している。展示のほかに、絵葉書なども販売する。
水彩画展を開催するのは千住に住まいを構えて20年を迎える「なかだえり」さん。大学在学中、街歩きをするなかで、千住の街と築200年の蔵が気に入り、千住に住むきかっけとなった。以前は、その蔵でアトリエを開いていたが、その後現在の「奈可多゛楼」に移りアトリエを展開している。
水彩画展開催初日の20日（金曜日）の午後1時を過ぎたころ、狭い路地に佇むアトリエに次々と開催を待ちわびていたギャラリーが入館していく。スナックをリノベーションしたアトリエは、2階が水彩画を展示するスペースとなっている。10人ほどで溢れるほどの広さの展示スペースでは、ギャラリーが静かに作品を観賞していた。
アトリエは周辺住民に温かく見守られ、水彩画展初日となったこの日は近所の方や、なかださんの水彩画のファンの方たちが多く来館し、「毎年いつも楽しみにしている」などと話していた。
なかださんが描く絵は水彩画展の出展に限らず、足立区内を運行するコミュニティバス内や北千住駅前の駐輪場の壁面にもその作品が描かれている。街には、なかださんの作品がちりばめられており、知らず知らずのうちに触れている人は多い。
毎年恒例としていた「奈可多゛楼」で行われる水彩画展は今回で一区切りとするが、イベントやスポット的に展示は続けていく。その他、水彩画教室や著書の執筆など多分野での活動も継続しつつ、今後は何をしていくか考える時間に充てるという。
この水彩画展はあと4月21日（土曜日）、22日（日曜日）の2日間。時間は午後1時から5時まで開催している。

なかだえり公式ＨＰ
http://www.nakadaeri.com

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