足立区


足立区民生・児童委員協議会が全体研修会を開催

足立区民生・児童委員協議会は、8月4日(木曜日)、ギャラクシティ・西新井文化ホールで、足立区民生・児童委員全員が参加する「全員研修会」を開催した。
民生・児童委員は、地域住民の立場に立って相談に応じ、見守りや支援を行う身近な地域のボランティア。厚生労働大臣から委嘱された特別職(非常勤)の地方公務員で、来年平成29年には制度創設100周年を迎える。足立区では現在約550人の委員が、7合同、25地区に分かれ、それぞれの担当地区で多くの方のよき相談相手として活動している。
全員研修会は、民生・児童委員の資質向上と関係団体との連携強化を目的に、毎年1回開催。この日は30度を超える暑さの中、大勢の委員や関係者が参加した。
今年の研修会は、午後1時から豊島区民生・児童委員協議会混成合唱団「みみずく」による心を込めた合唱とともに、華やかにスタート。
まず、主催者の足立区民生・児童委員協議会宮ア十三会長に代わって小久保隆会長職務代理が、来賓や参加者へ感謝の意を述べたあと、全員研修会について「足立区の全ての民生・児童委員と協力員、総勢約550名が一堂に集まり、日頃より共に地域を支えていただいている協力団体の代表者のみなさまと共に学び、共に考える大切な会」であり、「民生委員制度100周年を迎えることを踏まえ、民生委員の歴史を振り返り、将来に思いを馳せ、明日からの活動に活かして欲しい」と述べた。
続いて、来賓として近藤やよい足立区長が挨拶に立ち、「昨年11月に実施した『子どもの健康・生活実態調査』から、同じ貧困状態にあっても保護者に相談相手がいる場合には、貧困が子どもの健康に及ぼす影響を緩和できるということが判明している。委員のみなさまには『隣人愛』を発揮していただき、経済的に厳しい家庭への施策の充実に向けて、ぜひご協力をお願いしたい」と呼びかけた。
足立区議会議長、東京都民生児童委員連合会会長の挨拶などの式典終了後は、金子和夫ルーテル学院大学人間福祉心理学科長が、「民生委員制度の『これまで』と『これから』」をテーマに講演。制度創設以降、民生・児童委員が見守りネットワークの中心を担う「地域の眼」として重要な役割を果たしてきたことを説明したうえで、今後、地域の新たな問題に対応していくためには「負担が大きいかもしれないが、理想形は『あそこに行けば何とかなる』というワンストップサービス。そのためには仲間を増やしていくことが重要」と期待を寄せた。ユーモアを交えた、具体的でわかりやすい話に、参加した一人ひとりの民生・児童委員が熱心に聞き入っていた。


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