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公開日:2013年12月25日 更新日:2022年10月24日
足立区出身でサッカー元日本代表の工藤壮人さんが令和4年10月21日に亡くなりました。 |
足立区育ちの柏レイソル所属・工藤壮人選手。国内最大級の大会であるJリーグヤマザキナビスコカップ決勝(以下、ナビスコカップ)では決勝ゴールをあげてMVPを獲得するなど、今や日本代表にも選出される期待の若手ストライカーです。そんな工藤選手に今年の抱負や、厳しいプロの世界でどのようにチャンスをつかんできたのかを語ってもらいました。
2013年は個人的に多くのゴールを決め、チームもナビスコカップで優勝することができました。2014年は年男なので、昨年以上の成績を残さなければいけないと感じています。そのプレッシャーを楽しみながら、チームの勝利に貢献できるように努力していきます。日本代表として、今年のワールドカップ・ブラジル大会に出場したい気持ちはもちろんあります。しかし、レイソルで結果を残すことが代表に選ばれる近道だと考えているので、まずはこのチームで結果を残していきたいです。自分に限界線をつくらず、昨年の自分を越えられるよう、もっとプレーに磨きをかけていきたいですね。
プロ1年目の2009年、Jリーグでは3試合に出場しただけでした。だから2年目の2010年は強い意気込みで春季キャンプに臨んだのですが、紅白戦のメンバーにすら入れない悔しい状況が続きました。でもその悔しい思いを八つ当たりして誰かにぶつけるだけでは、試合に出るチャンスはつかめない。だから自分には何が足りないのか、自分は何をすべきなのかと考え、頭を切り替えて練習を続けていました。自分を信じて、コーチとマンツーマンでゴールを決めるために必要な動きの練習を積み重ねてきたからこそ、最初のチャンスをもらったときも自信を持ってプレーができ、ゴールを決めることができました。
小学4年生からレイソルの育成組織に所属していますが、中学生のころにも試合に出られない時期が続きました。そのときも、ほかの選手たちと一緒に練習をしていくなかで、より良いプレーを見せよう、ほかの選手より1点でも多くゴールを決めようと頑張ってきました。結局、壁にぶつかったときに解決できるのは自分自身です。自分の積み上げてきたものが、最終的には結果となって表れる。ほかの人より10分でも多く居残って練習をしたり、何倍も多く走ったり。周りよりも頑張っているんだと自分自身に言い聞かせることで、それは自信になっていくと思うんです。
足立区は、心の温かみを感じることができる大好きなまちです。小・中学校のころの友だちがたくさんいるので「地元に帰ってきた」という安心感があります。小学生のときによく行っていた駄菓子屋があるんですが、たまに行くと懐かしい記憶がよみがえります。当時は、100円玉を握り締めて何を買おうかと悩んでいたのに、今では大人買いをしちゃうんですよ。それと足立区といえばやっぱり公園。近所の公園で、父親と毎日のようにサッカーの特訓をしていましたね。柏レイソルは足立区からも近いJリーグのチームなので、ぜひスタジアムに来てください。僕もゴールを決めて、足立区の皆さんに柏レイソルを好きになっていただくキッカケをつくりたいと思います。
<談2013.11.26.>
1990年5月6日生まれ。2歳から18歳まで足立区在住。区立保木間小学校、区立六月中学校出身。小学4年生から柏レイソルの育成組織に所属。2009年、トップチームに昇格しプロサッカー選手に。2011年J1リーグ優勝、FIFA(フィファ)クラブワールドカップ出場。第92回天皇杯優勝。2013年はナビスコカップ決勝でMVPを獲得し、名実ともに柏レイソルのエースに。日本代表のザッケローニ監督も注目するフォワード。
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