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更新日:2012年8月1日

シリーズ現場 11月10日号『コーディネーショントレーニングで子どもを伸ばす』

文部科学省の21年度の体力・運動能力調査によると、子どもの体力が回復傾向にあるといいます。とはいえ、子どもの発達には体力以外にも大切なものがあります。足立区の区立保育園全園では、コーディネーション能力、いわゆる「運動神経」を鍛えるトレーニングに取り組んでいます。

コーディネーショントレーニングが待ち遠しい

午前10時の沼田保育園。まもなくコーディネーショントレーニング(以下、COT)が始まる。遊戯室に集まった4歳児クラスの子どもたち25人が笑顔ではしゃいでいる。COTを心から楽しみにしていて、待ち遠しくて仕方ない様子だ。坂本晴代園長が現れると私語をやめ、「おはようございます!」と大きな声であいさつ。50の瞳が輝いている。

COTの重要性

COTとは、コーディネーション能力を鍛えるトレーニングのこと。この能力は、目や耳などの五感で認知した状況を脳で判断し、的確に筋肉を動かす過程を円滑に行う力のことだ。ごく簡単に言えば「運動神経」。筋力・体力の向上は大切なことだが、それだけでは心身のバランスがとれた発達を促すことは難しい。体を動かす指令を送る脳の能力を同時に高めてこそ、心身共に発達する。これは子ども、特に幼児期に鍛えることが重要だ。

区立保育園の取り組み

チームで協力してマットを引っ張り勝敗を競う。これもCOTのひとつ

▲チームで協力してマットを引っ張り勝敗を競う。これもCOTのひとつ

区立保育園がモデル園にCOTを取り入れたのは2年前。今年度からは、区立保育園全園で研修を受けた職員が中心となって取り組んでいるほか、私立保育園や幼稚園の職員の研修の受け入れも実施。各園で「正しく座って集中して話を聞く」「バランス感覚、体幹支持力をのばす」などのテーマを決めて取り組んでいる。沼田保育園では、東京未来大学の益井洋子教授ら専門家の助言を受け、園職員一体となって取り組んでいる。

成長する子どもたち

子どもたちを見るとまず感じることがある。立ち姿がきれいなのだ。背筋がスッと伸びている。腹筋と背筋がバランスよく成長している結果だ。運動会のかけっこでは、自然にももが上がり、ひざが前に出た走り方をしている。その姿は保育園児とは思えないほど洗練されている。転ぶ子どもはほとんどいない。これらはCOTを継続してきたことの成果と言える。

体だけではない。トレーニングは、運動能力が抜群の子どもでも、しっかり話を聞いてルールを理解しないとできないものが多い。「楽しいことの前には『お話』があって、それをしっかり聞かないと楽しめない」ということを学ぶので、人の話を集中して聞く習慣ができるという。

大人も一緒に成長できる

多くのトレーニングはゲーム形式なので子どもたちは熱中できる

▲多くのトレーニングはゲーム形式なので子どもたちは熱中できる

「子どもたちの変化が分かるので、職員もうれしい」と現場の保育士は語る。「毎日続けることが大切です。それには職員のチームワークが大事」と坂本園長。ただ漫然とトレーニングさせるのではなく、課題を設定して検証を重ねる。子どもへの声掛けのタイミングや内容など、保育士たちの対応も大切だ。「職員も『どうしたらもっとよくなるか』を考えるから、子どもたちと一緒に成長できる」瞳を輝かせているのは、職員も同じだ。COTを積み重ねて育つあだちの子どもたちの未来を思うと、こちらも楽しくなってくる。

多種多様な運動を偏りなく

幼児期は、神経系に著しい発達が見られる時期のため、脳の中の神経ネットワークを構築することを目的にした運動をすることが大切です。4歳までは基本動作を獲得し、運動能力の土台を作る期間なので、激しい運動ではなく、楽しみながら体を動かして多種多様な運動を偏りなく行いましょう。子どもの能力は、日常生活の中でも開花していきます。親が運動をしている姿を子どもに見せたり、一緒に体を動かしたりしながら、家でもCOTを積み重ねていくと、その後の発達につながっていきます。

東京未来大学こども心理学部 益井洋子教授

▲東京未来大学こども心理学部 益井洋子教授

家庭でできる 親子でコーディネーショントレーニング

親子でバランスを取って歩く「ペンギン歩き」

▲親子でバランスを取って歩く「ペンギン歩き」

「コアラ」は保護者の体を上り下りする

▲「コアラ」は保護者の体を上り下りする

「コアラ」は保護者の体を上り下りする

▲「コアラ」は保護者の体を上り下りする

くるっと一回転する「ママ鉄棒」

▲くるっと一回転する「ママ鉄棒」

保護者のコメント

  • 家ではスキンシップの延長のような感じで楽しんでいます
  • 体をよじ登るのも、ひとつのトレーニングだったんですね。今では親子で楽しんでいます

問い合わせ先

  • 保育指導担当 電話番号03-3880-5395
  • この記事…報道広報課広報係 電話番号03-3880-5815

(平成22年11月10日号)

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