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更新日:2012年8月1日

シリーズ現場 10月10日号 早期発見なら不安はもっと少なかった

シリーズ現場 がん検診と特定健診・特定保健指導 早期発見なら不安はもっと少なかった

「どこも調子悪くないから、大丈夫」。そう考えてがん検診や健康診査を受けないでいると、取り返しのつかないことになります。仮に病気があっても早期発見できれば、比較的簡単に治療できる可能性があります。今回は乳がん検診・特定健診を受けた2人の事例を取材しました。

梅干しくらいのしこりが… 原則子さん

早期発見が大切と語る原則子さん

▲早期発見が大切と語る原則子さん

日本人女性の16人に1人が乳がんに

平成16年の国立がん研究センター最新がん統計によると、日本人女性の16人に1人が乳がんにかかったという結果が出ている。乳がんは女性が最もかかりやすいがんの一つであり、患者数は年々増加している。また、21年に乳がんで亡くなった日本人女性は1万千914人(21年人口動態統計月報年計概数)。こちらも年々増加している。一方、21年度に足立区の乳がん検診を受診した女性は1万529人で、対象者数の約10パーセント(22年版足立区衛生部事業概要)にすぎない。早期発見・治療すれば治る確率が高いとされるだけに、受診率の向上が望まれる。

しこりの正体は乳がん

21年1月、当時61歳だった原則子さんは、事務職として30年以上勤めてきた会社の退職準備を進めていた。同僚から「ウルトラスーパーマン」と呼ばれるほど精力的な仕事ぶりで、若いころからほとんど病気をしなかったという。退職後は趣味の旅行を満喫しようと楽しみにしていた。ただ一つ、気になることがあった。「痛くもかゆくもありませんでしたが、右胸を触ると梅干しくらいの大きさのしこりがありました」。思い切って、検診を受けた。その結果は、案じていた通りだった。「早くすっきりしたい」という思いとは裏腹に、乳がんの手術はどこの病院も順番待ちだった。同年3月に右胸を乳房温存手術し、右脇にあるリンパ節を取り除いた。

術後の治療

転移の心配があるため、退院後も抗がん剤治療が続いた。食欲が落ち、髪の毛が抜けていった。寝ていても頭皮がちくちく痛んだ。自宅療養を始めてから3カ月経った8月、副作用が出る抗がん剤治療をやめた。担当医と話をし、続けた場合とやめた場合の生存率の違いなどを聞いた上での判断だった。その後、女性ホルモンを抑える薬の投与が始まり、更年期障害のようなほてり、関節痛、骨粗しょう症などの副作用が出始めた。最低5年間、毎朝飲み続けなければならないという。

「がん検診受けなさいよ」

手術後に宮古島で元気に泳ぐ原さん

▲手術後に宮古島で元気に泳ぐ原さん

1年後の検診の結果は「異常なし」。以後、宮古島へ旅行に行ったり、卓球サークルで活躍したりと、活発に過ごしている。区内の乳がん経験者50人ほどで構成された「たんぽぽの会」に入ったことも大きかった。自分と同じ境遇の人たちから様々な助言をもらえた。「不安はあります。もっと早期に発見していたら、この不安がもっと少なかったでしょうね。友人には『がん検診受けなさいよ』としきりに勧めています」と、早期発見の重要性を語った。

悪いところが見つかれば喜ぶべき 菊地佳信さん

「妻の協力が絶対必要だね」と菊池さん

▲「妻の協力が絶対必要だね」と菊池さん

特定健診・特定保健指導とは

足立区の国民健康保険では、40歳から74歳までの加入者を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の早期発見と予防を目的にした特定健診を行っている。腹囲や血糖、脂質、血圧など複数の項目で基準値を超え、危険度が高いという診査結果が出た場合は「積極的支援」、それに準じる数値の場合は「動機づけ支援」という、その必要度に応じた特定保健指導を受けられる。21年度に区で特定健診を受けた人は6万2千354人。特定健診対象者の約42パーセントだ。そのうち、支援が必要とされて特定保健指導を受けた人は715人。支援対象者の18.4パーセントにとどまった。

個人に合わせた改善計画

現在70歳の菊地佳信さんは、21年9月に特定健診を受けた。腹囲、BMI、血糖の値が基準値を超えていたため、特定保健指導の「動機づけ支援」を受けることになった。特定保健指導の期間は6カ月。今年2月に管理栄養士と面談し、改善するための計画を立てた。計画は個人に合わせたもので、自主的に継続可能なもの。期間中には管理栄養士との面談を重ね、生活習慣と健康状態を改善する。

仕事現場で「若いね」と言われる

「毎食野菜をよくかんで食べましょう」と油井さん

▲「毎食野菜をよくかんで食べましょう」と油井さん

菊地さんは、区内の病院で管理栄養士・油井惠さんの指導を半年間受けた。「受診した時点で運動を始めるなど、やる気がありました。ぜひ続けましょうと指導しました」と油井さん。多量に糖分が入った缶コーヒーを1日何本も飲んでいた菊地さんだったがそれもやめ、「体が軽くなったし、仕事現場で『若いね』と言われるよ」と成果が出ているようだ。実際、LDL(悪玉コレステロール)の数値が167から131に下がるなど、数値的にも改善されている。

何もなければ安心できる

菊地さんは「何かあったとき、自分はもちろん、家族や周りの人に迷惑掛けるからね。病気が重くなる前に見つけないと」と語る。例えば心臓の病気でも、早期発見・治療なら1週間ほどで回復する場合があり、経済的負担も少ない。自覚症状が出てからでは遅い。更に「特定健診は無料なんだから、みんなもっと受ければいい。悪いところがあれば、早く見つけられたと喜ぶべきだし、何もなければ安心できる」と話した。

面談は和やかな雰囲気の中で行われる

▲面談は和やかな雰囲気の中で行われる

問い合わせ先

  • がん検診…健康づくり課健診事業係 電話番号03-3880-5121
  • 特定健診・特定保健指導…国民健康保険課保健事業担当 電話番号03-3880-5018
  • この記事…報道広報課広報係 電話番号03-3880-5815

(平成22年10月10日号)

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