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更新日:2012年8月1日

シリーズ現場8月10日号

5千500人の隊員が任務遂行中!出動あっちっちこども観測隊

現在、皆さんの近くで「区内の気温を観測する任務」が展開されているのを知っているだろうか?任務を遂行しているのは「あっちっちこども観測隊」。今号では、その任務が行われている現場を追った。

「あっちっちこども観測隊」って?

観測隊員は、学校の授業で気温などの環境について学び始める区内の小学5年生。夏休み期間中に、毎日2回、自宅で気温を測ってもらう。全員が観測すれば5千500人(地点)のデータが収集可能だ。同じことを民間企業に委託すれば、費用は100倍に膨れ上がる。

地球の一員であることを自覚してもらいたい

非公式ではあるが、過去に42.7度を記録した地点があるなど、海に面していない足立区は気温が上がりやすい。そんな中、区内の温暖化対策の一端を担う部隊として「あっちっちこども観測隊」は結成された。きっかけは、子どもに楽しみながら環境を知ってもらいたいという区の思いだった。自然に触れて、感じることで、地球の一員だということを自覚して欲しい。その思いから、身近に、そして簡単に自然を感じられるであろう「生活している場所の気温」を、子どもに観測してもらう発想が生まれた。規則正しく観測することは、生活リズムの改善にもつながる。ちなみに、観測隊のネーミングは、岐阜県多治見市の「あっちっちサミット」を参考にした。

任務の現場に潜入取材

力樹隊員が温度計で観測する様子

いつも無邪気な笑顔の力樹隊員だが、温度計を手にした瞬間に表情が変わった

観測隊の任務期間である夏休みに入って一週間。隊員の一人である松岡力樹君の家を訪ねた。笑顔いっぱいに迎えてくれた力樹君は、立候補して今回の取材を引き受けてくれた北三谷小学校の隊員だ。時刻はちょうど午後1時。午前8時に続いてこの日2回目の測定である。ご飯をきちんと食べてから任務を行うのが観測隊の決まりだ。観測場所は隊員の家のベランダ。学校で配られた温度計を使って観測する。

任務を見守るお母さん

任務を見守るお母さんも「普段の生活から、『もったいない』を合い言葉に家族でエコを実践しています」

力樹隊員は、直接日光が当たらないように、温度計を画用紙で囲うテクニックを使っている。温度計の目盛りを水平にして観測する眼差しは、まさに任務を課せられた隊員そのもの。弟の大樹君も興味深そうに見つめる。観測が終わると、取材のカメラに目もくれずワークブックに結果を記入する。朝と昼に2回観測できたらシールを貼(は)る。「昼に友達と遊んでるときは一度家に帰ってくるのが大変かな。でも、『あっちっち』は楽しいよ」と任務を終えた力樹隊員が話してくれた。

任務にかける隊長の思い

気温のほかに、天気や気付いたことも記録されているワークブック

気温のほかに、天気や気付いたことも記録されているワークブック

次に力樹隊員に指令を出した隊長である、北三谷小学校の平野伸子先生を訪ねた。隊長によれば、6年生になると、大気汚染や森林伐採などの環境問題を学習する機会があるそうだ。その上で、「未来を担うこれからの子どもには、『自分は環境を良くするために何ができるのか』を、今から意識してもらうことが大事だと思うんです」と語ってくれた。今回の任務を命じたときの様子を聞くと、「正直、『えー』と嫌がられると思いましたが、子どもたちはすんなり受け入れてくれました。隊員バッジを付けて登校する子もいるんですよ」と振り返る。「子どもが何かを始めると親を巻き込む。そうすると、家族全員の意識も変わるんです。今回の観測任務を自宅で行うことで、家族で環境について考えるきっかけになるといいですね」

任務が足立区の未来につながる

観測隊が作成したワークブックは、区が回収して集計する。集計したデータに基づき、温度分布図を作成して各校に配布し、授業で活用してもらう予定だ。また、結果を分析し、樹木の量や風向き、建物などと照らし合わせ、将来的には区のまちづくりにも活(い)かすことを検討している。

 

環境問題というと難しいが、子どもたちは毎日観測することで地球の一員であることを「体感・実感」している。区では、次なる観測隊の出動も検討しているが、まずは自分たちからと、「あっちっち“おやじ”観測隊」として観測を始める職員も現れた。皆さんも、まずは身の回りの「環境」を見つめ直し、できることから始めてみませんか。

問い合わせ先

  • あっちっちこども観測隊…温暖化対策課事業推進係
    電話番号03-3880-5860
  • この記事…報道広報課広報係
    電話番号03-3880-5815

(平成21年8月10日号)

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