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更新日:2012年8月1日

シリーズ現場4月10日号

足元にある自然に気づく~都市農業公園~

料理教室(ヨモギ餅作り)の様子
▲料理教室(ヨモギ餅作り)の様子。材料を採るところから始めます

足立区の西端、荒川河川敷に広がる田園風景。ここは、「都市農業公園」(以下、公園)です。公園では、「体験」「触れ合い」「共生」をキーワードに様々な活動を行っています。今号では、その一部を紹介します。

自然と人とをつなげる公園

公園は休日になると、たくさんの人でにぎわいます。園内に咲く花の写真を撮影する人。芝生で花見をするグループ。公園のすぐ脇にある荒川河川敷の土手で会話を楽しむカップル…。それぞれが、のんびりとした一時を楽しんでいます。しかし公園は、「憩い」を提供するだけではありません。様々な体験教室や講座を通して、自然と人とをつなぎます。

自然観察体験で深まる関心

四季を感じる「自然ウォッチング」

公園で行っている様々な体験教室や講座の一つに「自然ウォッチング」があります。公園沿いの荒川河川敷を月に2回、2時間程度掛けて観察します。毎月同じ場所を回るので、四季の移り変わりによる植物や生き物の生態を知ることができます。

自然ウォッチングの様子
▲春になって、たくさんの生き物が見られます

メモ帳はお手製の図鑑

富田伸一さんは、退職後の趣味探しとして、昨年の7月に「自然ウォッチング」に初めて参加し、散歩という趣味を見つけました。「散歩をしていると、街には色々な花が咲いていることに気付きます。忙しい日々を送っていた時には、見過ごしていたんですね…」と話します。「自然ウォッチング」に参加し、公園の解説員に生き物に関する様々な解説を聞くうちに、花だけでなく、樹木や鳥にも興味を持つようになったといいます。「ここに来ると、解説員の方に生き物の名前だけでなく、特徴や豆知識まで教えてもらえるから楽しいです。例えば、アブラムシの種類は植物の種類と同じくらい、たくさんあるんですって」と笑顔で教えてくれました。出掛ける時には、メモ帳を持ち歩き、知らない生き物に出会うとスケッチしたり、実際に見たい植物の名前を書いたり。そんなメモ帳は書き込みでいっぱい。公園の解説員に聞いた話も書き込んだそのメモは、さながらお手製の図鑑のようです。「これから本格的に春になると、生き物がたくさん見られるようになるので、うれしいです」と語る富田さん。お手製の図鑑の内容は、これからもどんどん増えていきそうです。

知識を人に伝える中での触れ合い

3年程前から「自然ウォッチング」に参加している清水猛さん。小さいころから自然観察が大好きで、植物の知識は公園の解説員も太鼓判を押すほどです。「1人で植物のことを調べるよりも、仲間と一緒の方が楽しいでしょ。そんな単純な理由で参加しているんですけどね」と照れ笑いする清水さん。そんな清水さんを、公園の解説員の浅羽純一さんは、地域や学校、グループなどで行う自然観察・体験の講師を務める「足立区自然観察リーダー」になるように勧めました。「まずは工作や料理などの教室、自然に関心を持ってもらいたい。そして『もっと知りたい』という意欲につなげ、最終的には、その気持ちを周りの人に伝えてほしいのです。清水さんは、人と触れ合うのが大好きなので、向いていると思いました」と浅羽さんは語ります。今後、清水さんは「足立区自然観察リーダー」として、様々な所で活躍する予定だそうです。

共に生きる小さな命も大切にする

浅羽さんは、公園の解説員として働く中で印象に残っているエピソードを次のように教えてくれました。ある夏、夏休みの自由研究のテーマで悩んでいる女の子が公園を訪れました。その女の子は、虫が触れない子でした。浅羽さんは、毎日一緒に河川敷を散歩しながら、そこに生きる生き物の解説を続けました。見た目が怖いからといって虫を怖がるのではなく、虫も人間も命の尊さは同じだということを、子どもの目線に立って、根気強く伝えました。その結果、その子は、セミの標本を自由研究として作り上げました。「虫が触れるようになったことは元より、標本を作るにはセミの命を奪わなくてはならない。その責任も理解してもらえたと思っています」と語る浅羽さん。さらに「生き物たちの命の尊さを学んだ子たちが、新しく来園した子に自分が学んだことを一生懸命伝えようとしている姿を見ると、うれしくなります」と目を細めました。

富田さんと清水さんが話す様子
▲押し花に挟んだメモ帳を見せる富田さん(左)と笑顔の清水さん(右)

公園では、この春からも「体験」「触れ合い」「共生」に関する様々な催しを行っていきます。暖かい日差しの中でのんびり過ごすだけでなく、催しに参加して自然との触れ合いを楽しんでみませんか。

問い合わせ先

  • 都市農業公園の事業…都市農業公園
    電話番号03-3853-4114
    ※都市農業公園で行っているイベントなどの日程は都市農業公園・自然環境館のページをご覧ください。
  • この記事…広報係
    電話番号03-3880-5815

(平成21年3月10日号)

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